現在日にちが変わる時間午前0時に公園で魔法衣装に変えてルヴィアさんと凜さんと美遊さんで次のクラスカード回収に来ています。
「よし、全員集まったわね!」
「オーッホッホ、どこからか雄叫びが聞こえますわ」
「なんですって~!?」
「あの~、早く行きましょう?」
「わかったわ、イリヤお願い」
そうしてクラスカード回収に行った。
「なんなのー!待ち伏せだなんて!」
「相手はキャスターでしたわね、まさかあそこまでとは・・・」
「あの変な結界って・・・」
「あれは魔力指向制御平面ね」
「魔力・・・しこ・・・」
「要は魔力に指向制を持たせるのよ、方向が指定されてるの」
「じゃあ魔法はあの中じゃ使えない?」
「ええ、使うともれなくこっちに飛んでくるわ・・・、こっちが飛べれば話は早いんだけど・・・」
「そっか、飛んじゃえば良かったんだ~」
「・・・え?イリヤ、あんた飛べたの?」
「う、うそ・・・」
「え?みんな飛べるんじゃないの?」
「イリヤさん、飛行は高度な魔法なんですよ?飛べるという思いがないと飛べませんし」
「美遊!あなたも飛びなさい!」
「・・・人は飛べません・・・」
「なんて夢のない子・・・」
「桜、イリヤたちはどう?」
「キャスター戦だったようです、しかし撤退して来ているのかと」
「どうして?キャスター程度ならすぐのはずだけれど」
「魔力指向制御平面が張られているようです、それも大規模に」
「なるほどね・・・、じゃあ桜は現界してイリヤ達を手伝ってあげて」
「構いませんが・・・どうしてですか?」
「なんだか嫌な予感がする、それもイリヤ達が危険に合うっていう予感ね」
死の予感がする・・・、もしかしてキャスター以外にも居たらかなりまずい、魔力不足で相手は魔力万全状態。勝てる見込みはゼロ。どうしよう、かなりきついや・・・
「イリヤさん、こんなとこで練習するんですかー?」
「ここなら誰にも見られないでしょ?」
「確かに、そうですねー」
「美遊!今すぐここから飛びなさい!」
「ルヴィアさん、やっぱ飛べないです、人は飛べなああああああ!?」
「可愛い子には旅を・・・良い言葉ですわね」
「イリヤさん、誰か空から落ちて来てません?」
「へっ?」
ルビーに言われたとおり空を見ると・・・
そこには涙目の美遊さんが居た。現在落下中で。
「えええええええ!?」
「・・・痛い」
「美遊様大丈夫ですか?魔力障壁は張りましたが・・・」
「大丈夫、問題ないよ」
「美遊さーん!」
「飛んでる」
「はい、飛んでますね」
「美遊さんも飛行練習?」
「ん、そんなとこ」
「なら一緒にしよ?」
「別に、構わないけど」
そうしてイリヤスフィールと一緒に飛ぶ練習をした。
・・・結果としてはやっぱ飛べずに最終的に魔力で足場を作って飛ぶことにした。
「今度は勝つわよ!あのキャスターに!」
「美遊もいいですわね?」
「「はい」」
「じゃあ、行くわよ、ルビー!」
「はーい、鏡面回廊反転します」
鏡面界に入る瞬間誰かがこっちに来ていた。
誰も気づかずに。
「よし、来たわけだけど・・・」
「美遊、作戦通り行きなさい!」
「はい・・・!?」
「なっ・・・!」
待ち伏せに指向制御平面の他に大規模砲撃を準備していたキャスターは一斉にこちらに攻撃しようとした瞬間に来た。
「・・・散り桜、舞い踊れ」
それは綺麗な狐だった。
私たちと変わらない身長で、狐の尻尾が生えていた。
「あんた、誰よ!?」
「それ聞く前に倒しません?・・・、あなた方杖持ちなら飛べるはずですし、さっさと倒しますよ」
「美遊さん」
「わかった」
そうしてすぐにキャスターはやられた。
そう思ってた全員は気づかなかった。
キャスターが最後の力を使って大魔術を行使していたことに。
「・・・っ!、大魔術観測」
「なんですって?キャスターは倒したはずじゃ・・・」
「クラスカード、インクルード!」
