規格外たちの間接介入『D×D編』   作:獅狼

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今気付いたけど形式変わってルビになっていないところ多々有るね……
悪いけどこのままでお願いします。


中盤戦

『ライザー・フェニックスさまの『兵士』三名、戦闘不能(リタイア)』

校庭へあと半分のところでその報せが来た。

どうやら木場は己の仕事を果たしたようだ。

木場と合流……俺の方が大分近場にいるが、敵に会う前に合流できるだろうか……いや、奴なら来るだろう。

むしろ来てくれないと困る。

向こうは『王』を会わせて16人、内『戦車』一人『兵士』六人が脱落、対しこちらは『王』を含めて六人、そして『戦車』が一人脱落、つまりは九対五でそして『女王』同士が戦闘中、その戦闘結果が出る前に一人でも多く削らないと一気に不利になる可能性が有る。

いざとなったら使いたくなかった草さんに教えられた技術を使うしかないか?

まあ、はっきり言って暗殺に近い惨殺なんだけどさ……外道だよね、気付いたら身体が大変なことになっているけど死んでいないってさ。

技術としては普通の動きから自然に一瞬の異常加速を行って、また自然に速度を戻すという矛盾。

急に速度が変わるから相手は一瞬動きを追えなくなるってものらしい。そしてその間に死角に入る。

今の俺なら思いっきりブーストをかければ出来そうな気がする。

草さんは歩くようにやるから全くもって姿が追え無いと言う……

一瞬見えて消えて訳もわからず眠りにつくのが相対者の常だそうだ。

四名の例外を除く!!

と、そんな事を考えている間に木場が来たようだ

「イッセー君を待たせるわけにはいかないと思ってね、頑張ったよ」

イラッ……駄目だ、何だか知らないが木場の顔を見ているだけでイラつく……本能ェ…お前一体なんだよ……

「で、休憩は必要か?」

「いや、いらない。部室棟にいたからそう動いていないよ倒したのは見回りの『兵士』だね、でもこの辺を任せられているボスが冷静みたいでそれ以上は無理だったよ」

続けて言う、

「居るのは『騎士(ナイト)』、『戦車(ルーク)』、『僧侶(ビショップ)』が一名ずつの合計三名」

「俺とお前だと…『騎士』はお前で俺が『戦車』……場合によっては先に『僧侶』を倒してからに成るな」

サポートはされる前に潰さないと面倒になる。

「私はライザー様に仕える『騎士』カーラマイン!!腹の探り合いには飽きた!!リアス・グレモリーの『騎士』よ、尋常に剣を交えようではないか!!」

勇んだ女性の声が聞こえて来た。

見るとグラウンドの真ん中に甲冑装備の女性が堂々と立っている。

此処にライフルが無いのが勿体無い…

「名乗られてしまったら、『騎士』として、剣士として出ないわけにはいかないな」

そう呟いて木場は正面から向かっていってしまった……

 

ド阿呆が……向うの頭は犠牲(サクリファイス)好きの変態だぞ?

向うの『騎士』が名乗りを上げたからといって出て行って尋常な勝負が出来るかも怪しいだろ……

 

「僕はリアス・グレモリーの『騎士(ナイト)』木場祐斗」

名乗ったところに俺は通信を入れる。

《おい、木場……俺はサポートに回って乱入が有ったらそれを潰す、思う存分『騎士』同士心行くまで………なんていうわけねえだろ、さっさと済ませろ、倒し終わったら俺はそのとき着たように合流する》

俺は木場が居る間は気配を同化させ、木場が行った時に気配を消した……ばれていないと良いのだが……

そして木場が切り合いを始めた所で俺は探り始める。

まず見えるところに半面の仮面をつけた女性とドレスを着た御姫様のようなドリッ……縦ロールの典型的なお嬢様のような美少女……仮面が『戦車』でお嬢様が『僧侶』か……

気配を消しているので籠手(ドライグ)は使えない、だが一応直ぐにでも五乗ブースとが出来る用意をしておく。

 

 

 

 

少し待って居ると木場の『光喰剣(ホーリー・イレイザー)』が砕かれる。

やばいか?と身を乗り出した所で木場の手に別の剣、ライザーの『騎士』カーラマインだっけ?の剣が凍りつき彼女は直ぐにそれを捨てて腰の短剣をぬく。

それを天にかざして叫ぶと…あら不思議、炎の渦が……ひょっとしてチャンス?

 

『Ⅴth power of Boost!!!』

追加!!

『Ⅲrd power of Boost!!!』

よっし八回!!

『Explosion!!』

Let's GO!!

