臨時司令部にて、私は陸将補達と松下団長に報告をしていた。
「そうか・・・到着した時には・・・。」
「不味いな。これは。」
「ああ。」
私の報告により全ての地域の死者の数が2000人近く発生したこと、武器の威力不足により警察官にも20名程の殉死者が出たこと、ヤマメのいた場所ではないが、まだ助けを呼ぶ声があったにも関わらず砲撃により民間人を殺してしまった場所があったらしい。
「責任問題もありますが、今は銀座のど真ん中に鎮座している元凶の封鎖をいかほどするおつもりですか?豊田陸将補殿。」
「黒谷1等陸佐の言う通りであるが・・・実は掃討作戦事態はまだ終わってないのだ。捕虜の配送、敗残兵の捜索が続いている。」
「では・・・。」
「あと5日は何も出来ない。動けない。」
「・・・なぜ呼ばれたかわかりました。その120時間を使い私を銀座の元凶である門を調べろと。」
「あぁ。ただ、人材はSから数名しか出せない。」
「あのひよこどもですか・・・。」
「不満かね?」
「60時間後に送って貰えませんか?はっきり言うと邪魔です。」
「流石自衛隊最強だ。使いたい物はリストに書き込め。一二○○にて作戦開始だ。」
「了解しました。」
司令部を後にした私は本物の殺せんせーに連絡を入れた。
「久しぶりですね殺せんせー。」
『おや、ヤマメさんですか。どうしましたか?』
「出張でね、少し雨咲を見てほしいんだ~。」
『ヤマメさんの家で良いですよね。』
「冷蔵庫に数日分の食材と電話機の下に12万円が入った通帳があります。6万までは自由に使ってください。」
『わかりました。お気を付けてくださいね。』
「ふふ、ありがとう。」
〔深夜0時〕
作戦が開始された。
個人用暗視装置に電源を入れ、64式7.62mm小銃2丁に銃剣をセットして移動を開始した。
ヤマメのフリーランニング技術は既に極みのいきであり、妖力で強化した肉体は銀座のビル群を風のように通り過ぎた。
「こちらsaber、HQ、これより突入する。」
『こちらHQ、saberの剣で敵を突け。』
「了解。」
私は目の前にそびえる門に64式を構えながら突入した。
(細かいな。)
彫刻・・・いや、何かの呪文が壁一面に掘られており、蒼白い光で門の中は満たされていた。
「「£◎▲◎↑↑」」
バン
鎧を着た若い男2人が話しかけてきたが片方を射殺。
もう片方は腕の筋を切断し、手を使えない状態にして尋問。
何百回も涙を流しながら同じ単語を呟くので、それが助けてということがわかった。
「つかえるかもねぇ~。」