続・極悪の華   作:HENTAI仮面

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byHENTAI仮面


第一章 第二話

   ~ダンジョン5階層~

   

  ――ダンジョンに出会いを、訂正、ハーレムを求めるのは間違っているのだろうか?

  結論。

   僕が間違っていた。

 

  『ヴヴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!』

 

  「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

   少し邪までいかにも青臭い考えを抱いて冒険者になった白髪の少年は、

   瞳をキラキラさせてギルドの冒険者登録書にサインした自身を殴り飛ばしたいと

   考えながら、本来上層に出ることのない

   『ミノタウロス』に追われ、必死に逃げていた。

 

  「誰かぁぁぁぁ助けてくださいぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

 

 

 

  ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

   アドバイザーでもあり、幼馴染みでもあるアンナから

   5階層への立ち入りを許可されたジャギは

   翌日、早速5階層へと入っていた

 

  「ここが5階層ねー、

   出てくるのも少し強くなったぐらいだと聞いてるし、

   あんまり期待できないけど・・・

   まぁ、我慢してここで鍛えるかー」

 

   と、特に緊張もせず探索を始めていた。

   すると、前にゴブリンとコボルトの集団がいるのが見えた。

   ソロで低位の冒険者ならここで逃げるはずだが

   ジャギの場合・・・

   

  「お、5階層で初遭遇がコボルトとゴブリンか

   あれだけの数はなかなかお目にかかれそうだし

   ついてるわー、それじゃ早速狩らせてもらうわぁ!」

 

   と、意気揚々に突っ込んでいった。

 

   ジャギはまず小回りの利くコボルトから仕留めることに決め、

   駆け出して行った。

 

  『『『ウォォォォォォォォォォン!』』』

 

   前衛のコボルトが近づいてくるジャギに気付き、

   攻撃を仕掛けたが、ジャギには掠りもせず

 

  「オラァ!アタァ!」

 

   ドゴン!

   と、拳を次々と打ち込んでいった。

   反応することができずコボルト全てが拳を受け崩れ落ちたあと、

   気付けばゴブリンが周りを囲むようにしていた。

   

  『『『グギャギャギャギャギャギャ!』』』

 

   ゴブリン達はまとめて攻撃してきたがジャギは

   後ろから攻撃をしてきたゴブリンの額を突き、

   また腕に着けたプロテクターで前方のゴブリンの攻撃を弾き飛ばし、

 

  「甘いわ~!フン!」

 

   バキィ!

   と素早い蹴りをくらわしていった。

   蹴りを避けれず打ち込まれたゴブリン達は

 

  『『『『『『アアアアアアア!』』』』』』

 

   バシュン!ビュルルルルルルルル!パァン!

   と、先ほどのコボルト達と共に叫びながら破裂していった。

   5階層での初めての一戦を経験したジャギは

   この結果に対し、

 

  「まぁ、俺に攻撃を当てれるような奴もいたし

   5階層で学べることはありそうかな?

   お、コボルトの爪じゃん」

 

   と、やはりそこまで思うことはなくジャギは魔石を拾っていった

 

  

 

  ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

   その後も何度か戦い、

   5階層の迷路の構造を頭に叩き入れている時に

   ふと何かが聞こえてきた

 

  〔アアアァァァァァァァァァァァ〕

 

  (ん?何だぁ?今の)

 

   ジャギは怪訝に思い、音の出ている方向へと進んでいった。

   音は段々とはっきり聞こえ、それが叫び声だと分かり、

 

  (これはダンジョンリザードか何かの集団にでも出会ったやつがいるのか?)

 

   それならば、代わりに俺が相手をし、経験値にしようと思っていると

   前から白髪の少年がこちらに向かって必死になって走ってきた。

 

  「お~い、お前いったい何に追われているんだぁ~?」

 

   と声をかけたら白髪の少年は

 

  「に、逃げてくださぁぁぁぁぁぁぁぁい」

 

   と言ってきた。

   ジャギは目を細め、白髪の少年の背後を見るとそこにいたのは

   中層に出現するモンスターの代表格でもある

   『ミノタウロス』が走ってきた。

 

  「んな!?ミノタウロスだと!」

 

  『ミノタウロス』

   それはダンジョン中層に出てくるモンスター

   Lv.1では到底勝ち目の無い敵

   ジャギはモンスターの情報についてはアンナと他の受付嬢から

   しっかりと記憶に植え付けられていた。

   戦うか、戦わないかジャギは考えるまでもなく

 

  「いくらなんでもあんな奴まだ相手にできるわけねーだろぉぉぉぉ!」

 

   逃げるという選択をした。

   白髪の少年と共に逃げ出そうとしたがミノタウロスが蹄で

   攻撃を仕掛けてきた

   幸い、当たることがなかったが、今の攻撃で

   足場が崩れてしまい、二人そろって床に転んでしまい、

   

  「ジャギギギギギギギ!お、お前ミノタウロスなんか

   何で引き連れてきたんだよ!」

 

  「僕だって、引き連れたくて来たわけじゃないよ!

