転生これくしょん~転これ~ 【一時休止中】   作:上新粉

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こちらでも今年もよろしくお願いします!
こっちは今後もあまりシリアスになり過ぎないゆるい感じでやって行こうと考えておりますのでこれからも重ね重ねよろしくお願いします<(_ _)>



羅針盤なんて渋滞の元

鎮守府正面海域を突破してから三日。

俺達は早くも南西諸島沖へ出撃していた。

今までが遅すぎたと言われてしまえばそれまでだが、この短い期間で出撃に踏み切ったのには幾つか理由がある。

一つは長門(七世)が予想以上に動けたからだ。

俺が艦娘としての基本的な動きを覚えるのに一週間は掛かったのに対してこいつはたったの一日半でまともに海面を動き回れるようになりやがった。

そしてそんな事より重要なのは上の奴らだ。

攻略ペースは遅すぎるとはいえ、いきなり山本に電話してきたと思ったら今月中に鎮守府海域(ゲーム内で言えば1-4までの事だな)の攻略を完了せよとか……もう少し前に言ってくれれば良いのにと思う。

とまあそんなこんなで少し急がなければならない状況になったので今出ている訳だ。

 

「どうしたんだい響、不安なのかい?なら僕が抱き──」

 

長門(七世)さん、列を乱さないで。死にたいのですか?」

 

「いっ!?いや、まだ南西諸島沖だし大丈夫だって……」

 

「油断は禁物です、あなたの油断で死ぬのはあなただけではないんですよ」

 

「……ごめん」

 

後ろから俺に飛びつこうとしていた長門(七世)は先頭の白雪に窘められると少し落ち込んだ様子で所定の位置へと戻って行った。

 

……助かった、艤装を付けた長門(七世)に抱き付かれていたら脱出不可能だからな。

後で白雪にお礼を言っておこう。

 

「響さんもです、考え過ぎて視野を狭めては元も子も無いですよ」

 

「あ……うん、ごめん」

 

そうだった、いつ敵が出てきてもおかしくはないんだ。

俺の油断なんかで仲間を失うなんてまっぴらゴメンだ!

 

気持ちを引き締め直し、周囲を警戒していると長門(七世)の水上偵察機から敵艦発見の報せが入る。

 

「距離七〇〇〇、方位0-9-4、軽巡ホ級が一と駆逐イ級がニ」

 

「了解、このまま単縦陣で砲戦を開始します!」

 

「0-9-4…………わかった!」

 

「まかせろぉ!」

 

0-9-4……ってつまり東の方だよな?

 

聞き馴染みの無い一瞬首を傾げてしまったが俺は過去の記憶と白雪の向いている方から予想しつつ白雪について行った。

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、どうやら今のは本隊では無いようですね。撤退しましょう」

 

「呉鎮ランキング一位を務めた栄光に比べれば微々たるものだが、貰っておこう……か。」

 

軽巡と駆逐を一隻ずつ沈めた長門(七世)は腕を組み得意気にMVP時のセリフを言っている──ってこいつトップランカーかよ…………提督業やってた方が良いんじゃ……いや、やっぱこいつの下には着きたくないから却下だ。

 

何てどうでも良い事を考えていたらイ級が沈んだ所が突然光り始めた。

 

「白雪っ!あれは……」

 

「えっ?ああ、あれはドロップと呼ばれる現象で原因は不明ですが主に深海棲艦を倒した後に起きる現象だと言われてます」

 

「ドロップ!?ハァ……ハァ……こ、この辺なら麗しき少女が来る確率大!!」

 

「普通に気持ち悪いので帰って下さい」

 

「ひどいっ!?響ぃぃぃっ!白雪が虐めるよぉっ!」

 

「私も同意見だからフォローのしようがないね」

 

「ぐはぁっ!!どぼじで…………ガクッ」

 

長門(七世)が下らない事を言っている間にも光は段々と人の形を象っていく。

やがて完全な人型となった時、光が収まり遂にその姿をあらわにした。

 

「艦隊のアイドル那珂ちゃんだよぉ!よっろしくぅ!」

 

 

 

-那珂ちゃんがドロップしましたー

 

 




さて、次の着任する娘を考えにいかなければ……
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