カタフラクトを乗り回す主人公が居ないから私が乗り回す為のIS   作:銭湯妖精 島風

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年相応って凄い難しいよね

 

 

変な(前世の記憶)を見てしまった為に何か変にモヤモヤした感じのまま私、ツェツィーリエ・M・ヒュームレイは元々口数が少ない方なのに、尚更口数が減り

 

両親共働きの為、預けられた保育園では必要以上に動かず絵本をずっと読み漁り、飽きたら空をボンヤリ眺める日々を過ごしている

 

故に先生からの評価は、大人しく無口のボンヤリした娘となっている様だった

 

 

そんな感じでスクスクと成長した私は保育園から幼稚園へと移り、幼稚園でもボンヤリと過ごすのだろうと思っていたら、そんな事は無かった

 

 

いつもの様に絵本を読もうと考え、適当なモノを本棚から取って、天気も良いので木陰ででも読もうと移動を始めた瞬間、彼は現れた

 

「おまえ、なんでいつも絵本ばかり読んでるんだ?一緒に遊ぼうぜ!」

 

「・・・いい」

 

何故かは知らないが、私には目の前の彼が輝いて見えた

 

 

いつも1人で絵本を読み、誰とも話しをしようとせず、必要以上の運動もせず、積極的に行動する事も無い私に声を掛ける園児なんて彼以外には居なかった

 

だからなのか、私には彼が眩しく見えた

 

だから断ったつもりだった

 

「今、良いって言ったな?よし行こう!」

 

「えっ?ちょっっまっ」

 

ワザとなのか、本当に間違えているのかは分からないが、彼は私の手を引っ張りグラウンドの方へ進んで行く

 

 

本気で抵抗したら、すぐに解ける程度の強さで掴まれた手を解く気持ちは何故か起きず、私は彼に従い彼等の輪に入る事にした

 

 

無口な私に最初は彼等も戸惑った、だが子供とは単純らしい

 

彼等は直ぐに私に慣れ、私にも友達が出来た

 

 

晴れたら彼、織斑一夏の誘導の元 グラウンドや遊具で遊び、雨の日は屋内で絵本を読んだりした

 

そんな日々を過ごす内に、私の内のモヤモヤとした物が気にならなくなってきた事に気がつく

 

「・・・織斑・・・一夏」

 

(イチカ)が居て彼等(トモダチ)が居る、そんな日々が永遠に続くと私は思って(願って)いた

 

だが、世界は そんなに都合が良い訳じゃない様で、小学校に上がる直前、私は両親の転勤の都合で産まれた地を離れなければならなくなった

 

 

「・・・さようなら・・・織斑一夏、またいつか何処かで」

 

「あぁ、さようならエリ、またな!」

 

旅立つ日の朝、わざわざ私の家を訪れた一夏と再会を約束する

 

いつか何処で必ず会える、不思議とそんな予感がして私は少しの寂しさを感じながら一夏に見送られ父が運転する車で故郷を後にする

 

新天地で私は小学校に入学し、彼によって多少は改善されたコミュニケーション能力でイジメられない程度には交友関係を築く事に成功した

 

それから可もなく不可もない毎日を送っていた小学四年のある日、以前に月で発見されていた文明遺跡の調査中、遺跡の何かの装置が起動し、暴走を始めた

 

偶然か必然か、丁度何年か振りかの彗星大接近と重なり、暴走した装置が高火力の高射砲に連動していたらしく彗星を打ち砕き、進路を変え地球へと降り注ぐコースを取ってしまう

 

各国は大いに慌てる、無数の大小の破片の落着点は予測が困難だからだ

 

小さい破片ならば多少はマシ、だが大きい破片が国内に落ちた瞬間、最悪国そのものが地図から消える

 

そして地球の生物は絶滅への一歩を踏み出す事になる

 

誰もそれは望む訳はなく、こんな時ばかり各国は手を取り合い核弾頭を搭載したロケットを打ち上げ、彗星を破砕した

 

その筈だった、だが核弾頭の数が足りなかったのか、そもそもの計算が間違っていたのた、破片の一部が残り地球へと降り注ぐ

 

各国は一か八かの賭けに出る

 

保有する弾道ミサイルをありったけ打ち上げ、破片を大気圏突入直前で破砕し、少しでも被害を減らす努力をした

 

努力の結果は失敗とは言えないが成功にするには酷い有り様だった

 

少なくない犠牲を出し、尚も増える破片による被害、そんな中、日本に向け弾道ミサイル約2000発が発射されてしまう

 

各国のミサイル発射施設も破片による被害を受け、誤作動により発射されてしまったのが原因だった

 

 

そして日本に約2000発のミサイルを撃ち落とす余力は残されていなかった

 

そんな絶望を拭い去る様に、彼女は現れた

 

純白の騎士の如きその姿をした彼女は、日本へやってくる約2000発のミサイルの悉くを斬り払い、ミサイルの他に降り注ぐ破片を荷電粒子砲で撃ち落とし、日本を救って見せた

 

 

後に白騎士事件と呼ばれる事になる事件の後に白騎士の開発者、篠ノ之束はインフィニット・ストラトスことISを発表、世界は少しずつ歪んでいた

 

ISには大きな欠点が存在する、それは完成を優先したが為に女性のみにしか扱えない事だ

 

それでも各国はISを欲しがる

 

何故なら、先の破片処理により核兵器の殆どを消費してしまっているからだ

 

またいつ破片が到来するか分からない現実に破片処理の名目でISの開発がされて行く

 

ブレーキとして、ISの心臓部、コアをブラックボックス化させ、篠ノ之束以外がコアの製造が出来なくした

 

有る意味それは正解で有り、間違いでも有った

 

ISは貴重品で戦争に用いられる事は無かった、だがコアの絶対数が限られている以上、其処には選民思考が生まれ

 

ISに乗れる女性は偉い、ISに乗れない男性は偉くない

 

そんな女尊男卑な風潮が生まれ満悦して行く

 

とはいえ、本当に偉いのはIS搭乗者に選ばれたエリート中のエリートだけなのだが

 

 

世界は確実に、少しずつ歪み始めていた

 

 





とりあえず次まではIS学園入学前の話を書く予定です


因みに、ツェツィーリエの愛称は本当はツェリなんですが、幼稚園生ぐらいだと発音し難いだろうと考え、エリにしました、悪しからず


あと、ツェリを一夏のハーレム要員にするかは、まだ決めていません

よろしければ、御意見をお願いします

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