「ミヤー!一緒に帰ろ~!」
「はーい、イリヤ待っててー」
「ミヤ、いくら寝ていたとはいえ帰る準備してからにしような」
「う~、わかってるよ~」
「「じゃみんなまたね~!」」
そう言ってクラスメイトと別れた。
「先生ー、さよならー」
「はーい、さようならー・・・ってイリヤ!廊下を走るんじゃなああああい!」
いつも通りの下校。
「ね~ミヤ」
「どうしたの?」
「お兄ちゃんと一緒に帰ろ!」
「うん、わかった」
イリヤがそう言って、走っていった。
ほんと足早いんだから・・・
「おにーちゃん!一緒に帰ろー!」
「おーイリヤとミヤじゃないか、今日は早いんだな」
「えへへ~」
「どうしたんだ?学校で良いことでもあったのか?」
「んふふ~内緒ーね~ミヤ」
「うん~、二人だけの内緒~」
「はは、二人とも仲が良いな」
「そうだ!お兄ちゃん家まで競争しよっか!」
「え?でも俺自転車だぞ?」
「私走るの得意なんだから!行こ、ミヤー!」
「イリヤ待って~速いよお~」
「えへへ~1番乗り~」
「自転車漕いでいたのに負けた・・・だと・・・」
「イリヤもお兄ちゃんも速いよお・・・」
「あらイリヤさんミヤさんお帰りなさい、士郎も一緒だったのですね」
「あぁ二人とも校門で会ったんだ」
「なるほど、そうでしたか・・・あ、イリヤさん今日宅配が来てましたよ、確か中身は・・・DVD・・・」
「あー!リズお姉ちゃん先にブシドームサシ見ちゃうなんてひっどぉ~い!」
「お金出したのはあたしだしー」
「うぅ~そうだけどぉ~」
「あはは・・・イリヤもミヤもアニメに集中しないようにな」
「そうですよミヤさん、士郎がだらしないからこそあなたがしっかりしなければ誰がイリヤさんを止めるのですか!」
「え、えぇ私にその責任は少し重いです・・・」
「ほら、ミヤにはまだ責任が重いから俺がしっかり・・・」
「いけません!あなたはこの家で奥様達が居ない時が家長なのにだらしなかったり、私の料理の時間を盗ったり・・・」
セラがお兄ちゃんに説教してるのはいつものことだけど今回は長くなりそう・・・
イリヤと一緒にアニメでも見ようかな
「ふ~、やっと終わったー」
「さすがに1クール分一気見は中々・・・」
「イリヤさん、ミヤさんお風呂早く入ってくださいね」
「「はーい」」
セラに促されイリヤと一緒にお風呂に入ることしよう。
でも・・・あれ・・・?
目眩が・・・
「んぅ・・・イリ・・・ヤ・・・」
「え!?ミヤ!大丈夫!?」
ここは・・・どこ・・・?
いつもの部屋じゃない。
「お前は仮者の贋作か?」
・・・え?
「いや違うみたいだな、能力か・・・先天性の能力」
のう・・・りょく・・・?
「いいか、君の能力は・・・」
外が眩しい。
まだ夜のはずなのにどうして?
まだフラフラする体で窓を見てみよう。
・・・!・・・・・・?
・・・・・・、・・・!
誰かの話声が聞こえる。
あれは誰だろ?
すごい魔法少女ぽい女の子・・・
っていうかあれイリヤぽい・・・
それと赤い服を着たツインテ黒髪の女の人。
とりあえずイリヤなのか確認したいな・・・
「イリ・・・ヤ・・・、そこに・・・いるの・・・?」
そう呟くと二人ともこちらを向いた。
イリヤぽい子は顔を真っ赤にして俯いてて。
ツインテ黒髪の人は警戒してるのかな・・・?
あ、こっちに来る。二人とも。隠れなきゃ。
「・・・で?さっきの子は?どこいったのよ」
「う、う~ん、隠れちゃったのかな、どこにもいない」
「私の探知でも見つけれませんでした、どこかに行っちゃったんじゃないんですか?」
「それはない・・・と思う・・・」
と、とりあえず話だけでもしてみれば何とかなるかな・・・?
「イ、イリヤ・・・」
「・・・?・・・ミヤ!」
「やっぱりあの恰好イリヤだったんだね」
「あの恰好・・・あなたさっき窓から覗いてた子かしら?」
「はい、恐らくそうだと思います」
「ふーん、それにしては普通じゃないわね・・・」
「え?」
「いえ、独り言よ、気にしないで」
「は、はあ」
「まあ、今日のことは忘れなさい、その方があなたのためよ」
「わかり・・・ました・・・」
あの赤い外套を纏った人は誰だったんだろう?
それに能力ってのも気になる。
もう一度夢なら会えるかな・・・?
今度はお話をしてみたいな・・・