   いつもは2階層にいるけど、今日は大丈夫かなと思って5階層に

   来ただけだもん!

   そもそもミノタウロスいるなんて誰が予測付くのさ!」

 

   二人して言い争ったが状況が良くなるわけもなく

   ミノタウロスは二人に攻撃を仕掛けようと迫った。

   

  『ヴォォォォォォォォォォォォォォォォ!』

 

  「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」

 

   自分達よりも一回りも二回りも大きく、

   体はこれでもか!というふうに筋骨隆々で

   荒い鼻息が自分たちを襲っていた。

 

  ――あぁ、糞、調子になんて乗るんじゃなかった・・・

    危機感を持たずにダンジョンにいるなんてよ・・・

    ダンジョンでは何が起きるかわからない

    アンナにも何度も言われた言葉じゃねーか

    声が聞こえたあの時、興味本心で行くべきではなかったなぁ・・・

    5階層いるモンスターなんて楽勝だと何処かで思ってたツケがこれかぁ

    ここで・・・こんなところで・・・俺は終わりなのかよっ!

   

   ジャギは数多くのことを悔やんだ

   自分は何があっても大丈夫だという慢心

   何度も忠告されていた言葉を忘れていた自分の不甲斐なさ

   そして何もできずに死を迎えようとする自分の弱さ

   その横では白髪の少年も自分の死を悟っていた・・・

 

   ――ここで僕は死んでしまうのか・・・

     あぁ、結局、女の子と出会うことができなかったなぁ・・・

 

   二人そろって蹄を振りかぶろうとしているのを黙って見上げていると

 

   ―――ミノタウロスの体に一線―――

 

  「「え?」」

 

  『ヴォ?』

 

   そんな二人と一体の気の抜けた声と共に

   その一線は次々にミノタウロスの体に刻み込まれていった。

   二人が見えたのは最後にかすかに見えた銀色の線

   やがて、lv.1では敵うことのない化け物が断末魔の叫びをあげながら

   その命を散らしてゆく

 

  『ヴ、グゥオ!ヴォォォォォォォォォォォォォォォォ!?』

 

   ミノタウロスは次々に体のパーツをバラバラに落としていき、

   血飛沫を吹き出しながら、肉塊にと成り果てていった。

   まるで時が止まったかのような静寂が流れ、

 

  「・・・・・大丈夫ですか?」

 

   という声に二人そろって反応する。

   そこにいたのは青色の鎧を付け

   まぶしいくらいの美しい肢体、金髪金眼の女神のような女性

   そんな目立つ容姿を持ちオラリオにいる冒険者なら誰でも知っている

   女性のなかでも最強と謳われている冒険者

   ――――【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタイン――――

   白髪の少年とジャギは茫然とし、

 

  「あの・・・・・大丈夫ですか?」

 

   二人は再び聞かれた時にようやく現実に戻ってきた

 

  ――これが、最強クラスの冒険者

 

   ジャギがそんな風に思ったとき、隣の白髪の少年が突然

 

  「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

   と叫びながら走り出していった。

   これにはジャギもなぜかそれにつられたように

 

  「あ、ま、待てよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

   と、白髪の少年を追いかけていった

   一方、【剣姫】の方は相手が突然逃げ出してしまい、

   そこにただ佇んでいるだけだった

 

 

   

  ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

   ~ギルド~

 

   そこではアンナと他の受付嬢―エイナ・チュール―が

   協力して作業に取り組んでいた

   そんな時、

 

  「エイナさぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」

 

  「ん?」

 

   エイナは聞き覚えのある声が聞こえ、作業を止めた

 

  「エイナさん、どうしたんですか?」

 

  「あぁ、アンナちゃん

   今、自分がアドバイザーについてる子の声が聞こえてさ」

 

  「なるほど、ダンジョンから帰ったみたいですね」

 

   エイナとアンナが二人して喋っていると

 

  「エイナさぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」

 

   全身を血まみれにした少年ともう一人

 

  「よ、ようやく追いついたぁ~」

 

   全身を血まみれにした少年が視界に入った。

   それをみたアンナとエイナは思わず

 

  「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

   と、ギルド中に響き渡るほどの大声を上げた。

 

 

 

  ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

  「ベル君、血まみれならシャワーぐらい浴びてきなさいよ・・・」

 

  「ジャギ!あんたもよ!何血まみれのままにしてるのよ!」

 

   受付嬢達から厳重に注意を受けた二人は

   申し訳なさそうに縮こまるのであった・・・

 

 

 

 

 

 

                         ――To be continued――    




はい、区切り悪いと思うのですが
ここで終了で
まぁ、これで本章二話目
まだまだこれからなんでね
頑張っていきますよー!


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