ホテル・アグスタ編最終回です
「これでどうだ!」
シグナムが剣を降り下ろす。その先には、マスケット!
俺は反転すると右寄りに後退する。マスケットが横を、ドラグノフが後ろを守るように走って付いてくる。
「逃がさん!」
シグナムも後を追う。
「何処だ…何処にある…。」
戦闘区域から脱出しないようにしつつ回りを注意深く見る。
「そこ!」
やがて壁に刺さったアクションカードを見つけ、拾おうと飛び込む。後頭部の毛をグラーフアイゼンが掠める。
そして壁に刺さったアクションカードを拾おうとした。
(…!あれは発動者のLPを1000減らすアクショントラップ、油断!拾っちゃだめだ!拾うのはその奥!)
通りすぎ、隅に落ちていたた
「アクションマジック、エクストリームソード!マスケットの攻撃力を1000ポイントアップする!」
〔Action magic 9〕
↓
〔Action magic 8〕
イグナイト・マスケット
ATK1400→2400
マスケットがシグナムの攻撃をガードし、すかさず袈裟斬りを繰り出す。
シグナムは後ろに飛ぶことでダメージを押さえたが、反応が遅れてしまった。
シグナム
ATK2200
LP7800→7600
「浅く入ったか…」
「だぁぁぁぁ!」
ヴィータがハンマーをぶん回して突撃する。
何か手は…、そう思っていた時だった。
奥にいたデリンジャーが何かを引き抜いて投げてきた。
俺はそれを反射的にキャッチし確認する。
「サンキューデリンジャー!アクションマジック、身代わり!攻撃対象を変更させる。」
〔Action magic 8〕
↓
〔Action magic 7〕
「身代わりになるモンスターは…」
どちらにしようか悩んでいると、奥で人差し指を数回曲げていたデリンジャーをみた。
それを見た俺は、それに託した。
「俺は対象をデリンジャーにする!」
ヴィータ
ATK2100
LP8000→7700
「厄介だな…アクションマジックってのは!」
「ヴィータ、私がアクションマジックを回収する!だから相手を!」
「任せろ!」
回収させる訳にはいかないな…。
回収を許せば許すほど不利になる。
ディスエスケープゾーンの初期アクショントラップは10枚。3枚使ったから今は7枚。回収されればされるほど使用可能なアクションカードが減り、不利を埋めることが困難になる…!
だったら…!
「俺のターン!ドロー!俺は手札から連合軍を発動!自分フィールド上に表側表示で存在する戦士族と魔法使い族モンスター1体につき、俺の戦士族モンスターは攻撃力が200ポイントアップする!」
「更に強くなるのか!?」
「俺の場には戦士族モンスターが3体。よって全員の攻撃力は600アップ!」
イグナイト・マスケット
ATK2400→3000
イグナイトデリンジャー
ATK2400→3000
イグナイト・ドラグノフ
ATK1700→2300
「ドラグノフとデリンジャー、マスケットでヴィータを攻撃!」
総計ダメージは2000!
「アクションマジック、マジックショット3枚を発動!」
「シグナム!?」
「しまっ…くぅ…!」
〔Action magic 7〕
↓
〔Action magic 4〕
LP7600→7200→6800→6400
「アクションマジック…マジックショット…。相手に300ポイントのダメージを与える効果…!」
「これはいい…アクションマジックとやらはいいな」
「シグナム!それどうやったんだ?」
「アイツがカードを使うときに左腕のデバイスにカードを入れてたのが見えていたんだ。もしやと思ってやってみたらビンゴだったというわけだ。」
「なるほど…なら!」
ヴィータは近くにあったカードを拾って、
「アクションマジック、ビックハンマー!攻撃力を300アップだ!」
デバイスの赤い球体部に差し込んだ。
ヴィータ
ATK2100→2400
攻撃したドラグノフが返り討ちにあい、爆発。
その煙から目を光らせ、マスケットとデリンジャーが斬りかかる。
ヴィータ
ATK2400
LP7700→7100→6500
「っへへ。ダメージを減らせただけでも儲け、だな!」
このままじゃ…
『こちらセイン、レリック回収完了したよ!』
『了解した。全員、戦闘区域より離脱だ!』
ナイス!
「悪いな、レリックは回収もらった。」
「しまった、お前は足止め役だったか…!」
「してやられた…!」
「じゃあな!」
「待て!」
俺はとっさに後ろにジャンクカードを投げて行動をキャンセルさせた。
「んなっ…!」
「今だ、ステルステレポート!」
≪Stealth teleport≫
side シグナム
≪Stealth teleport≫
私達の目の前でコマンダーは逃げていった。
「あんにゃろー!覚えてろー!」
ヴィータが目の前でそう吠える。
≪master.≫
そう言ってデバイスの方を向くと、斜めになっている隙間からカードが出てくる。
「これは…マジックショット…それに…」
私は投げられたカードをとっさにキャッチした左手を見る。
「このカード…」
渦のようなカードを裏返す。
そこには武器であろう糸を引っ張る戦士が輝きを放っていた。
これは…モンスター?
名前は…
「