ぼっちな僕と彼女   作:諍 歌油

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どうも皆さんお久しぶりです。

夜遅くにこれを書いたのですが眠いですね笑

では、本編どうぞ


評価とは人の視点ではなく世界の視点で変わるものだ

 皆さん、自分が他人に対してどう思われてるか気になった事は、ありませんか?

 

 僕は特に気にした事は有りませんが、他の人はそこそこ気にした事があるんじゃないでしょうか?

 

 自分がどう思われているかは、結構大切な事だとは思うけど、結局は世界全体がどうその人を見るかによって変わるものだと僕は思います。

 

 人間と言う物は悲しい事に周りの意見に簡単に左右されてしまうものなのです。

 

 仮に自分が世界で一番イケメンだとして、実際に世界には自分以上のイケメンはいないとしても、もし世間が、世界が、自分をカエルのような顔だと判断したとしたら自分はカエルのような顔と言う事になるのです。

 

 なにせこの僕も不幸な事に、誰がそう呼び始めたのかは知らないが高校で中二病扱いされているのだ。

 

 僕ほど平均的な人はこの世で一人もいないだろうに。

 

 まぁとりあえず最初に言った通りに物事が運ばれるのなら今の僕の現状は相当、僕にとって不味いはずなのだ、なにせ……

 

「堺さん、私の財布見つかりました?」

 

 右目に眼帯を付けてるいかにも中二病な可愛い女の子と一緒に財布を探しているのだから。

 

 大体、今時眼帯付けてる中二病の模範見たいな人いるのかよ?

 

「堺さん?」

 

「あぁ、ごめん考え事してた」

 

 あーあ、なんで僕はこんな見ず知らずの女の子なんて助けてるんだ?こんな所を学校の人に見つかったらもっと酷い噂が流れるに決まってる。

 

 何故こんな事になってるかと言うと、ほんの数十分前に遡る。

 

 前回色々な不幸が僕に襲いかかって来てこの女の子の財布を探す事になったのだがそこまでは良い。

 

 問題はその後だ、僕は当初財布がすぐに見つかると思っていたのだが思いの他見つからず、あちこちを探した。

 

 本棚の隙間や机の下、落し物がないか係の人に聞いたが見つからず終いにはトイレの個室まで調べたのだが一向に見つからない。

 

 このままだと、さっき言った通り僕の学校の人が来て僕にもっと酷い噂が流れてしまう。

 

 普段から他人の評価なんてものを気にしない僕でもさすがにこれ以上はイジメとかそう言う事に繋がる恐れがある。

 

 いくら僕でもそれはゴメンだ。

 

 仕方ない、探すんじゃなく見つけよう。

 

「米田さん、その財布が無くなったのはいつぐらい?」

 

「えっと……本を読んでる途中で鞄に入れていた携帯がなったので鞄のなかを見た時に気付いたからそれよりも前だと思います」

 

「それよりも前ってやつは、何処で何をしてたの?」

 

「図書館に来る前は家に居ました、そこからまっすぐ図書館に着いて本を読み始めました」

 

「じゃあただ単に家に忘れただけじゃなくて?」

 

「それは有り得ません、財布はいつもその鞄に入れてるので」

 

「いつも?学校帰りに寄り道したりする時に不便じゃないの?」

 

「いえ、私は友達がいないので寄り道なんかはしないので問題は有りません」

 

「あぁ……そう……」

 

 なにか今悲しい事をさらっと言われた気がするのだが。

 

 まぁいいか、悲しい事に米田さんの言う事は多分正しいのだろう。

 

 となると、今一番嫌な結末は……

 

「米田さん、その鞄を見せてよ」

 

「あ、はいわかりました」

 

 そんな緊張感丸出しの返事をして米田さんはその鞄を僕に渡した。……僕ってそんなに緊張する相手かな?