『Ignition!!』

魔力を込めた左手を地面に叩きつけそこで爆発、自分は反作用で大きく跳び上がる。そして更に、近くに在った用具小屋の壁をそのままの勢いで殴ってほぼ垂直だった軌道を無理やり変える。

無論、観戦している二人に向かってだ。

そして、待っているだろう迎撃に備えて籠手に魔力を……

 

 

 

SIDE IZABERA

「まったく、カーラマインめ、我々が居る事を忘れて……む?」

一時的に視点は変わり、ライザーの『戦車』イザベラ。

「どうかしましたの?」

お嬢様が私の反応を不思議に思ったのか尋ねてくる。

「いえ、なにやら爆発音のようなものが聞こえたような気がしまして……」

二連続で、そう離れていない場所だと思うのだが……

「ユーベルーナでは?たしかいま、あちらの『女王』と戦っていたのではなくて?」

確かにそれもありえるが……距離が近すぎるのではと思う。

万一に備えて、何が有っても対処できるように身構える。

「それにしても……ユーベルーナから『兵士』がこっちに向かったとの報告がきたのに一向に現れませんね……もしかして道に…」

!!グラウンドから空に視線を向ける、すると何かが……人型!?

「下がってください!!」

話に上がった、『兵士』の少年が跳んで来ていた……

 

SIDE OUT

 

 

やっぱりばれるよな……

しかし此処で問題が…たしかあの鳥は『フェニックスは炎と風を司る』的なことを言っていた気がする。

眷属にその性質が出るなら赤魔法(ファイア)と緑魔法(ウインド)の効き目は薄いか?

だからと言って青魔法(クール)だと目晦ましに弱い気がする………

頑張って星魔法(スター)いってみるか?成功すると良いなぁ……

試しに一発!!

「スタァァァ!!」

標的は、こっちに向かい構えている『戦車(仮)』!!

光線が飛び出し、標的に直撃!!…………あり?

ダメージが見られない……失敗か!!

「チクショウ!!」

『20th power of Boost!!!』

「メガクゥゥゥル!!!」

『Transfer』

その名の通り、自分の放てる青魔法(クール)をM(メガ)倍して放つ

一気に虚脱感が来るが、まだ問題ない。

本来の物と違い、自分のクールは相手を凍らせるなんて高度な真似は出来ず、冷気を纏った氷の飛礫(つぶて)を放つものだ。そうだよ、どうせ自分はINT低い(バカ)ですよ!!

だが、さすがメガクール、人を20人くらいなら押し潰せそうな……ゴメン、嘘。

クールを強化しただけなので、俺のクール、氷の飛礫が強化され、直径50~100cmの氷の塊が約25個ほど飛ぶ。

しかし問題は俺の居る場所、空中だ、つまりは上から氷の固まりを降らせる。

発射速度+重力加速度をくらえ!!

 

ドッ!!ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

軽い地響きを起こしながら均されたグラウンドを穿つ

しかし、直撃すれば危ないかもしれないが降り注ぐ弾は25発であり、直線に並んでも25m程度の範囲しか攻撃できない。

これが人間なら、訓練を受けていないものなら、終わっていただろう。

しかし対象は悪魔であって、限りある『悪魔の駒(イーヴィル・ピース)』で眷属にされた者、残念な事に損傷は与えられても倒すまではいかないだろう。

 

だが、それで良い。

着地時の安全が確保できればそれで良い。

着地、そして一つだけ着地地点に落した氷を着地と同時に掴み、落した氷塊群に向かい投げつける。

だがそれは、届く前に落ちた。

「随分な挨拶だな、リアス・グレモリーの『兵士』!!」

おっと、結構怒っているご様子。

でも無理しているのが分かります。

うん、だってさM(メガ)っていうと100万ちょいだよ、なのに打ち出した氷塊は体積で言うと精々8000倍の変化。

大体二十五個だからそれ加えても100万いかない、つまりは質が上がってんだよぉ!!

フハハハh……嫌な予感がする、何だか大ダメージ入ったかと思ったら服がビリビリに成るだけで済んだ的な!!この世界の法則が存在するような………あ、よかった無事だ。

 

ゴホンッ、さてと、今一瞬ある特定の世界の真理に触れかけた気がするけどそんなもの認めない!!

もっとしっかりとした自前の理性が有れば俺だって楽しめただろうさ!!

って、そんなことは如何でも良いんだ。今は目の前の戦!!

「いやいや、それ程でも辿り着いてみれば木場が『騎士』と思わしきものと戦っていて、更に二人居る。これは参戦してやらないとって思ってね」

うん、確かにそう思ったとも。最初が嘘で後ろはほんとだ。

「さてと、じゃあここからは正面からの勝負といこうか、それで、どっちから来る?両方同時でも俺は構わんぞ?」

「私、あなたのお相手はしませんわよ」

いきなり出鼻を挫かれた気分だ……お嬢様『僧侶』は離れ、しかしさほど遠くない場所に移動して、完全観戦モードだ……

「……マジで戦う気ゼロかい……『戦車』さん、そっちの『僧侶』なに?マジで戦わないの?」

正直自分でさっきと違う表情してんだろうなーと思うくらい気が抜けた。

戦わないのに戦場に出てくるとかふざけてるの?