美遊さんがランサーのカードをインクルードしてキャスターに特効するが間に合わない。
「イリヤ様、美遊様に砲撃してください」
「え?でもそれじゃ」
「美遊様は魔力で足場作るはずです、砲撃の魔力を固めれば問題ないかと」
そう狐の少女は言った後はすぐに美遊さんに叫ぶ
「美遊さん!」
「なに!?」
「乗って!」
それで察したのか砲撃分の魔力を固めて一気に加速した美遊さんがキャスターに向かって宝具を発動し・・・撃破した。
「イリヤスフィール!美遊に向かって砲撃なんて!もし当たればどうなっていたか!」
「ルヴィア様、言ったのは私です、イリヤ様は従っただけですから」
「それはそうと、あなたは何者なのよ!」
「私は桜と言います。主の命で今回協力してきてと言われたためですね」
「その主って誰よ?」
「それはあなた方がよく知る人物では?」
「大魔力感知・・・、まずいですね二人目が来ましたよ」
「え・・・?」
それは唐突に来た。
キャスター戦の後だから全員疲弊(狐さん以外)してるのに追加で戦闘は・・・
「私が食い止めます、その間に逃げてください」
「それは無理よ」
「・・・っ!何故です!」
「結局あの英霊も倒さないといけないし、なによりあんたが信用できないの、これで充分?」
「・・・そうですね、ではセイバーと戦うということですか」
あの英霊はセイバーといってて、変な霧みないなのを纏い、赤黒い剣を持っている。
「あの霧はあらゆる魔力を遮断します、魔法は無効されるので、それだけは言っておきます」
「魔力遮断ってことは・・・魔法が使えないじゃないの・・・」
「美遊さん」
美遊さんに声をかけた。
それを察した美遊さんと同時に
「ルヴィアさん、お願いします」
「凜さん、お願いします」
「はあ・・・わかったわ、さすがに出来そうもないもの」
「わかりましたわ、その代わりに安全なとこ行ってなさい」
そうして二人にステッキを渡してセイバーと戦った。
そしてセイバーが宝具を使った。
「エクス、カリバアァァァァ!」
それと同時に一気に魔力が放出され地面が割れた。
その魔力による風圧で腕がすこし擦り切れた。
「ひっ!・・・」
自分の腕から流れる血を見て怖くなった。
自分はこの回収に付き合っているとそのうち死ぬんじゃないかって。
恐ろしくなった。怖くなった。
死ぬのは嫌だ。まだやりたいことがたくさんある。
まだミヤと仲直りもしてない。
でも凜さんもルヴィアさんも吹き飛ばされて居ない。
無防備な私たちに着々と死が近付いているのがわかった。
まだ死にたくない。ならどうすればいい?
「やだ・・・死にたくない・・・」
「イリヤスフィール・・・?」
「死にたくない、死にたくない・・・、だったら倒せば良いんだ」
「イリヤ様・・・?」
「あんなの倒しちゃえば良いんだ、その力がこのカードにあるんだから!」
「アーチャー、インストール」
そこから記憶がなくなった。
気づけばセイバーのカードが落ちて来てたのは覚えてる。
でもそこからまた意識を失ったのは覚えてた。
「ミヤ様、イリヤ様から英霊の力が感じれました」
「・・・夢幻召喚かな、多分」
「夢幻召喚とは?」
「クラスカードには英霊の力があるからそれを使って英霊の座にアクセスする。対応した英霊の力を一時的に自分に写すの。要は自身が擬似英霊となる」
「イリヤ様はそれを?」
「多分ね、恐らくそうだと思う・・・、イリヤとは一度戦わないと駄目かもしれない。その頃には自分という意思がもう無くなっちゃってると思うけど・・・」
「ミヤ様、今からでも会いに行きましょうよ」
「ごめんね、桜。それをすると私の計画が壊れちゃうんだ、自分という異端を消すための計画が」
全てのクラスカードを集めたイリヤ達に現れて殺される。それだけで私はすぐに終わる。
あぁ・・・早くこんな世界から死にたいよ、こんな壊れた骨董品に用なんてもうないんだから・・・