物価について調べようと思った翌日に次の任務を与えられた。
いや、私が許可をもらったというのが正解だろう。
「関連事業の先行派遣社員の保護ねぇ・・・。」
ヤマメはこの派遣社員達がマザーマシーン専門の技術者集団であることは知っていたので理研とも協力しながら国力及び国防観点から愛国診断と呼ばれるテストの合格した心身ともに信用できる者達であった。
(緑が混ざったらたまったものではないからね~。)
ヤマメがいう緑は反政府の自然保護団体や反原子力組織である。
「これより派遣社員一同の護衛任務を開始する!!」
「「「は!!」」」
小隊メンバーは細心の注意を払うように命令した。
「黒谷ヤマメ閣下が護衛とはおいどん嬉しいでごわす。」
「いえ、島津道則さん。特地では技術の奪い合いになるのですから富士重工の天才でも危ないかもしれませんよ。」
「は、は、は。おいどんの家系はそんなひ弱はおらん!!あっと驚くもんつくっつゃる!!」
「頼みましたよ。」
本家島津の三男で天才設計者島津道則24歳を筆頭にした23~45歳までの技術者集団がこの地に舞い降りた。
「さぁ、始めんとするど。」
「報告するとミサカは陸将補に人造人間生産ラインが完成したと伝える。」
「日産は?」
「フルだと100体、しかし外見カスタマイズもあるため5体が限界とミサカは簡潔に報告する。」
「・・・よし、愛国診断で不合格だった人物の中から技術知識だけをコピーして他は真面目で口が固い人格にして。」
「了解したとミサカは敬礼をしながら後ろに下がる。」
「あ、このチップのデータも新しく造る人造人間には組み込んでおいて。」
それは律の集めた完成した感情であった。
それがあれば心が壊れることはないだろう。
私は久しぶりに家に帰っていた。
雨咲には寂しい思いをさせていたので遊んであげようと思っていたのだ。
しかし、それも家の前にいた男の子で壊される。
「ねぇ、お姉さん。僕のお母さん知らない?」
「・・・。」
「ね・・・」
ザシュ
「律、ハッキングは?」
『成功してますよヤマメさん。しかしいきなり首チョンパは良くないかと。』
「ハニトラだよ。しかも少年に見せかけた男性を送り込むとか・・・結構な組織がいるね。」
『・・・オンラインではなかったのでビデオカメラの解析は不能です。』
「チィ・・・律、この男の情報を可能な限り集めてくれない?」
『出てきてます。オーストラリアの貿易会社の息子・・・ということになってますがオーストラリア特務機関のエージェントのようです。』
「特務機関の情報システムはわかる?」
『・・・防御が固いです。』
「・・・あの信者に連絡を入れてみるかな・・・私のパソコンにハッキングしてまで役に立つことを証明した馬鹿に。確か・・・自称平和の使徒だっけかな?」