次の日、脇腹に走る痛みで飛び起きた。
そして、神器を出すと其処には…
「やっぱりこれが原因か…あの時しまい損ねて布団に紛れていたのかな……」
其処にはあの『簡易GOアイテム界』がくっ付いていた。
「しかし…脇腹が少し痛むな…恐ろしい…怪我が無い所を見ると幻痛か?…まあ、あれだけやれば、な」
あ、そういえばイノセントを服従させたって…
……こっちの機械使えば解るか?
AとBの端子がある。Aを籠手に繋げて見ると小さな画面に何かが映った。
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A
赤龍帝の籠手
pop1/???
イッセー支持屋2
↑↓
B
---
pop--/--
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要するにアイテム屋のイノセント移動、合成機能ね。
何となく、使用方法が不明な円柱をくっ付けてみた。
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A
赤龍帝の籠手
pop1/???
イッセー支持屋
↑↓
B
イノセントハウス
pop20/20
武器上達屋1900
武器上達屋1900
武器上達屋1900
武器上達屋1900
武器上達屋1900 →次のページへ
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はい、ビックリ~!!
な ん だ こ れ は!!
二ページ目も武器上達屋1900でいっぱいだった。
三、四ページは技上達屋400で埋まっていた。
これは…
球体も見てみたが…経験値屋は無いのか、流石に自重した………んな訳が無い。HP屋から始まり全能力のイノセント19998が入っていた。其々三人ずつだ。
これはある意味経験値屋よりたちが悪い。今の赤龍帝の籠手に入れれば籠手の性能が十五倍くらいに成る。
それを更にWMで今だと約2.5倍一つ入れるだけで能力が三十倍を超えるって…
ブースト五回分浮くな……うん、暫く封印。こんなの入れたらどうなるか解らん。
更にあの魔界のお気楽で好き放題なやつらをあの根暗集団のいる所に送るとか…なんかやばいよな、変な化学反応起こしそう。
そんなこんなでアーシアが朝食が出来たと呼びに来るまで考え込んでいた。
そして、アーシアと登校中
少し、右の脇腹、先輩の右手を獲ったときに左を打ち込まれた部分を庇う様な動きに成ってしまっていたのだろう。「だいじょうぶですか?」とアーシアに心配された。
大丈夫だと返したが、おそらく人気の無い場所であったら『
「でも、早朝のトレーニングもしていなかったので……もしかして!!骨を折ってしまったんですか!?でも、昨日はそんな大怪我をしそうなことはッもご…」
これ以上放置すると一般的には普通無いような事を言い出しかねないので口を塞ぐ………無論、手でダヨ?
「アーシア、場所考えて、大丈夫、骨折なんかしてないから」
そう呟く、もちろん後には現実(リアル)ではと付く。
それに朝のトレーニングは昨日部長がああだった訳でも有るし、今日は中止だと部長から連絡も来た。
まあ、本来はそれでも走ったのだろうけど、イノセントの確認と移住をやっていたら気付いた時にはアーシアに呼ばれたというのが理由だ。
そして学園に辿り着き、教室に向かっていると…
「イッッッッッセェェェエェェェェェエ!!!!」
松田が憤怒の形相で廊下の先から疾走してくる。
「死ィィィィねェェェェェェ!!!!」
後からは元浜が………あ、ああ例の件か。
二人は腕を広げラリアットの構え
場所は廊下で逃げるのは厳しい。
タイミングが良いな、よその教室に逃げ込もうにも前と後の扉のちょうど真ん中らへん。駆け込む前に片方が来るだろうな。
そして、こいつらの狙いはクロスボンバー…両手を広げて棒の様にしてのカウンターは位置のズレで不可能だろう。良く考えた。確かにこれなら片方が犠牲になって一撃を入れれるだろう。
だがしかし!!甘いわァァ!!
