国会に召集された私は資料の整理をしていた。
「与党には情報を流しているから味方だけど野党はな・・・正論と民衆を味方にしないとね~。・・・でも先手はマスコミが打ったか。伊達に飯を食ってないね~。」
マスコミは着実に動き出していた。
大河ドラマを徳川家光にして、天草島原の乱を流したり、戦争特番で日本軍の植民地支配やイギリスのオーストラリアの現住民族の殺戮、アフリカの飢餓を取り上げて上の無惨な政治等で特地の戦闘についての物議をかもすような考えを大々的に載せたりしていた。
「・・・自称善人は許せないだろうね。死人が出ることに。まぁ私にはそんな人と戦うのが今は仕事か。」
ヤマメは自分のYouTubeにて国会の質疑応答を観れば特地についてわかる等の発言をし、数ヵ月後には一定の情報は開示されるなどの質問されそうなところを先に言っておいた。
これは防衛省も賛成しており、なにより今の自衛隊の情報戦で戦えるのはヤマメだけという現状のため情報戦略全般はかなりヤマメは食い込んでいたため防衛省的には賛成せざるえないという状態だったかもしれないが・・・。
「さて、行きますか。」
「特地にて自衛隊は最初の戦闘が行われたと聞いておりますが、具体的な数が明記されていません。どういうことでしょうか。」
「特地対策本部副司令官黒谷ヤマメ陸将補。」
司会の声に従い、前の出て答弁をする。
「そもそも数と申していますが何に対しての数でしょう?敵の死者?死傷者?それとも戦闘参加者ですか?」
「木邨議員。」
「それら全てです。」
「黒谷陸将補。」
「戦闘参加者、自衛隊700名、敵兵約9万名、自衛隊死傷者0名、敵兵死者約8万名、逃亡兵約1万名。」
「木邨議員。」
「それらの中には民間人も入っているのですよね?」
「黒谷陸将補。」
「入っていません。・・・が、異形の者の中には鎧をつけていないものもいましたがね。」
「木邨議員。」
「失礼、異形の者とはどの様な者でしょう。」
「黒谷陸将補。」
「顔が豚や牛のような者です。銀座事件の映像でも見られたはずです。一応レポートが数日前に纏まったので今説明した方がよろしいですかね?」
「木邨議員。」
「是非ともお願いします。」
「黒谷陸将補。」
「ではこちらになります。まず・・・」
約6分間の説明・・・この説明の途中で野党は自分が墓穴を掘ったことに気がついた者がいた。
「以上です。」
「本位総理大臣。」
「黒谷陸将補、つまり武器の火力不足と国防上に欠点になりうるものが見つかったと?」
「黒谷陸将補。」
「はい、その通りです。入隊したばかり・・・いや自衛隊自体の実戦経験の無さが色々と問題です。現場指揮官からしたっぱまで初の戦闘でハイテンションになっていたことにより、今後の国防上に大きな欠点となる可能性が極めて大であります。」
「木邨議員。」
「自衛隊の訓練不足では?」
ニタァ
ヤマメは満面の笑みを浮かべる。
「自衛隊の予算を削減して訓練の一部を取り止めにしたのは木邨議員、あなた方の党ですよ。」
野党幹部の何人かは顔色が青くなっていく。
「さらには自衛隊だけでなく警察の小銃の更新を反対していましたよね。国防上に大きな欠点とはあなた方の無知もあるのですよ。」
木邨議員は質問を撤回して席に座る。
(夜神総一郎警察庁次長・・・あなたを抱え込んだのは正解だったよ。)
知り合ったのはたまたま居酒屋の席が隣だっただけ。
数回会ううちに愚痴を聞き合う中となり、警察と自衛隊災害時にはよろしくと言い合った。
夜神総一郎は志津ヶ原立てこもり事件銀座事件にて部下を失った結果から小銃の更新を提案したのだが、政治的要因で却下された。
これに激怒し、数年前からその事で意見が合い話し合っているうちに銀座事件が発生。
遅れた小銃はさらには多くの警官が殉死する結果となり、裏では自衛隊のゲート進行に前面賛成をするまでの関係となっていた。
夜神だけではない、警視総監含め幹部もこの件は一致していた。
その情報は大衆が注目するこの会議で野党に致命傷となる傷を与える結果となった。