原作と性格が大きく変わっていますが、気にしないで下さい。
調きょ……教育の成果だと思って下さい
よう、俺の名前は兵藤一誠、皆にはイッセーと呼ばれている。
私立駒王学園に通う高校二年生だ。
何でか俺は知り合い皆に、俺が去年の夏休み明けに人が変わったと言われたんだ。
逞しくなったとか、戦場から帰ってきた兵士のような空気を纏っているとか・・・
いや、俺戦場になんか行った覚えないから。
でもまあ、今じゃあ俺と親友の松田と元浜に付き合っていたらエロ三人組とか呼ばれるように成っちまった。
でもまあ、あんなのでも一応友人な訳だから腕力を持って犯罪一歩手前で止めてやってんだけどな、時々一発で気絶してしまうんだが・・・・・・こいつ等こんなにやわだったか?前は覗いたりして見つかって袋にされたりしたお陰でかなり耐久力は付いていた筈なんだが・・・
まあ、そんな事ばっかりしていたせいで女の子からは嫌われ気味の俺だが、ついに先日彼女が出来た。
天野夕麻ちゃん、彼女から告白してきた時は即座にドッキリ企画か!?と思ったけど、どうも自分達の様子を見ている者がいなかった訳だから素直に受けて恋人に成ったと言う訳だ。
と言うか、目の前に突然超絶美少女が現れ告白をしてきたんだ、しかもかなり好みのタイプだ。
そくざにOKしちまったぜ。
ドッキリか!!と思いながらもうっかりな・・・ドッキリじゃなくて良かったぜ・・・
それで今日は初デートって訳だ。
こんな日だってのに今月はいろいろ入用でプランとしては普通のデートに成ってしまったがいきなり気合を入れすぎて引かれるよりは良いか、と考えながらもついつい一時間早く待ち合わせの場所に来てしまった。
なんだか訳の分からない怪しげな魔方陣の描かれた『貴方の願いを叶えます!』ってチラシを貰ってしまって時間も在るしどっかに捨てようかな?と思ったが何故か俺の感が捨てるなと言うのでポケットの中にしまっておいた。
そのあと高校生らしいデートを進め、夕暮れにいつの間にか町外れの公園に来ていた、何故だか人の姿が無く二人っきりだ。
そして夕麻ちゃん配置の間にか俺の正面、噴水の前で俺と向き合う形で立っていた。
「今日は、楽しかったね。ねぇ、イッセーくん」
「ん?なんだい、夕麻ちゃん」
「私達の初デート記念に、一つお願いを聞いてくれないかな?」
なんだか良い雰囲気だな・・・これは期待をしてもいいのかな?かな?
「何かな?お願いって」
良し平常を装えた
「死んでくれないかな」
・・・・・・……・・・
「は?ごめん、よく聞こえなかったんだ、もう1回言ってくれないかな」
「死んで、くれないかな?」
・・・・・・うん、無理
俺が何か言葉を発そうとした時、夕麻ちゃんの背中から翼が生えた。
黒い、羽だ・・・もし白色だったら俺は天使?とでもつぶやいたに違いない。
しかし俺は・・・・
「鴉天狗?幻想郷は存在した?」
普通其処は妖怪だろ、と自分でも突っ込みを言える発言だったが小さくつぶやいたので夕麻ちゃんには聞こえていなかった様だ。
さっきとは全く違う、冷たい見下すような怖い目付きになった。
しかし、その時、俺の中で何かのスイッチが入った。
「楽しかったわ。貴方と過ごした僅かな日々・・・初々しい子供のままごとに付き合えた感じだった。」
ブゥンと機械の機動音より重い、そんな感じの音と共に一本の光の槍の様な物が夕麻ちゃんの手に現れた。
ヒュッっと風きり音そして・・・
俺は無意識に半身になり飛んできたものを避けた。
避けてから気付いた、あの槍を投げたのか・・・通った位置は腹部、しかも地面に刺さって槍が直ぐに消えた所を見るとくらっていたら出血で直ぐに動けなく成っただろう。俺は悪魔じゃないんだからあんなの当たったら間違えなく死ぬだろう。
しかし、今避けられたのは偶然だ、あの槍に意識を集中させていたからだ。
「あら?避けちゃうの?せっかく恐怖を感じる前に幸せなまま殺してあげようと思ったのにね」
二本投げられる。腕の動きで分かった。
そして一本は避けられたがもう一本が腹に突き刺さり消え、其処から血が噴出し俺は大地に倒れる。
「私がかなり加減して居たとは言え偶然二本避けられるなんて凄いはね・・・一応謝っておくわ。
ゴメンね。あなたが私達にとって危険因子だったから、始末させてもらったわ。
恨むのなら、その身に神器(セイクリッド・ギア)を宿らせた神を恨んで頂戴ね」
セイ・・・ク・・リッド?駄目だ、出血で上手く頭が回らない。
駄目だろ俺、こんな所で死んだらあの人たちに顔向けなど出来ない・・・・
あの人たち?俺は何を・・・
何故か、手が勝手にポケットへ向かう、取り出すのは一枚のチラシ。
解る、この魔方陣は、知っている、知識が何故か在る、契約?召喚?
このチラシの意味(つかいかた)が何故だか解る。
自分の血が付いたチラシを見て、赤く染まったチラシを見て先日、学校で見たあの人を思う、思い出す・・・
ああ、どうせなら彼女のような人の腕に抱かれて死にたい。
さっきまで彼女がいたのに別の女を直ぐに想う俺は浮気者なのかもしれない。
ああ、俺が死んだらどうなるのだろう・・・天国か?いや、俺には似合わない・・・
俺が行くのは・・・あの個性的な面々の住む地獄のような楽園・・・あそこに行きたいな・・・
何を考えているんだ俺、此処で死んでしまってはあの地獄のような修行が無意味になるだろ?
はあ・・・本当にヤバイな・・・訳のわからないことを考えてしまって・・・い・・・・・・る・・・・・・・・・
「あなたね、私を呼んだのは」
失いかけた意識を僅かに持ち直す。
視界に誰かが入るがもう視力が無い。誰だ・・・
「死にそうね。傷は・・・へぇ、面白い事になってるじゃないの。そう、あなたがねぇ・・・本当、面白いわ」
クスクスと笑っているようだがどんな笑いかはもう判別できない。
出来れば嘲笑で無ければいいのだが・・・
「どうせ死ぬのなら、あなたの命、私が拾ってあげるわ。私のために生きなさい」
もう、黒くなり始めたぼやけた視界に赤い色が映った・・・
はは、マジで願いが叶いやがった・・・・