初心者たちのクトゥルー神話体験   作:隔離場

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先日行ったAとのセッションを録音したものを文にしただけのものです。
シナリオは若村(じゃくそん)さまのシナリオ・『壁の中にいる』をプレイさせていただきました。
GMは私。
PLはAさんです。



壁の中にいる PL:Aの場合

GM「お前様の希望でクトゥルフ神話やることになったのでささっとシナリオ拾ってきました。というわけで『壁の中にいる』やるよ」

 

A「ういー」

 

GM「キャラクターは前回のセッションの引継ぎでいい?」

 

A「おK」

 

GM「確か学生だったね。塾とかには行ってんの?」

 

A「まぁ、学生なら言ってるんじゃないか?」

 

GM「君のキャラでしょうよ、ちゃんと決めとこうよ……じゃあ塾の帰りでいいか。

君は塾からの帰路を歩いています。そのうち気づくのですが、後ろのほうで足音が聞こえますね。道とか曲がっても聞こえてきます」

 

A「やったぜストーカーだ」

 

GM「喜ぶ要素が全くないんですがそれは。それで、どうする?振り返る?」

 

A「んじゃぁ振り返ろうかな、金を毟り取らにゃあかん」

 

GM「物騒極まりないね。それじゃ、君が振り返ると、目の前に黒いフードを被った人物が立っているのが分かります。フードを深く被っていて顔は確認できません。フードの人物は君が瞬きをする間に目の前まで接近してくるね」

 

A「よし、殴ろう」

 

GM「この鬼畜!!でも残念ながら君の体は何かから押さえられてるかのように動かないよ。フードの人物はフードに手をかけ、フードを脱ぐけど、君がその顔を認識することはできず、意識が暗転するね。

次に目が覚めた時に君は真っ暗な空間に佇んでいたよ。不思議だね」

 

A「うわー、クトゥルフでよくある暗転テレポかー。とりあえず周囲の状況とかって分かるか?こう、物が動く気配とかで」

 

GM「物が動く気配は全くないね。君の周りには人一人がやっと通れるくらいの感覚で壁があるよ。自分の腕側に。前方と後方にはその壁はないようだね。あと、壁はかなりすべすべしてる」

 

A「手を叩いて、音の反響とか聞きたい。距離感とか掴めないかな」

 

GM「聞き耳どうぞ」

 

【聞き耳】

(72)→33 成功

 

GM「手を叩いて出した音は屋外、特に平原みたいな広いところで手を叩いたような感じで、君の耳に入ってくることはなかったよ。ここでアイデアどうぞ」

 

【アイデア】

(85)→11 成功

 

A「成功」

 

GM「じゃあ君はとある疑問を抱くよ。―――横に壁らしいものがあるのに反響がないのはおかしいって」

 

A「あー、それもそうだな、クトゥルフだからしょうがないで済みそうな疑問だけども」

 

GM「確かに解決しそうだけど、探索者はそんなこと知らないからね。そんな超常的かつ異常な空間だということを理解してしまった探索者はSANチェックです。0or1で」

 

【正気度ロール <0/1>】

(69)→83 失敗

69→68

 

A「これで失敗かよ…」

 

GM「やったね。それで、どうする?君まだ一歩も動いてないんだけど」

 

A「前に進む」

 

GM「はいはーい。じゃあ君が壁沿いにすすんでいると、君の耳にかばさばさという羽音と、ピヨィピヨィという鳴き声が聞こえてくるよ。かろうじて鳥だということが分かったけど、知識半分のロールをすれば鳥の種類が分かるかもよ?」

 

A「正直なんでもいい」

 

【知識/2】

30→33 失敗

 

A「知ってた」

 

GM「それじゃ、小型の鳥ってことし分からなかったよ。鳥は君の肩に乗って羽を休めているね」

 

A「何かってに乗ってんだ。金とるぞ」

 

GM「許してあげなよ、そのくらい。まだ先があるけど、進む?」

 

A「もちろん」

 

GM「では、また少し進んだところで、君は小さな段差に躓くよ。反応ロールでうまく地面に手を付けたか判定するよ」

 

A「反応ロール?」

 

GM「DEX(敏捷)×5のことだよ。今回とかの、咄嗟に動けるかどうかの判定」

 

A「へー」

 

【反応ロール(DEX*5)】

(65)→18 成功

 

A「よし」ドヤァ

 

GM「その顔やめて。これだと倒れる前に目の前に手を出してケガをせずに済んだ感じかな。前方に壁みたいなのがあって、倒れずに済んだよ」

 

A「そりゃ結構。壁みたいなの?壁じゃないのか?」

 

GM「小さな段差だね。君が手をついたのは君の背くらいの高さの台になっているみたいだね」

 

A「うぇいうぇい、撫でまわしてやるぜぐへへ」

 

GM「気色悪いから黙ってね。台の上には掌くらいの大きさの四角いものがあることがわかるね。触れると、まるで嫌なものをみてしまったような感覚に陥るよ。具体的に言うと、私がD見たときみたいな感覚」

 

A「大体わかった」

 

GM「四角いもの自体はひんやりとした陶器のような冷たさを持っているよ。夏の暑い日に顔を付けたら気持ちよさそうだね」

 

A「じゃあ、それを持ち上げる」

 

GM「あ、持ち上げる?それだと、小鳥がいると警告するようにけたたましく鳴くのが聞こえて、君は腕にのしかかるような羽毛の感触と重みを感じるよ。」

 

A「あ゛?」

 

GM「顔怖いぞ~?それで、どうする?」

 

A「手を離したら退く?」

 

GM「退くね」

 

A「取ろうとする」

 

GM「乗るね」

 

A「鳥が乗った状態で持ち上げれないの?STR18なんだけど」

 

GM「君は頭の上に腕を伸ばしているから、必然的に力が入りにくい姿勢になっているね。そのためか、力を入れても持ち上がりそうにない」

 

A「なら……ちょっと離れる」

 

GM「小鳥が肩に戻ってくるね」

 

A「小鳥の大きさは?」

 

GM「小鳥って割にはそれなりに大きいよ。SIZは4くらい」

 

A「手で掴める?」

 

GM「別にいいけど、片手で抑え込めれるほど力…あっ」

 

A「気づいたか。俺は自慢の筋力で小鳥を壁に押し付けつつ取るぞ」

 

GM「鬼畜!!…筋力対抗ロールかな。って自動成功じゃん。ひどいよ」

 

A「ありがとう」

 

GM「褒めてない!

