今年から連載を始めて約2ヶ月。多くの方がこの作品を見てくださり、応援もしていただきまことにありがとうございます。来年もよろしくお願いします!
それでは1クール節目の第12話をどうぞ!
ハクダンジムで見事にバッチをゲットしたサトシ達はハクダンジムを出てショウヨウジムに向かっている途中で夕方になり野宿の準備をしていた。
サトシ「今日はピカチュウ大活躍だったな!」
カルム「ボルテッカーを見事に思い出すことも出来たしね。良かったよ!」
サトシとカルムはシトロンの頼みで近くのきのみを集めていた。
サトシとカルムのピカチュウはサトシが持ってきた大きな袋にカルムとサトシが集めてきた木の実を入れている。
カルム「明日はショウヨウジムにつくかな?」
サトシ「たぶんつくと思うぜ、シトロンがいつの間にかすっげー体力がついていたからな。」
カルム「この6年で運動とかを決行したんじゃないかな?」
サトシ「なるほどぉ…。お、ピカチュウもうその袋は満タンになったな!」
サトピカ「ピッカ!」
ピカチュウは"どうだ!"といっているように腰に手を当てて自慢している
サトシ「ありがとな」
カルム「君もお疲れ様」
カルムとサトシのピカチュウはご主人になでられて満足そうな声を出す
サトカルピカ『チャァ~♪』
サトシ「じゃあシトロンたちのところに行くか。」
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サトシたちが戻るとシトロン達はもう準備が終わりサトシ達を待っていた。
カルム「ごめん時間かかっちゃった。」
サトシ「みんなー木の実だぞ~」
サトシたちが帰ってきたことに気付き、ポケモン達は元気な声をあげる。
シトロン「サトシ、カルム、そろそろ僕たちもいただきましょう」
ユリーカ「おなか減ったー」
セレナ「ちゃんと私とメイで作ったポフレもあるわよ!」
メイ「おいしければいいんだけど…」
メイは心配そうに作ったポフレを見る。
サトシ「心がこもってれば絶対おいしいぜ!」
カルム「それにセレナと作ったんだろう?メイもお菓子作りに筋があるからね、期待してるよ」
それを聞くとセレナとメイは嬉しそうに顔を見合わせる。
サトシとカルムが席に座り
全員『いただっきまーす!』
今日の献立はシトロンとユリーカで作ったカレーだ。
サトシ「うん!うまい!さすがシトロンとユリーカ!」
セレナ「うーん!スパイスがちょうどいい感じで効くわね!」
カルム「こんなにおいしいカレーは久しぶりだね」
メイ「それにみんなで食べてるからか心が躍るね!」
サトシ達にほめられたシトロンとユリーカは嬉しそうに照れた。
シトロン「ありがとうございます。作ったこちらもおいしそうに食べてくれて嬉しいです。」
ユリーカ「私もこんなにほめられておなかいっぱい!」
カレーを食べながらセレナが
セレナ「ていあーん!今日はあそこの丘の上で寝ない?ほら、今日は七夕でしょ!」
メイ「今日は快晴で天の川や流れ星も見られそうよ。」
カルム「へぇー星空かー、僕もここのところ星を見てないし賛成だね。」
ユリーカ「ねーおにいちゃんも見よーよ!」
ユリーカに駄々をこねられてシトロンは「いいけどちゃんと寝なきゃだめだよ?」といってお兄ちゃんをしていた。
しかし
サトシ「七夕…か」
サトシのテンションだけは違っていた。
セレナ「どうしたのサトシ?」
サトシの反応がおかしいと思ったセレナは心配そうに見た。
サトシ「え?」
メイ「もしかしてあまり乗り気じゃない?」
サトシは自分の反応がおかしかったことに気付きあわてて
サトシ「い、いや俺も見たいぜ!」
といって元気な笑顔を見せた。
シトロン「じゃあ片付けたらそこの丘に行きましょうか」
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セレナ「け、結構高かったわね…」
丘に向かって30分。思ってた以上に高かった丘に着いたセレナたちは疲れた様子で寝袋を用意していた
サトシ「…」
唯一息切れしていないサトシは静かに座っていた。
シトロン「みんな準備は出来ましたか?」
『ハーイ!』
元気よく返事をして空を見上げた
メイ「わー!きれい!!!」
夜空を見上げると電気のない場所だからかまさに満天の星空が目に入ってきた。
シトロン「まざに神秘!すばらしいです!」
カルム「今まで見てきた中で一番きれいだね。」
セレナ「きれいねサトシ!」
サトシ「ああ、きれいだ…」
やはりおかしいと思ったセレナだが会えて聞かなかった。
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星も見終わり、それぞれが眠りについた深夜、セレナは突然目が覚めた。
セレナ「今何時くらいかしら…」
セレナは自分の携帯端末を見ると2時と記されていた。
セレナは周りを見ると違和感が生まれた。
セレナ「サトシ…?」
セレナは気になって起き上がりサトシを探した。
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セレナは歩いているとだんだん聞こえてくる歌声が耳に入ってきた。
セレナ「きれいな歌声…いったい誰かしら…」
セレナは歌の声がするほうへ足を運んだ。