「あー…あのこのことは気にしないでくれ、特殊だから。今回の戦いも殆んど観戦しているだけだ」

「Oh………」

つい、声にさしてしまったが後悔はしない。

いや、戦場で観戦ってなに?戦地の情報を届ける戦場カメラマンが命掛けてるのにただの観客?

馬鹿なの?死ぬの?

「彼女…いや、あのお方はレイヴェル・フェニックス。ライザー様の妹君だ」

「は?」

「ライザーさま曰く、『妹をハーレムに入れるのは意義がある。ほら、近親相姦っての?憧れたりする奴いるじゃん?まあ、俺は妹萌えじゃないからカタチとして眷属悪魔って事で』だそうだ」

なるほど、馬鹿か。

なら仕方ない。

「あー……攻撃しても良いのか?」

「…出来れば止めてもらいたい」

「了解、無抵抗の者を殴る趣味はあんまり無い」

だがゼロでもない。

ライザーは無抵抗であろうと、泣いて許しを請うまで殴り続ける心算だ。

「では、会話もそこそこにして、いくぞ!!」

『戦車』イザベラが一歩前に出て鋭い突きを俺の顔面目掛けて振るわれた。

ヴァッカめ!!

まだ俺の八段強化は解けていない!!

この程度、一度左に避けてやっぱり右か?と見せかけてやっぱり左とか出来るわ!!

そしてそのまま掌底を腹部に……

むにゅ♪

………

………セイヤァァァ!!

自分を殴って吹っ飛ぶ、主導権を奪われる前に問題を起こす前にィィィ!!

なんでこんな時にパイタッチすんだ俺ェ!!

ほら見ろ、あちらさんもあまりの出来事にポカンとしてんじゃないかァ!!

木場は戦闘中で部長にアーシアは此処に居なくて朱乃さんは向うの女王と戦闘中!!

こんな状態で獣になったら誰が俺を止められる!!

え?敵さんがいるじゃないかって?赤龍帝の力を嘗めんなよ!!

『こんな状態(しんきょう)で言って欲しくなかったな、その言葉……』

あ、ゴメンきこえた?ドライグ……

『ああ、ちょっと、お前の理性とやらの状態を知らせようと思ってな。

何だか綺麗な穴が開いて其処からピンク色の靄みたいな物が吹き出ている。

なんか少し空気がピンクに成った気がするな』

あれ?やばくね……

「ソイヤァ!!」

近場に有った氷塊を投げつけて更に殴りつける。

「すまない、正々堂々と行きたかったが、(俺に)余裕が無くなった、だから」

そして、

『Ⅱnd power of Boost!!!』

『Transfer』

自分に掛かっていたブーストプラス2、計十乗ブーストを拳正面に溜めた魔力塊(ピンポン玉)に譲渡し打ち出す。

「だから、カッ飛べやァァァ!!!!!」

打ち出された魔力は氷塊をごとイザベラを飲み込む。

そして校舎の一部が崩壊し、

『ライザー・フェニックス様の『戦車』一名、リタイア』

グレイフィアさんのアナウンスが流れる。

 

「あれ、イザベラ姉さんは?」

「まさかやられちゃった?」

まさかの援軍、そっちを見てみると、『兵士』2、『僧侶』1、『騎士』1……残り全部じゃん!!

 

畜生、考え無しにブーストの大安売りしたせいで辛い気がしてきた。

使用回数は……5+3+10+2+2+1+5+5+3+20+2=58かな?

まあ、大体60、でも感覚的には20が他と比較にならないほど持っていかれた感じだった。

さて、どうやって倒してやろうかと思っていると……

「ねーそこの『兵士』くん」

やってきたうちの一人が俺を呼ぶ。

なんだろう…

「ライザー様があなたのところのお姫さまと一騎打ちするんですって」

ほら、と指を指すは信仰者の屋上。炎の赤と紅の髪が目に入った。

『イッセーさん、アーシアです。聞こえますか?』

そこで、アーシアから通信が入った。

「ああ、聞こえている。部長のことかな?」

『はい。いま私は部長さんと一緒に学校の屋上に居るんです』

うん、今視認した。

『相手のライザーさんに一騎打ちの申し出を頂きまして』

うん、さんは要らないな。

『部長が応じたんです!!』

ゴフッ……

『おかげで障害も無く校舎まで入ってこられてんですけど……』

部長ェ………

総大将が敵本陣まで赴くのは無双ゲーとか歴史の偉人(へんじん)くらいですよ、大将が一番槍になって如何するんですか……

しかも取られたら終わりなんですよねぇ……

『戦車(ルーク)』も居ないと言うのにッ!!

 

 

 

さて、早急になるべく戦力を残したまま助けに行かないと……

 

拝啓、魔界(じごく)の恩師(げどう)サン達へ

 

元の世界でも、厄介ごとに巻き込まれています。

是非御力添えを……

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