暁に響く雷電   作:ぬべすこだお(^q^)

5 / 11
初演習

 

 

 

鎮守府正面海にて

 

 

 

 

九十九「皆いるね?」

 

 

 

 

 

暁「はい!」

響「はい」

雷「はい♪」

電「はいなのです♪」

 

 

 

 

 

 

九十九「じゃあ、演習を始めよう」

 

 

 

 

 

響「司令官…………演習の相手はどこだい?」

 

 

雷「それもそうね。もしかして潜水艦?」

 

 

九十九「いや、違うよ」

 

 

 

 

 

暁「じゃあ誰なの?」

 

 

 

 

電「…………!もしかして……………」

 

 

 

 

 

電が九十九を見ながら呟く。

 

 

 

 

 

九十九「おっ!察しがいいね電♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、僕が君達の演習相手だよ♪」

 

 

 

 

 

 

 

『『えええええええ!?』』

 

 

 

 

 

 

暁達は声を揃え驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

九十九「君達の強さ、連携を確認しておきたいからね」

 

 

 

 

 

暁「だからって………司令官が相手しなくても………」

 

 

 

 

九十九「君達の実力をみるには一番手っ取り早いと思うんだけどなぁ………そうだね………僕を負かしたら間宮さんのところのスイーツを奢ってあげるよ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

暁「む!」

響「!」

雷「お!」

電「はわっ!」

 

 

 

 

 

 

 

九十九「どうかな?」

 

 

 

 

暁「やるわ!」

響「やるさ」

雷「当然!」

電「やるのです!」

 

 

 

 

九十九「じゃ始めよう。あ、僕は刀を使わないから自由に攻撃してどうぞ♪」

 

 

 

 

 

 

 

九十九はそう言って、暁達から離れた。

 

 

 

 

 

暁「……行くわよ!皆!」

 

 

 

 

 

四人も九十九を追いかけ始めた。

 

 

 

 

 

 

九十九「見せてもらうよ………君達姉妹の力をね」

 

 

 

 

 

 

暁「雷、電!先回りして!」

 

 

 

雷「わかったわ!」

電「はいなのです!」

 

 

 

 

 

暁「響、雷達が先回りするまで司令官の足止めをするわよ!」

 

 

 

 

 

響「了解だ姉さん」

 

 

 

 

 

雷と電が九十九の左右から抜こうとする。

 

 

 

 

 

 

九十九「…………ふむ、四方を囲んで一斉射するつもりか…………シンプル且つ有効な戦術からきたね………」

 

 

 

 

暁「やぁっ!」

 

 

響「いくよっ」

 

 

 

 

 

暁、響が砲撃を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

九十九「なかなか的確な射撃だ………それゆえに読みやすい………」

 

 

 

 

 

九十九は砲撃を回避していく。

 

 

 

 

 

 

暁「んもう……1発くらい当たってくれたっていいじゃない!」

 

 

 

 

響「でも司令官の足を遅くすることは出来てるよ」

 

 

 

暁「ええ、このままいくわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九十九「…………先回りされちゃったか……」

 

 

 

 

雷、電は九十九の前方両側を進んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

雷「暁お姉、準備完了よ!」

 

 

 

電「こっちもなのです!」

 

 

 

 

 

 

暁「なら………皆!てーっ!」

 

 

 

 

 

 

 

九十九「っ!!」

 

 

 

 

 

 

 

四人による一斉射撃が始まった。

 

 

 

砲撃と共に魚雷を発射し、完全に逃げ場はなくなっていた………

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、九十九は

 

 

 

 

 

 

九十九「!!」

 

 

 

 

 

 

電「!?」

 

 

 

 

 

電の方に向かい、突撃する。

 

 

 

 

響「まずい!電の援護を!」

 

 

 

電「はわわわっ!!」

 

 

 

 

砲撃、雷撃を初弾回避

 

 

暁、響、雷は九十九を追うように砲撃をするが回避されてしまう。

 

 

 

 

 

そして電からの砲雷撃を全てかわし、

 

 

 

九十九「ハッ!」

 

 

 

 

電「!?」

 

 

 

 

 

低い姿勢から手で電の足を払い、転倒させた。

 

 

 

 

 

九十九「次…………」

 

 

 

 

 

九十九は電を転倒させた後、すぐに次の目標を狙った。

 

 

 

 

 

 

雷「えっ!?」

 

 

 

九十九「次は………君だ!」

 

 

 

 

九十九はさっきより速いスピードで雷目掛け移動する。

 

 

 

 

 

 

 

暁「速い!」

 

 

 

 

響「くっ!」

 

 

 

 

 

暁、響が援護をするが九十九を捉えられない。

 

 

 

 

 

 

 

九十九「ッ!」

 

 

 

 

雷「おわぁあ!」

 

 

 

 

 

雷も電同様、足を払われ転倒した。

 

 

 

 

 

 

暁「うっ………」

 

 

 

 

響「……………」

 

 

 

 

 

九十九「さて……………次はどちらかな?」

 

 

 

 

 

九十九は少し微笑みながら暁と響を見た。

 

 

 

 

 

響「………姉さん、援護を頼む」

 

 

 

暁「ちょっ!響!」

 

 

 

 

 

響は九十九へ突撃する。

 

 

 

九十九「………そう来たか!」

 

 

 

 

九十九も響の方へ移動する。

 

 

 

 

 

響「……(司令官は飛び道具は持ってない………しかも!)」

 

 

 

 

 

九十九「!」

 

 

 

 

 

ガシッ!!