………声が聞こえる。行くべき道指さしている、さらさら流る風の中で一人、私歌っています………
はっきりと歌詞が聞こえてきたところで声の主が目の前に現れる
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サトシだ
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サトシは近くの岩に座って静かに歌っていた
サトシのそんなすがたを見て心が動いた。サトシも自分も16歳。サトシは6年の間で益々大人の顔や体つきになっていたが怪力のような体力や筋肉があるようには見えず、無駄な筋肉のない華奢な体にセレナはドキドキした。
しかしその歌声に心が落ち着いてサトシに気付かないよう黙ってその歌を聴いていた。
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サトシは歌い終わって静かに夜空の星を見上げて祈るように手を合わせた。それは願いごとがかなってほしいかのように、そして落ち着いたところでセレナはサトシに声をかける
セレナ「サトシ?」
セレナの声にサトシは気付いて
サトシ「セレナ…こんな深夜に起きたのか?」
セレナ「サトシがいなくなって探してたら歌声が聞こえてきて…」
サトシ「聞こえちゃったのか…」
セレナ「うん、ごめんね?いやだった?」
サトシ「いや、大丈夫だよ。でもなんだか恥ずかしいな///」
サトシは照れてこめかみをかいた。
セレナ「サトシ、さっきの歌声すごくきれいだった。なんて曲なの?」
サトシ「知らない」
セレナ「え?」
サトシ「さっきの曲の名前は知らない。俺が旅をしていたころに仲間が歌っていた曲だよ、セレナたちと会う前に聞いた曲。」
セレナ「そうなんだ…サトシの昔の仲間かー…」
サトシ「うん。ちょうど今日…いやもう0時を回ったから昨日か、6年前の昨日、これよりもすごい千年彗星をみたときに聞いた曲だよ。」
セレナ「千年彗星?確か千年に7日間だけ見られる彗星のことだっけ?」
サトシ「そう、そのとき旅していた仲間がハルカって言うんだけどハルカに弟がいてマサトっていうんだ。そのマサトと一匹のポケモンを眠らせるために歌ったのがこの曲、俺の耳にずっと残っている曲なんだ」
セレナ「へぇー…すごいねサトシ!でもサトシがこんなに歌がきれいだったなんて意外だったな」
サトシ「俺はへたくそだよ。ただこの曲だけはずっと忘れちゃいけない曲なんだ。」
セレナ「サトシはへたくそじゃないよ。リズムが独特だからへたくそに聞こえるの。でも私はその曲もっと聴いていたいな…ねぇサトシ。もう一度歌ってくれないかな?」
サトシ「えぇ!?そ、そういわれると変えって恥ずかしくてうたえないよ…」
セレナ「お願い!」
セレナが手を合わせてお願いするとサトシは少し考えて仕方ないなといった
サトシ「でも、シトロンやカルム、メイとユリーカにはないしょだぞ!あと!恥ずかしいから鼻歌で歌う!」
セレナ「ウン!」
セレナはサトシとの秘密を作って心が躍っている。そんなときにサトシの鼻歌が聞こえ始めた。
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セレナの心は落ち着き始めサトシの鼻歌を目を閉じながらしっかりと聞いていた。今出来ることはこれしかない。いつか描いた夢をかなえるためにもサトシの鼻歌を心と体で感じながら耳を研ぎ澄ませた
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サトシが歌い終わったころにセレナは眠りについてしまったようだ。
サトシ「セレナ…寝ちゃったか…」
サトシは寝ているセレナの髪を掻き分けてその顔を見た。
そして小さな声で話し出す。
サトシ「セレナ。覚えてるか…?ポケモンサマーキャンプであの後に俺が言ったこと…そして6年前に空港で分かれたときに俺にしたこと。6年間考えたんだ。セレナの行動といってたこと。俺はそこから答えを出せたよ……。」
サトシはセレナをお姫様だっこで持ち上げて寝袋が置いてある場所へ向かった。
サトシ「セレナ…俺はセレナのことが大好きみたいだ。異性として…でもこの答えを今いったらたぶん俺はセレナに甘えっきりになってしまう。だからリーグが終わったらこの気持ちをつたえるよ。」
そういってセレナを寝袋へ入れる。サトシの隣はセレナなのでそのままサトシも横になる。すると起きていたのかピカチュウが静かにサトシを呼ぶ
サトピカ「ピカピ…」
サトシ「ピカチュウ…ジラーチ元気眠っているかな…」
サトピカ「ピーカ…」
ピカチュウは大丈夫といっているように聞こえた。
サトシ「ああ、俺たちもがんばろう。お休みピカチュウ…」
そしてサトシはピカチュウを抱いて寝袋に一緒に入り眠りについた。
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そこにはいままでの一部始終を聞いていたものがいたのは次回のお話。
あとがき
どうだったでしょうか?今回は七色の願い星ジラーチのお話を少しお借りしてロマンチックなサトセレにしてみました!結構自信があるのでコメントお待ちしています!
そしてこのSSを見てくださった皆さん!良いお年を!