……君が四角いものを手にすると、コトリと音をさせて台が消えてしまう。台が消えたことに気づいた君は不可思議な現象に恐怖するだろう」

 

【正気度ロール <0/1>】

68→31 成功

 

A「そんなことより箱を調べるぞ」

 

GM「君が四角いものを調べると、非常に軽く、中が空洞になっていることが容易にわかるよ。軽く叩けば軽い音、木箱を叩いたような音がするね。くまなく触ると少し指がひっかけられるようにへこんでいる部分が発見できたよ。ここに指を引っ掛けることで箱は容易に開くよ」

 

A「明らかにやばいじゃないですかやだー。開けんわ」

 

GM「んー。じゃあどうする?進む?戻る?」

 

A「戻るのはめんどいから啜る」

 

GM「何を?」

 

A「間違えたんだよ、察しろよ」

 

GM「アッハイ。

君が通路を進むと、今までの硬い床とは違ってぬるりとした感覚を床に覚えるよ。足が滑って転びそうになるね。

幸運判定に成功したら転ばずに済むよ」

 

【幸運】

65→03 クリティカル

 

A「あ」

 

GM「え?

いやこんなとこでクリティカル出されても……えっと、君が転びたくない一心で体を捻ると、足元が滑ってバック宙の要領で元の体制に戻るよ。君が再び床に足をつけると、先ほどのぬるっとした感触はなく、これまで歩いていた硬質な床に立てたよ」

 

A「ん?どゆこと?」

 

GM「床の性質が一気に変わったことから、君は『自分の歩いている硬質な床は、実は柔らかくもなれるのではないか』と感じることができるよ」

 

A「おらさまっだぐわがんね。つーことで進むわ」

 

GM「はい。

しばらく進むと、君は硬い壁に突き当たるよ。そして取っ手のようなものが壁から突出してる。突出している部分を握ると、金属のように冷たくすこしざらざらとしていることがわかるね。この取っ手のようなものは左右に少し回せるね。回すとガチャガチャと音がするよ。触った手を嗅ぐと錆びた金属のような香りがするんだよ」

 

A「確実に扉だなこれ。開けるわ」

 

GM「押す?引く?」

 

A「えっなにそれ。そんな選択肢あるの?」

 

GM「あります」

 

A「押す」

 

GM「開きません」

 

A「引く」

 

GM「開きました」

 

A「いい度胸だ、後でいやがらせな」

 

GM「知らんよ!(シナリオに)書いとるんよ!」

 

A「知ったことか、ほら、うまいこと描写したらいやがらせが軽くなるよ」

 

GM「なくならんのかい。

扉を青い光が差し込み、音がなだれ込む。君は急な光に目をつむるだろう。その時に聞こえてくるのは激しい雨音。それから薄らゆっくりと目を開けた君の視界には、鬱蒼とした草木が映る。どうやら森の中のようだ。空はオーロラめいた青白い光に照らされ、青い霧が濃く広がっているのが見える。

小鳥は雨の中、君の肩から空へと飛び立つ。

扉から外へ出る、君の身を打つ水の感触は生々しい。君が扉から手を離すと扉は音をたててひとりでに閉まり、閉まりきった瞬間はじめからその場になかったかのように跡形もなく消えてしまう。それを確認してしまった君はSANチェック」

 

【正気度ロール <1/1d2>】

68→68 成功

 

GM「もう暗闇の中へ戻ることはできない。空の色が一層明るくなり、オーロラのような波形がゆらゆらと不思議な動きをする。まるで海の揺らめきを見ているかのようだ。そのうちあまりの明るさに目をあけていられなくなるそこで君の意識は暗転するよ」

 

A「わざわざ口調変えてまで言わんでも」

 

GM「書いてある文章少し変えただけだからね。しょうがないね。」

 

A「コピーか。ならお仕置きだ」

 

GM「や、やめてよ。

とりあえずシナリオ終了。ここから後日談入るよ」

 

A「お疲れー。あ、そうだ。小鳥が飛び立つって描写してもらったばっかで悪いんだけど、捕まえれたか判定していいか?」

 

GM「え?いいけど……じゃあこぶしと反応ロールをどうぞ」

 

【こぶし】

95→01 クリティカル

 

【反応ロール】

65→05 クリティカル

 

GM「えちょま………」

 

A「まじざまぁww」

 

GM「なんでこんなどうでもいいところで出すの!?バカなの!?」

 

A「捕まえた?」

 

GM「捕まえたよ!そりゃもう、飛び立とうとした小鳥を何してんだお前って感じで捕まえて、小鳥は何されたか全く理解できずに連れてかれたよ!」

 

A「やったぜ」

 

GM「てかこれなんで捕まえたの?」

 

A「お前んとこの探索者に飼わせるため」

 

GM「もういいよ!うちの探偵事務所はほぼ動物園なんだよ!?小鳥もういるし!」

 

A「しるか」

 

GM「うにゃぁぁぁああああ!!」




後日談はやってません。
私が怒って掴みかかり、負けてはぶてたので。
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