規格外たちの間接介入『D×D編』   作:獅狼

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閑話・・・その人たちの今Ⅱ

 

 

某魔界某所…

 

「ッチ、また侵略してきた魔界(とこ)の魔王は居ないのか!!」

「はい、どうやら手下を大量に送り込み続けて疲れた所を叩く心算の様で…」

「無駄に量だけ居やがって…これで65回だぞ?その度に小型戦艦を師団で送りつけるとか、明らかに前準備があるのか、それだけ造船に割っているのか知らんがふざけているな…」

「どうします?毎日送られて来るせいで疲労している者と苛々している者と飽きてきた者が続出して…もう2,3回で全員が戦線離脱しかねません」

「う~む…よし、阿呑、防人、逆侵略して来い。次の来た所で乗り込んでヤッチマエ。防人、危険度の高い武装を心行くまで試してきていいぞ、阿呑も向うに行ってからなら氣と魔力を使用して良い、全力で強化するといい」

阿呑は普段、戦闘するときは波紋のみで肉体を強化している。

なんか、氣や魔力は密度がおかしくてヤバイのだ。波紋だけで十分強い。

波紋は破壊力を上げるような力ではなく、あくまで肉体の活性化に留まる。

そして防人の作るヤバイ武装には何故か対星兵器が一つ混じっている。どうやって作った…

今回はおそらく、普段巻き込みを恐れて禁止している対都市、対国家、対大陸を存分に使ってくるだろう。そして最後に…

 

要するに、魔界滅ぼして来い。

 

そう言った訳である。

 

「全く、一誠の所に遊びに行こうとするたび来やがるんだもんな…」

「はい、漸く後処理が終わって余裕が出来たらその度に侵略来ますね」

「本当にこの魔界全体に隔壁造ってやろうかと何度思った事やら………」

「防人何かは本気で封印術式創ってましたよ?この魔界を凍結するような封印を」

「まあ、あいつも最近満足に研究出来てないから……実験できても結果をまとめる暇がないって嘆いてたな」

「それに今回は異例の長さですから…」

「次も同じパターンだったら即効で潰して逆侵略と言うことで」

「御意に」

 

 

 

~~翌日~~

 

「またか」

「またです」

「………」

「ぬぅ…」

「よし、行って来い。俺達もこっちの殲滅しだい行くが遠慮せず自重せずでやって良し」

「うん………尽滅……」

「ウム!!久しぶりにィ全ッ力をォ出せるのだァ、自重などせん!!」

 

その後、何時も通りの作業で3時間を持って侵略艦隊を撃破し(規模的にはこっちも同等以上だったので楽でした)、ゲートを開いて侵略してきている魔界へ向かった………

 

出現ポイントは空、下を見てみると…

 

クレーターがいっぱいの荒野。

 

………月?

 

いや、そうではない。今もドーンド-ンという轟音と共にクレーターが増えている。街が潰され、クレーターが出来ている。木々や山など地形も無視して全て平等にクレーターになっている。

 

うん、阿呑だ。

 

この辺はゴルフボールよりも遥かに過密なクレーターで埋め尽くされているな。

 

ゆっくりと下降しながら見渡す。

城が目に入った。阿呑の進む先にある。城の反対方向からは強大なエネルギー反応、直後巨大な光の柱が立ち、それがゆっくりと横に倒れていく30度も倒れないうちに新たな柱が立つ繰り返される事四度、出現点、倒れ方からして四角く囲むようにだ。

しかしそれが倒れるのを待たず、別の現象が起こる。

空から赤い何かが降ってきた。それは割れ、たくさんの小さい、50cmほどの球体――それでもあの高さからだとかなりの威力になりそうだ――それををばら撒く。

着弾、炎上。着弾点から火柱が上がる。上空から見ているから気付いたが、なにやら陣を描くように落ち、完成と同時に陣の内側が火に包まれる。僅か十秒ほどで大規模な魔法陣を完成させたのだ。

その頃、漸く光の柱が完全に倒れ城下町を四角く囲う。その中央上空に何かが在る。

小型○○ュタ?

それは光柱による正方形の角四点と繋がりピラミッドの枠組みを作り出し、そして動き出す。

底辺の正方形がどんどん小さくなる。過ぎた後は更地になっていた。

最後、ただの柱になったそれは吸収され、○○ュタから仮想砲塔が展開され弾が射出された。

その弾は斜め下方向きに打ち出され城を軽々と打ち抜いた。

その先に居る阿呑がそれを殴り返し、城に在る一番高い塔の根元にあたり、塔が倒れた。

 

どうやら光が集めた物を圧縮形成し弾を作り出して重力操作で撃ち出す砲のようだ。

 

えげつない。

 

と、こんな感じで俺達が駆けつけたときにはこの魔界はもう、城とその周辺のみが無事な状態だった。

さっきから空を埋め尽くす戦艦を数多の光が喰らっているが其処に朱麗を初めとした俺と一緒に来たやつらが参戦し魔王城からの戦艦の補給を大きく上回り凄い勢いで空から船が消えている。

 

すると阿呑の進行速度と防人によるであろう爆撃が魔王城に近づく速度が上がった。

 

城にそれらが辿り着くと急に破壊が止まり、残っていた最も高い塔が根元から取れ、浮き上がって城中央に突き刺さった。

その直後、城上空に巨大な魔法陣、転移用の陣だ。

其処から超ド級戦艦………ああ、結構前にいきなり大金が消えたのはそういうことか……

 

無敵戦艦『良綱』が変態(マッド)の手によって魔改造された異常戦艦…

ヨ、ヨシツーナ ガ キータヨー!!

ヨ、ヨシツーナガクールヨー!(強襲タイプ)

のどっちの良綱?……同じか…

しかし、この良綱は『超宇宙消滅爆撃波』や『超時空銀河波動砲』を使わなかった。

全長15Kmのボディの三倍を超える大きさの仮想砲塔………いや、術式で作られた砲塔を展開する。

その術式の殆んどが収束系のもの…

 

リリカルな収束砲なんか目じゃないぜ!!

 

本来の砲を撃つためのエネルギーを本体から供給し、この魔界全土の魔力をネコゾギ持って行く……あれ?衛星からも?

「…………総員退避ィィィィ!!早く逃げろ!!」

防人から発射カウントが送られてきた。

残り、五分…

本人は良綱・壊に乗っているから大丈夫だそうだ。

 

もっと早く言えよ、皆必死でで駆け込んできてるぞ?

 

………間に合うかなぁ…

 

 

結論、何とか全員逃げれました。あそこの魔界は綺麗に蒸発したそうです。

ゲートを閉じる時に少しだけエネルギーが入ってきて山が幾つか吹っ飛んだ……ああ、少なくとも龍族が三桁は死んだな……

 

 

 

 

今回で一番の被害がこれだった。

何時になったら遊びに行ける事やら……

 

 

 

あ、防人、それ完全時間凍結処理して内核封印ね。

 

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