 

 

 

 

 

 

響は九十九の足払いの手を両手で受け止めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

響「狙う場所がわかるから対応できる………そして、零距離………かわせないよ」

 

 

 

 

 

九十九「フッ…………流石響と言ったところか……………けど!」

 

 

 

 

響「!?」

 

 

 

 

次の瞬間、響が見たものは空だった。

 

 

 

 

九十九「もう片方の手がある……受け止めた瞬間、零距離を撃たなかったのが君の敗因だね」

 

 

 

 

九十九「さて………残りは」

 

 

 

 

 

九十九は暁を見ながら呟く。

 

 

 

 

 

暁「うっ…………」

 

 

 

 

 

九十九「君だけだよ?降参するかい?」

 

 

 

 

 

暁「ぅ…………うわあああああああ!」

 

 

 

 

暁は九十九に突撃しながら砲撃を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

九十九「ヤケクソ…………にしては正確な砲撃を………成る程な」

 

 

 

 

 

 

九十九はかわし、暁を転倒させるべく構える。

 

 

 

 

そして、間合いに入ったとき、

 

 

 

 

 

暁「えい!」

 

 

 

九十九「!?」

 

 

 

 

 

九十九は一瞬、目が眩んだ。

 

 

 

 

それは、暁が持っていた探消灯によってだ。

 

 

 

 

 

 

 

暁「これで!!」

 

 

 

動きが鈍った九十九に対し、至近距離から砲撃を放った。

 

 

 

 

 

 

しかし、

 

 

 

 

 

 

 

 

暁「!?」

 

 

 

 

 

九十九「残念……………惜しかったね」

 

 

 

 

 

 

一瞬で回避を行った後、九十九は暁の頭をそっと前から押し倒した。

 

 

 

 

 

 

暁「あう~………」

 

 

 

 

 

九十九「僕の勝ちだね♪」

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、一段落がついた。

 

 

九十九は四人を集め、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九十九「皆、お疲れ様」

 

 

 

 

 

 

暁「………」

響「………」

雷「………」

電「………」

 

 

 

 

 

四人は少し、むくれた様子だった。

 

 

 

 

 

 

九十九「とりあえず、僕の勝ちだけど…………皆の力がよくわかった。まず電、雷」

 

 

 

 

 

 

雷・電「はい」

 

 

 

 

 

九十九「君達はもう少し、冷静に対処すべきだよ。作戦通りにいかなかったときの対処が出来てないね」

 

 

 

 

雷「うっ………」

電「うぅ……」

 

 

 

 

 

九十九「次に響、は特にないよ。あのときの攻撃はなかなかのものだった。これからも頑張ってくれ」

 

 

 

 

 

響「了解」

 

 

 

 

 

 

九十九「最後に暁」

 

 

 

 

 

暁「はい」

 

 

 

 

 

九十九「……………暁は後で書類整理しながらでも言うよ♪」

 

 

 

 

 

暁「何で!?」

 

 

 

 

ちょっとした反省会をしていた。

 

 

 

 

響「司令官、質問いいかな?」

 

 

 

 

 

九十九「どうぞ」

 

 

 

 

 

響「司令官のあれはなんだい?」

 

 

 

 

 

 

九十九「あれ?……………海上式柔術の事かな?」

 

 

 

 

 

雷「剣道だけじゃなかったの?」

 

 

 

 

 

九十九「習ったんだ。昔ね」

 

 

 

 

響「………………(研究施設でかな?)」

 

 

 

 

響は言葉には出さなかった。

 

 

不意に電が

 

 

電「ボソッ…………………(剣を使った司令官さんと戦っていたらどうなったのかな?)」

 

 

 

 

そう呟く。

 

 

九十九「ん?電、剣を使う僕と勝負したいのか?」

 

 

 

 

その呟きが九十九に聞こえていた。

 

 

 

 

電「い、いえ!そんなことは言ってないのです!!」

 

 

 

 

九十九「いいさ♪やってみよう。長船、転送」

 

 

 

九十九の前に集まった粒子が1本の刀となり現れた。

 

 

 

 

 

雷「ねぇ………これって………」

 

 

 

響「ああ………ヤバイ…」

 

 

 

暁「本格的にヤヴァイーー!!」

 

 

 

電「はわわわわー!!」

 

 

 

 

 

 

 

刀を握り、鞘から抜いた九十九は、

 

 

 

九十九「……………さぁて…………やるぜ!!」

 

 

 

 

 

 

 

四人に斬りかかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

________

 

 

 

 

 

夕暮れ時、

 

 

 

 

 

 

夕張「それで、対深海棲艦用の刀『長船』のテストも兼ねてこの子達と演習をしたと…………?」

 

 

 

 

 

九十九「は……………はい(-""-;)」

 

 

 

 

 

埠頭にて、九十九が正座で夕張に説教をされていた。

 

 

暁達は涙目で夕張にしがみついていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

夕張「まったく!何を考えているんですか!!あの刀は深海棲艦用に作られた刀なんですよ!?それを艦娘に向けるなんて!」

 

 

 

 

 

 

九十九「………申し開きも御座いません………」

 

 

 

 

 

 

夕張「とりあえず皆はもう休ませます。提督は書類の残りをやっておいてくださいね!」

 

 

 

 

 

九十九「はい……………」

 

 

 

 

 

 

夕張「さ、行こう、皆」

 

 

 

 

 

 

 

暁達は頷き、しがみついたまま夕張と歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、残った九十九は

 

 

 

 

 

 

九十九「………………はぁ…………」

 

 

 

 

 

 

夕日を見ながらため息を1つ吐いていた。

 

 

 

 

 

 

 

怒濤の(暁達が)初日、終了。

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。