「アーシア、ちょっと預かっていてくれ」
少し離れたところに居るアーシアに鞄を投げて渡す。
俺は腕を広げ、両の手を手刀にして構える。
「逃げるのは諦めたのかァ、イッセェェェ!!」
「ハハッ、観念したのかい?イッセークゥン!?」
あと半秒も掛からず二人が俺の元に辿り着くだろう。
俺は指先を曲げ右手は手のひらを上にに左手は手のひらを下に
「さあ、クタバレェェェ!!!!イッッッセェェェェ!!!」
「自らの行いを懺悔しろォォォ!!」
距離があと二歩のところで左回転を始める。
二回転目で二人が辿り着き、俺は膝を曲げて身を少し低くしてラリアットの回避を行い手刀を胸の少し下方、鳩尾付近に打ち込む。
「「ゲハァァァァァ!!」」
盛大に向きを変えて廊下の壁に突っ込んで行く二人。
俺は何事も無かったかのように手を払い、アーシアから鞄を受け取り、アーシアの背を押しながら教室へ
「ま、マテヤァァァ!!」
「な、なにも無かったように去らないで欲しいんだけど!?」
「俺達はお前に対して言いたい事があるんだぁぁ!!」
膝を付き胸を左手で押さえながら右手を伸ばして叫んでくる。もう動けるのか?お前たち……
「だったら奇襲かけずにそう言って来れば良いだろ?(お?レベルが上がってる)」
「ただ、ただ文句を言うだけで終われるわけが無いだろ!?せめて、せめて一発殴らせろ!!」
「そうだ!!僕達をあの魔境に送り込んだ事について懺悔しろ!!そして死ね!!!」
床を両手で叩きながらそう叫ぶ二人、しかし未だ二人の嘆きは止まらない。
「なんだよあれ!!如何見てもモヒカンと肩パッドにバイクや火炎放射器みたいなもんが似合う、時代か世界を間違えた漢(おとこ)じゃねえか!!しかもなんでゴスロリ着てんだよ!!なんダヨあの病的かつ冒涜的な禍々しい混沌とした名状したくない謎の生物はなんなんだよぉ!!危うく発狂しそうになったぞ!?」
「もしくは一時的に発狂してしまっていたかもしれないィィィ!!!」
頭を抱ええながら天を仰ぎ叫ぶ元浜。
ふむ、ミルたんより何だかやばそうだな…
「しかもなんか知らないけど、アレラの御友達のミルたんとかがファンタズィィなパゥワァに目覚めたとかで極限まで身体を鍛え自分達もファンタズィィなパゥワァを手にいれるとか言って居たんだぞ!?」
「しかもそれのせいで鍛えなおしたって言っていたからな!?」
「え?複数居たの?」
ならばミルたんよりもSAN値直葬かもしれないな。なるほど納得できる。
「一ダース居たよ!!囲まれて逃げられなかったんだぞ!?」
俺の紹介した『リルたん』、『ミルたん』に教えてもらった御友達、本質をつかめれば純粋な心と見た目により一層、矛盾を感じ苦しむことになる不思議な人物?だ。
共通するのは筋骨隆々としたそれで居て実用かつ魅せる事も出来るくらい素晴らしい肉体を持ち、その雰囲気は王者(チャンプ)としての風格を持った漢(おとこ)しかもそれが複数。
中でも別格なのが『ミルたん』でも残念なのが既に就職済み。
つーかさ、あの人達、格闘技出れば普通にオリンピックで金とか当たり前になりそうなんだけど…
「良い経験出来たろ?」
「「出来るか!!」」
「何があったかなんて覚えてねえよ!!」
「今正気でここに居られる事が嬉しくてたまらないくらいなんだ!!」
「なら良かったじゃないか、普通がどんなに尊いか、解っただろ?」
サムズアップして哂ってやる。
二人して挟むように殴りかかってきたので流して互いを殴らせてやった。
てかさ、本当に一度発狂したんじゃね?
何も覚えてないって……今度どんな様子だったか聞いてみよう、リルたんに。