私は準備を進める傍らに、ある人物と接触していた。
「数年ぶりだな自衛隊最強の戦士よ。」
「久し振りですね。大統領。」
私はクレムリンでの極秘会合に参加していた。
「まさか財務省と外務省のパイプ役として一時的に外務省に経験積みに移動させられたらこんな面白いところに連れてってくれるとかヤマメわかってるね。」
「君の友達は面白いな。私を前にしても堂々としていて。」
「俺達元暗殺集団なんでね。」
「なるほど、暗殺教室出身か。いや、あれは首相になってから知ったが実に恐ろしい事件だったよ。」
大統領の横に座るロシア陸軍の元帥も頷いているのでどうやら暗殺教室について知ってるらしい。
2:2の極秘会合は本題へと入る。
「まず私はアメリカが信用できない。同盟国はアメリカの庭ではない。だからと言ってなにもしないわけにはいかない。・・・なのでロシアに秘密協定を結びたい。こちらの対価は強いロシアの再現、ロシアの対価は旧式兵器の売却。これでどうかな?」
「足りない。ハクシステムを貰いたい。」
「ハクシステムは無理だね。代用品のルカでどう?」
「良いだろう。」
もともと私と大統領は仲が良かったため細かい協議をすっ飛ばして協定締結をおこなうことができた。
この秘密協定には一切の通信機を使用していない(殺せんせーに手紙の受け渡しをおこなってもらった)ため全容はこの4人の秘密となった。
細かい協定の紙を作成するのはカルマ、ロシア側の兵器のリストを私に渡すのが元帥、現場でロシア兵器を使うことによる結果を渡すことで武器の研究を進めつつ、ロシア独自の暗号を作るのを手伝うのがヤマメ、全ての政治的担当の大統領・・・ジェガノフ。
政治に関与している時点でヤマメはこの情報をマスコミに報道された瞬間に全てが吹き飛ぶので慎重に事を進めつつ、着実に特地派遣部隊を強化していった。
数週間後に頼んでいた物が貨物船のコンテナに詰まれて送られてきた。
私も既に対価のルカの支払いは終えてあるため秘密協定は確実に施行された。
「T-14・・・有りがたく使わせてもらうよ。」
約15年前の戦車だが、モンキーモデル特有のスペックダウンやデチューンが施されてない当時の最新技術を詰め込んだ物が届けられた。
「日本最高傑作シリーズのルカは1台700億だからね。2台贈ったんだから頑張ってよ。ジェガノフ。」
自衛隊は数年で情報戦に強くなった。
VRの発展によるシステム革命である。
これに当時最高の性能を誇る律は私の家に保管していたため、この律とVR技術を合わせたことにより出来上がったのがシステムルカである。
現在はハクシステムが使われているが、アメリカも持っていない最高軍事機密である。
(リスクの分のリターンは貰ったよ。)
ちなみにシステムハクはルカをどれだけ強化しても倒せない化け物である。
ハクシステムの下にセルシステム、ブロードバンドロード、ターミナルの3つが補助として機能しているのでシステムルカを輸出しても大丈夫なのだ。
「勿論独断だからばれないように会計報告は改竄したけどね。」