本部近くの物陰。
俺は今、ノーヴェとチンクを引き連れてそこにいた。
「ノーヴェ、チンク。いいか?今回俺たちが言い渡されたミッションは本部の襲撃とギンガ・ナカジマ、つまりゼロファーストの奪取だ。そして俺は今回の襲撃班の指揮官に任命された。あいつらに一泡ふかせてやれ。」
「ラジャー!」
「了解。」
「じゃあ、行こうか。」
そう言って俺はホルダーからデュエルディスクを取り出し、フォンモードにする。
メールモードを起動し、そこで浮かんだ文字盤を指で軽く叩く。
そして腕のジョイントに差し込んでから肘側にスライドると、固定された感触が伝わる。
そうして取り付けた少し後に、本部中層が爆発する。
十中八九、【協力者】とドゥーエが起爆させたのだろう。
駆け出しは順調だ。
「っし!」
「まだはやいぞ、ノーヴェ。この混乱に乗じて叩く、行くぞ!」
局員が敵を迎撃しようと本部から現れる。
「気づかれた!」
「計画通りだ、問題ない!」
そう言って俺はチンクに目配せをし、チンクはそれを見てデュエルディスクを構える。
「私のターン!相手フィールドにモンスターが存在し、自分の場にモンスターがいない時、H・C 強襲のハルベルトを特殊召喚できる!」
武器を片手に現れ、チンクの前に着地する。
「次に手札からマジックカード、ワンフォーワンを発動!手札からモンスターを1体墓地に送り、手札かデッキからレベル1モンスターを特殊召喚する!」
そう言ってチンクは手札のモンスターをうえに放り投げ、カードが砕ける。
カードがあったところには青く光る円が現れる。
「ディエチ、力を借りるぞ!こい、アタックゲイナー!」
その円からはアタックゲイナーが飛んできて、ハルベルトの隣で浮遊する。
「私はレベル4の強襲のハルベルトに、レベル1のアタックゲイナーをチューニング!」
アタックゲイナーが飛び上がると、真ん中があいたひとつの円になる。
その間をハルベルトが通過する。
「出番だ、オットー!光に抗う闇の機兵、今正義の名を持ち現れろ!」
チンクの口上に重なるように、オットーの声が聞こえた気がした。
「シンクロ召喚!悪しき光を破壊せよ!レベル5、A・O・J カタストル!」
六本足の虫のようなモンスターが、地を割って現れる。
「カードを2枚伏せ、ターンエンド!行け、ここは私は引き受ける!」
「分かった!」
それを聞いた俺は本部へ向かって走り出し、ノーヴェが俺の後を追う。
━さっさと【協力者】と合流して、任務を完了させる!
ギンガのデッキが決定しました