カタフラクトを乗り回す主人公が居ないから私が乗り回す為のIS 作:銭湯妖精 島風
千冬さんに一喝されてから大人しくなったセシリア・オルコットに触れずに3限目と4限目を無事にに乗り越え、昼休みがやって来たので軽く首を回してから一夏の方を向き
「一夏、食堂へ行こう。流石に お腹が空いてしまった」
「そうだな、箒も行こうぜ?」
「・・・あぁ」
私の言葉に頷き、箒も誘うが 何故だか箒は少し不機嫌そうだ
まぁ多分、一夏と2人っきりが良かったけど私がいるからだろう
そんな訳で私達3人は食堂に到着する
「ふぅん、流石は多国籍学園、多種多様な料理が並んでいるね」
壁のデジタル掲示板に載っているメニューを眺めて呟く
「確かに多いな、でも こう多いと目移りして中々決めれなさそうだな」
「ならば、日替わりの和食定食にしたら良いんじゃないか?」
一夏が思案顔をして腕組みをして呟くと箒はメニューの定番欄にデカデカと書かれている文字を指差しながら言う
「確かに、決めきれないなら日替わりにするのが吉だな。よし日替わり和食定食にしょう」
「なら、私もそうしようかな?これだけデカデカと書いてあるし、自信があるのだろうからね」
「うむ」
そんなこんな日替わり和食定食の食券を3人分発券し列に並ぶ
「時に一夏、念の為に聞くがISの搭乗時間はどの位?」
「うっ・・・約30分位だけど?お前は?」
私の質問に遠くを眺めつつ答え、私に質問返しをしてくる
「ゼロ、1秒も乗ったこと無いよ」
私達の順番になり食券を出しながら答えると
「は?ゼロ?本当にか?」
ややオーバーなリアクションを取る一夏に
「・・・一夏、定食が出て来ているぞ?」
箒が一夏に言い、私は自分の分の定食を手に取り
「詳しくは席に着いてからでも遅くない」
そう言って私は3人で座れる席を探すと運良く発券出来たので其処に3人揃って座る
「さっき言った様に私はISに乗った経験はゼロ、ただし私はカタフラクトの搭乗経験が有り、搭乗時間は約600時間は超えているから、全くの素人と言う訳じゃない」
手を合わせ いただきます をしてから定食に手をつけ食べ始め、先程の説明をする
「何だ、少しは期待したのに」
一夏は冗談ぽく、そう言い定食のメインたる鯖の塩焼きを箸で割り食べる
「とはいえ、ISについて学ぶ必要はあるから 誰かに手伝って貰った方がいい。私は一応 対戦相手だから無理、として・・・篠ノ之さん、お願い出来るかな?」
「おぉ、そうだな。箒なら気負いせずに集中出来そうだ、頼めるか?」
チラリと箒を見て そう言うと一夏は本心で言っている様で、真剣に言う
「う、うむ。力になれるかは分からないが、微力ながら力を貸そう」
そう箒は頬を染めて言う
まさしく恋する乙女の顔だ
そんなこんなで箒と親睦を深めて、名前で呼び合う仲になる事が出来た
そして5限と6限を受け、放課後になった
「お疲れ様一夏、初日からハードモードだったね」
「全くだぜ、初日で これとか」
そう言いガックリと肩を落とす一夏の肩を軽く叩き慰め
「とりあえず、決定戦までの約1週間、頑張れ」
先程終わった帰りのSHRで私と一夏のクラス代表争奪戦が1週間後の放課後に開催される事が伝えられた
それに向け、一夏は所謂 強化期間に入った訳で箒が少しヤル気になっている
「と、言う訳で箒、練習機の貸し出しが受理されたらISに乗って、受理されなければフィジカルトレーニングをする方向で、宜しく」
「うむ、任せてくれツェリ」
私の言葉に強く頷きヤル気マンマンな箒を見て少し不安を覚える
多分、一夏と2人っきりになれて少し舞い上がっているんだろうけど
「それでは一夏、また後で」
「おー、後でな」
私は教室を後にし、寮へ向かう
箒が一夏の特訓をしている間に、寮の部屋を調べる必要があるから、先に寮へ行き調べようと考えた
数分して寮へ辿り着き、部屋へ入り室内をチェックする
「・・・ベッドの下、クリアっと」
隠しカメラや盗聴器等の物を探し出せる機械を使い隅々まで探す
一夏は世界的に見て、希少な人間だ
それこそ毛髪の1本、爪の欠片1つにも値が付くぐらいに希少
無理矢理に拉致をされてもおかしくは無い
だからこそ、私が管理局から派遣されてきた訳だ
そんなこんな隅々まで探し尽くして、その類いの物が無い事を確認してから少し汗をかいてしまったのでシャワーを浴びる事にした
クローゼットを開き、制服を脱いでシワにならない様に吊るしていると、ノックも無く扉が開き一夏が入ってくる
「痛ぅ・・・しこたま叩かれたな・・・ん?」
丁度下着姿の私目が合い、一夏は直ぐに顔を逸らし
「え、エリ・・・これはワザとじゃないんだ!!」
「言いたい事は、それだけ?」
一夏をジト目で見つつ部屋着を着て、彼の前に移動する
「一夏、君は馬鹿なのかな?事前に言っていた筈だけど?」
「うっっすまん」
素直に頭を下げた一夏の頭に軽くゲンコツを入れて
「次は平手だからね?」
「お、おう」
少しキョトンとしている一夏に背を向けて
「一夏は壁側を使って?窓側は私が使ってるから」
「分かった、ごめんな?エリ」
チラリと彼を見たら申し訳無さそうな顔をしていたので
「もういいよ、でも次は平手だからね?」
一夏は無言で頷き、自分の荷解きを始める
これは後で共同生活に当たってのルールを決めないと行けないな
一夏なら次もやらかすに違いない
仕事が繁忙期に突入した為、更新する日が減ります
今の所、2日に1回か3日に1回のペースを予定しています