門の中間部で私は手に入れた捕虜を使い、言葉の法則を確認していた。
実験としてまず私は同じ言葉を呟いてみた。
すると捕虜は首を縦に何度も降った。
私はメモ帳に言葉の意味を書き込んでいく。
今回のは助けてと書き込んだ。
後は連想ゲームだ。
手を踏む。
すると言葉を発した。
もう一度踏むと次は絶叫である。
「痛いはこれか。」
何度も続けると違う言葉を話す。
「やめてっと。」
約300単語を書き込む頃には捕虜は衰弱死してしまった。
「証拠隠滅っと。」
私は死体にウイルスをバラ撒くと先に進んだ。
捕虜だった死体は溶けて消えていた。
「おぉ~・・・まるで幻想郷みたいだね。」
透き通る青い空、自然のままの空気、一面の緑色・・・門の向こう側には懐かしさを感じる光景が広がっていた。
「・・・あの頃は逆か。」
「はぁ・・・はぁ・・・。」
平安京で安倍晴明に負けた私は全てを犠牲にして逃げた。
たどり着いた地・・・そこは江戸と呼ばれる無名の土地。
「はぁ・・・はぁ・・・。」
広がる平野の真ん中でねっころがり体力を回復させ、小さな穴を掘って震えていた数十年・・・あの頃見た光景の写しがそこにあった。
ビュン トス
「・・・油断したね。」
私の横に弓矢が刺さる。
「ネット。」
私は小さな糸を張って安全地帯を作る。
「さてと・・・。」
私は敵の方向とは逆に向かって走った・・・後ろには険しい山脈が存在したため、上から敵を見下ろすことができると考えたのだ。
プシュ
特殊なカラースプレーで服の色を降雪地帯風に変えると軽やかに崖を登っていった。
「敵は約5万かな。・・・約6万って前間違えた報告をした情報部見たいにはなりたくないから数えるけど・・・。」
銀座にて情報部が報告した数の半分しか進行していないことがわかると情報部は総スカンをくらうことになった。
まぁ残り半分が銀座にまだ隠れているなんて言われたら怖いし、必死になって探したら間違いでしたでは情報部が叩かれるのも仕方がないことだが。
「上空にはドラゴン擬きも多数か・・・少し怖いかな。まぁ私は死なないけどね~。」
頂上に到着するやいなや私はテントを張って雪を被せて食事をすることにした。
山を登っているうちに時計は正午を指し示していたからだ。
コツ
「ん?・・・お?」
雪を溶かして水にしているとキラキラと光る石が大量に埋まっていた。
「サンプルとして持って帰ろうかな~。」
これがレアメタルだとわかったのは数分後に気になって薬品をかけたときに反応したのだ。
「不味いかもね~。」