リリカル異世界決闘録   作:鹿島 雄太郎

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ホテル・アグスタ編最終回です


turn14「収拾」

「これでどうだ!」

シグナムが剣を降り下ろす。その先には、マスケット!

俺は反転すると右寄りに後退する。マスケットが横を、ドラグノフが後ろを守るように走って付いてくる。

「逃がさん!」

シグナムも後を追う。

「何処だ…何処にある…。」

戦闘区域から脱出しないようにしつつ回りを注意深く見る。

「そこ!」

やがて壁に刺さったアクションカードを見つけ、拾おうと飛び込む。後頭部の毛をグラーフアイゼンが掠める。

そして壁に刺さったアクションカードを拾おうとした。

(…!あれは発動者のLPを1000減らすアクショントラップ、油断!拾っちゃだめだ!拾うのはその奥!)

通りすぎ、隅に落ちていたた

「アクションマジック、エクストリームソード!マスケットの攻撃力を1000ポイントアップする!」

〔Action magic 9〕

〔Action magic 8〕

 

イグナイト・マスケット

ATK1400→2400

 

マスケットがシグナムの攻撃をガードし、すかさず袈裟斬りを繰り出す。

シグナムは後ろに飛ぶことでダメージを押さえたが、反応が遅れてしまった。

 

シグナム

ATK2200

LP7800→7600

 

「浅く入ったか…」

「だぁぁぁぁ!」

ヴィータがハンマーをぶん回して突撃する。

何か手は…、そう思っていた時だった。

奥にいたデリンジャーが何かを引き抜いて投げてきた。

俺はそれを反射的にキャッチし確認する。

「サンキューデリンジャー!アクションマジック、身代わり!攻撃対象を変更させる。」

 

〔Action magic 8〕

〔Action magic 7〕

「身代わりになるモンスターは…」

どちらにしようか悩んでいると、奥で人差し指を数回曲げていたデリンジャーをみた。

それを見た俺は、それに託した。

「俺は対象をデリンジャーにする!」

 

ヴィータ

ATK2100

LP8000→7700

 

「厄介だな…アクションマジックってのは!」

「ヴィータ、私がアクションマジックを回収する!だから相手を!」

「任せろ!」

回収させる訳にはいかないな…。

回収を許せば許すほど不利になる。

ディスエスケープゾーンの初期アクショントラップは10枚。3枚使ったから今は7枚。回収されればされるほど使用可能なアクションカードが減り、不利を埋めることが困難になる…!

 

だったら…!

「俺のターン!ドロー!俺は手札から連合軍を発動!自分フィールド上に表側表示で存在する戦士族と魔法使い族モンスター1体につき、俺の戦士族モンスターは攻撃力が200ポイントアップする!」

「更に強くなるのか!?」

「俺の場には戦士族モンスターが3体。よって全員の攻撃力は600アップ!」

 

イグナイト・マスケット

ATK2400→3000

 

イグナイトデリンジャー

ATK2400→3000

 

イグナイト・ドラグノフ

ATK1700→2300

 

「ドラグノフとデリンジャー、マスケットでヴィータを攻撃!」

総計ダメージは2000!

「アクションマジック、マジックショット3枚を発動!」

「シグナム!?」

「しまっ…くぅ…!」

 

〔Action magic 7〕

〔Action magic 4〕

 

LP7600→7200→6800→6400

 

「アクションマジック…マジックショット…。相手に300ポイントのダメージを与える効果…!」

「これはいい…アクションマジックとやらはいいな」

「シグナム!それどうやったんだ?」

「アイツがカードを使うときに左腕のデバイスにカードを入れてたのが見えていたんだ。もしやと思ってやってみたらビンゴだったというわけだ。」

「なるほど…なら!」

ヴィータは近くにあったカードを拾って、

「アクションマジック、ビックハンマー!攻撃力を300アップだ!」

デバイスの赤い球体部に差し込んだ。

 

ヴィータ

ATK2100→2400

 

攻撃したドラグノフが返り討ちにあい、爆発。

その煙から目を光らせ、マスケットとデリンジャーが斬りかかる。

 

ヴィータ

ATK2400

LP7700→7100→6500

 

「っへへ。ダメージを減らせただけでも儲け、だな!」

このままじゃ…

『こちらセイン、レリック回収完了したよ!』

『了解した。全員、戦闘区域より離脱だ!』

ナイス!

「悪いな、レリックは回収もらった。」

「しまった、お前は足止め役だったか…!」

「してやられた…!」

「じゃあな!」

「待て!」

俺はとっさに後ろにジャンクカードを投げて行動をキャンセルさせた。

「んなっ…!」

「今だ、ステルステレポート!」

≪Stealth teleport≫

 

side シグナム

≪Stealth teleport≫

私達の目の前でコマンダーは逃げていった。

「あんにゃろー!覚えてろー!」

ヴィータが目の前でそう吠える。

≪master.≫

そう言ってデバイスの方を向くと、斜めになっている隙間からカードが出てくる。

「これは…マジックショット…それに…」

私は投げられたカードをとっさにキャッチした左手を見る。

「このカード…」

渦のようなカードを裏返す。

そこには武器であろう糸を引っ張る戦士が輝きを放っていた。

これは…モンスター?

名前は…

星因子(サテラナイト)…カペラ…?」

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