武内Pの旅物語   作:枯烏花

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設定を少し変えました。アイドル達の年齢は変えないことにします。また、武内Pの呼び方はゲームなどと同じくPくんやPちゃん、さん等にします。


埼玉県〜①〜

 旅を始めて二日目。東京を早々に出た私は、今埼玉県にいる。

 

 関東地方は高校時代に友人と何度か遊びに行っていたため、東北へと一直線に向かおうとしたが、母が埼玉にいる親戚に日本一周のことを話したらしく、親戚の方が旅たつ前に一度寄って行かないかと誘いを受けた。私としては一刻も早く東北に向かいたかったが、誘いを断ることもできずにここまできてしまっている。

 

 まあ、旅も始まったばかりだ。寄り道も1つの醍醐味だろう。

 

 

 ーーーーーーーーーーー

 

 荒川沿いを走りながら、親戚の家を目指す。快晴の日に川の近くを走るのは気分のいいものだ。散歩中の年配の夫婦や河川敷で遊んでる子供たちにも笑顔がみえる。

 

「おね〜ちゃ〜ん、早く早く〜〜〜!!」

 

「そんなに走ったら転ぶよー。」

 

「早くしないとあそこのケーキ屋混んじゃうよ!!」

 

「あんたが寄り道して遊ばなければ余裕で間に合ってかもよ。」

 

「だって凄い天気いいんだもん!!なんか遊びたくなるじゃん?」

 

「はいはい、わかったから。ほら、急がないと座れなくなるよ★」

 

 その河川敷で仲のいい姉妹なのか。女の子2人が走っていくのが見えた。姉と思わしき女性は今風の服装、いわゆるギャルというやつだろう。とにかくお洒落で髪色も派手だが、自分らしさがでている。妹の方も中学生くらいだろうか。姉の真似をしてなのか。服装が似ていて少し背伸びをしている感じがあるがとても可愛らしい。2人を見る限り、仲は良好なのだろう。

 

 そういえばあの子も今風の格好だったような。それに姉の方と年齢も近い感じがする。確か今年から受験生か。会うのも久しぶりになる。

 

 久々に会うことのできる楽しみときっと振り回さられる憂鬱さを感じながら、親戚の家向けて自転車を走らせていく。

 

 ーーーーーーーーーー

 

 途中お昼などをはさんで着いた時間が14時過ぎ。家に着いた時から中から声が聞こえることから遊びにはいってなかったようだ。一つため息をついて、チャイムを押した。

 

「武内です。今着きました。」

 

 インターホンに向かって話すと中からドタドタと慌ただしい音が。そして玄関が開いたかと思うと少女が満面の笑みで飛びついてきた。

 

「Pちゃーーーーーーーん!!!!!」

 

 予想はしてたとはいえ、多少バランスを崩したがなんと受け止めきれた。

 

 ウェーブのかかった金色の髪、パッチリとした瞳、17にしては発育のいい体型、女性特有の香りに彼女特有のキャンディの甘い香りが脳をとろけさせる。そしてなんといっても魅力なのが彼女の性格だろう。誰にでも分け隔てなく振る舞う元気さ。

 

「お久しぶりです、唯さん。」

 

 大槻唯。今年高校3年生の受験生にして、私のはとこである。

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