駄神と女神がシンフォギア世界にグダグダ転生させるから 作:犬ちゃん「もも」
未来がはじめから二課に入ったせいか謎の少女との2回目の戦闘が起きないままライブ当日になってしまったことに私は不安でしょうがないんです。
だってライブ数日前のあの戦闘イベントで相手の正体や何のシンフォギア奏者なのかがわかるからである。
「まさか今日ユニット活動再開ライブをするなんて」
そう、実はあの2年前のライブ事件の後ツヴァイウィングは事件の傷が癒えるまでソロ活動をするという名目でノイズ発生時どちらか片方がメディアに出てもう片方が裏でノイズ退治と言うふうに私やクリスとツヴァイウィングの片方でノイズの対処をしていたが謎の少女なる人物が出てきたことでコンビネーションが良いもの同士に戻そうと言うことでツヴァイウィング復活ライブをやろうと言うことらしい。
「どうか、何事もありませんように」
とそのお願いを裏切るかのように私の通信機に連絡が入った
《工業地帯にノイズとネフシュタンの鎧の反応を検知した、直ちに現場に向かってくれ》
私は少し考え
「あの、翼さんや奏さんには」
と私が聞くと風鳴師範は
《まだだ、これから連絡するところだ》
「師範、この事は二人には内緒でお願い出来ませんか、任務とは言え二年間も一人だったのでこんな時くらい一緒に歌わせてあげて下さい」
《わかった、ならばクリスくんをそちらに向かわせよう》
そう言って通信が切れ私は報告のあった場所に向かった。
私が着くとすでにクリスさんと謎の少女が向かい合っていた
「どうしてあなたが此処にいるの、アイリ」
私は聞いたことのない名前に首をかしげていると向こうが
「よぉ久しぶりだな、ねーちゃん」
この時私は初めてクリスさんに妹がいるのを知った。
「それって本当ですか」
と私が聞くと
「えぇ本当です、私が美音さんに人身売買の団体から助けてもらった時と同じ時間に別の奴隷商の団体に叔父と叔母を殺された後連れ去られたと弦十郎さんに聞いていましたが」
「あぁ間違っちゃいねぇよ、アタシは奴らに捕まってから数日後にフィーネに保護されたからな」
まさかここでその名前が出てくるとはと思っていると
「と、まぁ話はこれぐらいにしてそろそろ始めるか」
と言うと彼女はいきなり詠唱してギアを纏った
「これがアタシのギア"アルテミス"だぁ」
私は沸き上がって来た想いを質問にして彼女に聞いた
「あなたは歌を嫌いにならなかった」
「アタシのパパとママのことを心配してくれたみたいだけどアタシはパパもママも歌も大好きだ」
「ならどうし⋅⋅⋅!」
私の問いに攻撃で返してきた
「知りたきゃ勝って聞きなっ!!」
そう言って攻撃を続けてくる彼女に私は覚悟を決め彼女と戦う。
私は左手に炎の盾を作り彼女の攻撃を防ぎながら近づくがすぐに距離を離される
そんな戦いが五分間続きようやく彼女を追い詰めたところで彼女が参ったと叫んだ。
「アタシの負けだぁ、後もう少しだったんだけどな。まぁいぃっとあの質問の答えだが、どうしてアタシが敵に付いているかだったけどそれは単にそこに居たら強くなれると思ったからだ」
「どうして」
私は思わず聞いてしまった
「アタシは歌やパパとママの夢を嫌った訳じゃないけど、力もなくちゃならないと思ったからこうやってあいつの命令に従ってた、けどあんたの強さの方が好きだからそっち預かりになってやるよ、っとやっぱり奪えなかったかぁ」
とアイリが言うとネフシュタンの鎧を着た別の女性が現れた。