投稿期間が空いてしまってすみません。
言い訳としては旅行に行ったり、ポケモンしたりしてました。
今回は唯ちゃんの回想なので旅要素はないです。そこのところよろしくお願いします。
また誤字脱字等ありましたら、よろしくお願いします。
〈Yui side〉
ーーーーー城ヶ崎美嘉。
346プロダクションを代表する"9人のシンデレラ"のうちの1人。そしてゆいの大切な友達のうちの1人。女子中高生の間ではカリスマギャルと呼ばれるほどの人気ぶりでファッション雑誌の表紙でよく見かけるくらい。そのカリスマ性からかよく街中では美嘉ちゃんとそのまんまのファッションをしている女の子をよく見かける。ただ、それは美嘉ちゃんの真似事であって美嘉ちゃんほどの輝きを放っていない。美嘉ちゃんが着るからこそ輝きを放っている。そんな友達を持ててゆいは鼻が高い。
美嘉ちゃんと出会ったのは中学の入学式の時。たまたま同じクラスでたまたま席も近かったことから話すようになっただけの普通の出会い。それでも美嘉ちゃんと話すのは楽しかった。好きなファッション、好きな俳優、好きなデザートなどなど…語りつくせないほど一緒に遊んだりした。多分中学校では美嘉ちゃんと過ごした時間が1番長かったかもしれない。そして高校も同じところを目指して、2人で一生懸命勉強して、受かった時は人目を気にせずに抱き合って、2人で泣き笑った。そして一緒に入学式に参加してその時に撮った写真は今でもゆいの宝物。高校生活も美嘉ちゃんと楽しく過ごせるんだなーって思ってた。けど、それはすぐに終わりを迎えた。
入学して2カ月くらいかな?美嘉ちゃんから相談事をされた。今までも何度か妹のことや告白のことでこういうことがあったから特に気にしなかったけどその時は様子が違った。このときの美嘉ちゃんはいつもに増して思いつめていた。ここまで美嘉ちゃんを悩ませるとは…。いったいどんなことか。ゆいは少しの好奇心と不安が心の中を渦巻いたがでてきた言葉は予想とはかけ離れてた。
「アイドルにならないかってスカウトされたの。」
正直ビックリした。スカウトやらの話がこんな身近で起きるとは…。まあ、確かに街を歩けばナンパされ告白された回数も2桁の美嘉ちゃんだ。それにゆいから見ても完璧とまで言えるほどの美貌。スカウトされてもおかしくないもんね。
「すごいじゃん!あれでしょ、アイドルってTVみたいに歌って踊るんだよね!いいな〜いいな〜。ゆいもあんなキラキラした衣装とか着てみたいよ!」
「うん、そうなんだけどね…。ただアイドルになると東京の高校に通うことになるかもしれないの…。」
「……え、どうして……?」
「なんかね、そこの会社がアイドル部門を立ち上げたのが最近らしくて…。まだそこに人を充分に回せない状態なんだって。それで最初はなるべく東京を中心としてアイドルの活動を行うから、なるべく効率のいいやり方をしたいらしいの。だからね…今の埼玉にある高校じゃなくて東京の会社や仕事場が近い高校に通うって…そう言われたの。」
頭が真っ白になるとはこういうことなのかもしれない。まだ入学して2カ月くらい。これからたくさんの思い出を作っていきたいと思っていた矢先の友達の告白。それはこれからの美嘉ちゃんの人生を変えるかもしれない大きな岐路。そんなことにゆいのワガママで潰したくない。でも…でも最後のワガママを…。
「美嘉ちゃんは…アイドルになりたいの?」
これが最後のワガママ。小さなゆいの抵抗。まだまだやりことがたくさんある。まだまだ話したいことがいっぱいある。そんなゆいの最後の抵抗…。
「最初はね、胡散臭いって思ってあしらってたんだけどね…。その人は何度も何度も諦めずにスカウトしてきたの…。」
……なんとなくわかっちゃった。
「"君は輝ける"、"一緒にトップを目指そう"って。何度も何度も…。そんなに言われちゃさ、信じたくなってみたくなるじゃん。だってその人の目は真剣そのものなんだもん。」
もう美嘉ちゃんの心は決まってる…。長い付き合いだもの。
「だからアタシも真剣に考えて、家族にも相談して…そして決めたの。アタシにも人を笑顔にできて、それでいてアタシ自身も輝けるんなら…。」
そう、きっと美嘉ちゃんは………。
「だからアタシはアイドルになる。アイドルになって輝きたい!」
「うん、美嘉ちゃんならきっと1番のアイドルになれるよ!」
だからゆいは笑って、美嘉ちゃんの夢を応援することにした。
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それからはあっというまだった。
美嘉ちゃんが転校して、アイドルとしての活動を本格的に始めた。最初の方こそ電話やメールでやり取りをしていたがそれもだんだんなくなってきて…最近ではゆいの方から送るのをやめた。それと比例して表舞台に出てくるようになった美嘉ちゃん。きっと仕事が忙しいんだよね。美嘉ちゃんが人気になることはとても嬉しかった。でもなぜだろう、心にポッカリと穴が空いた感じがずっと続いてた……。
月日が流れて高校2年の終わり。美嘉ちゃんからメールで相談があるといわれた。どうも直接あって話がしたいらしく段取りを決めて土曜日に会うことになった。アイドルとして活躍していた美嘉ちゃんともたまに会って遊ぶことはあった。それでも数える程度しかないけどね。待ち合わせ場所のカフェで美嘉ちゃんはすでにいた。
「美嘉ちゃーん、お待たせ〜。」
「ゆいーー!久しぶりーー!」
ゆいはテストやバイト、美嘉ちゃんは仕事で会えてなかったため久しぶりの再会となった。ただ、いつもと違うのは美嘉ちゃんの隣に知らない男性がいたこと。
「ねえ、美嘉ちゃん。隣の人誰?も、もしかして彼氏さん!?」
「違うから!!そういうのしゃないから!!…全く、ほらプロデューサーも挨拶して。」
え?プロデューサー?
「初めまして。346プロダクションでプロデューサーをしております。早速ですが大槻唯さん、アイドルに興味はありませんか?」
……………………え?
「…………えぇぇぇぇぇ!!!!」
ーーーーーーーーーーーーー
そんなこんなで4月の頭。
ゆいは3年生になった。そしてアイドルになることに決めた。
今の夢は美嘉ちゃんと同じ舞台に立ってみんなを楽しませること。そんな夢を決めて、後押ししてくれたPちゃんにはほんとに感謝している。すでにPちゃんは次の場所に向けて旅だった。次はいつ会えるのかわからないけど、それまでに成長した姿を見てもらいたい。たがらゆいは頑張って立派なアイドルになる。そして…ゆいの勝手なお願い。それでも少しの希望を抱いて…。
『ねぇねぇPちゃん!さっきいつでも味方ですって言ったよね?だったらさPちゃんがプロデューサーになってよ!そしてさ、いつでもゆいのそばで守ってくれるっしょ?そして一緒に楽しんで喜ぶの!もしPちゃんが旅が終わって、ゆいもアイドルとしての階段を登っていたら…今度はPちゃんと一緒に2人でいろんな階段を登っていきたい。
ゆいはいつでも待ってるから!
そこんとこよろしくね、Pちゃん!』
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