 

 鞄を見るといかにも女子高生って感じの普通の鞄だったもっと黒魔術的な(どんなやつだよ)が出るのかと思ったら違ったようだ。

 

「なにか分かりましたか?」

 

「わかったって言うかなんと言うか……中身を見てもいい?」

 

「は、はい」

 

 僕は米田さんの許可を貰ったので、さっそく中身を調べた。

 

 中身は、携帯にペットボトルの水に多分お気に入りの一冊の本、そして変えの眼帯と思われる物か。

 

 確かに財布は無い様だった……眼帯ってファッションに含まれるのかな?

 

「確かに財布は無いみたいだね、この中には」

 

 そう言うと僕は隣のチャックを開けた。するとどうだろう、なんと財布があるではないか。

 

「凄い!!どうやって見つけれたんですか!?」

 

「そんなの簡単だよ。米田さんの言ってる事は多分正しい、そしてその行動のなかでは鞄に穴が開くか相当に手馴れたスリの達人がいなきゃ財布は無くならない、見た感じだと穴は空いてない様だしそんなスリの達人なんてそうそう合わないだろうしね」

 

「じゃあそこからどうして他のポケットにあると?」

 

「そこも別に難しくないよ、ただ今僕にとって何が一番不幸かを考えただけだ」

 

「不幸?」

 

「そう、だってそうだろう?何処の誰かわからない人に探し物を手伝わされて散々探した結果が別のポケットに入ってましたなんて不幸以外のなにものでもない。」

 

 まったく僕の不幸も少しは収まってくれないかな?まぁでも米田さんの財布が見つかっただけ良しとしよう。

 

 それにしても僕は今日もいつも通り不幸だな、不幸過ぎてなんていうか……

 

「不幸だ」

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………

 

 翌日、僕はまたもや孤独な昼休みを過ごしている。

 

 変わった事があるとすれば珍しく中庭で昼食を食べている事くらいだ。

 

 昨日は出来の悪いミステリーを解決した後、米田さんに礼を言われて特に何も無くそれぞれの日常に戻っていった。

 

 まぁ出会いがあれば別れがあるものだ、そのせいで一期一会なんて言う下らない言葉が出来たわけで、今回はその別れが早かっだけだろう。

 

「堺さ~ん!!」

 

 僕が出会いと別れなんて言うちょっと聞いただけだと壮絶っぽい事を考えてると何処かで聞いたことのある声が聞こえてきた。

 

 声のした方を見るとなんとビックリ、米田さんが僕の前に立っていた。

 

 僕にしては珍しく別れがまだ来てないようだ。

 

「どうしたの米田さん?」

 

「あ、えっと、またちょっとお話をしたいなと」

 

「ふ~ん、まぁ別にいいけど」

 

「そうですか、改めて昨日は有難うございます」

 

「そんなに固くならなくてもいいよ、不幸に巻き込まれるのはいつもの事だしね」

 

「……堺さんってそんなに不幸なんですか?」

 

「あぁ不幸だね、僕の人生はルナティックモードだからね」

 

「るなてぃっくもーど?」

 

「難易度のことさ、ハードモードよりもめっちゃ上だとおもえばいいよ」

 

「ええ!!それってすごく大変じゃないですか!!」

 

 だからそう言っているのだ。

 

「で?用件かなにかがあるんじゃないの?」

 

「凄い!!どうしてわかったんですか!!」

 

「どうもこうも、僕に話しかけるなんてただお喋りしたいだけなんて事があるわけないじゃないか」

 

「そうですか?私は堺さんと話してると楽しいですからただ話すだけでもいいですよ?」

 

「はいはい、そんなどうでもいい事は置いておいて用件はなんなの?」

 

「えっとですね、堺さんに頼みがあって話かけたんです」

 

 僕に頼み事か、なんか嫌な予感がするな。

 

「で、その頼みとは?」

 

「はい、私と……」

 

「私と?」

 

「一緒に……」

 

「一緒に?」

 

 やけに長いタメを作ったあと米田さんは何かを決意したような表情で頼み事を口にした。

 

「私と一緒に部活を作って欲しいんです!!」

 

「……………………は?」

 




どうでしたか?

では、また次回
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