規格外たちの間接介入『D×D編』   作:獅狼

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ゲーム終了

 

『ライザー・フェニックスさまの『女王』戦闘不能(リタイア)』

今回は、地面にめり込んですぐに光と消えた。

続き、レイヴェルを探して睨み付けるイッセー

しかし、空を飛んだまま降りようとせず、そして攻撃の意思もない様なので放置して王のもとへ走り出す。

そして、五段ブーストをかけて……

 

膝から力が抜ける

踏み出した脚がカクンと折れ前のめりに倒れそうになったところを辛うじて踏ん張る。

そして前へ。

こんなところで止まるつもりはないと言わんばかりに自分に渇を入れ、前へと進む。

その疾走は早かった。

恐怖を含んだ表情のレイヴェルは瞬く間に小さくなり。

目の前には敵本陣。

しかし悠長に上っていては、間に合うか怪しい。

したから見た様子だと、何故かライザーは一切攻撃をしていないように見えたが何時、攻勢に移るか分からない。

なので跳ぶことにした。

もう余裕は無いが知ったことではない。

自分がやるべきは接敵して神経を擦り下ろす様な攻撃を打ち込むだけだ。

十回残っていれば成果は出せる筈だ。

そう、自分に言い聞かせながら脚に力を込めて、地面を穿つ。

『ignition!!』

舗装された地面を大きく抉りその身は屋根近くまで運ばれる。

イッセーは爆発で少しバランスを崩してしまっていたが、右手で縁をつかみよじ登る。

すると正面にはこちらを見る三人が……跳躍時の爆発で警戒をしていたようだ。

「イッセー!?」

おうおう、どうしました部長。のんきにそんな事を考えながら屋根へよじ登るイッセー。

「ッチ、クソ生意気な『兵士』か。よくここまでたどり着けたな」

「ッハ、おかげさまで大分疲労してるよ」

確かにイッセーは疲労している。

おそらく使い方にもよるが、どんなに多くても20前後の強化で体力を使い果たすであろう。

「しっかしなぁ……一体誰がお前の『駒』に手も足も出ないんでしたっけ?どうやらこっちのリタイアは全部、不意討ちのようですがぁ?」

そんな事を言いながらも立ち位置は部長…自軍の『王』と、ライザー…敵軍の『王』の間。

「さってと、選手交代だ。下級悪魔に下される覚悟は十分か?」

「待ちなさいイッセー!!」

構えたところで後からイッセーに声が掛かる。

「一人じゃ勝てないわ、私も…」

一緒に戦うと続くのだろうがそこで遮る。

「何処に大将同士の一騎打ちを先にさせる兵が居るんでしょうかねえ……居るはず無いでしょう!!そういう戯言は休んでからにしてください!!」

少し待って、部長が少し引き、アーシアの近くに行くのを確認し…

 

「さーて、勝負をつけるか!!チキン野郎!!」

「チキッ……貴様ァ!!よっぽど死にたいようだな!!」

 

 

数分後……

 

「ガハァ……」

殴り飛ばされるイッセー

「ハァハァ……手間をかけやがって、ちょろちょろと鬱陶しいんだよ!!どうせ貴様の攻撃なんざいくら喰らった所で俺を戦闘不能にすることは出来やしねえぞ!!」

イッセーはライザーに隙あらばと殴り続け、それでも押し切れずについに殴られてしまった。

そして首を捕まれ、持ち上げられる。

「そういえば、お前は最初ッから俺のことを馬鹿にしやがったよなぁ……今後、俺に逆らえないぐらいしつけてやるよ」

ニヤニヤと勝者の余裕かそう言うライザー

「―――」

「あ?何か言ったか?」

そのとき、イッセーの左手(・・)がライザーの腕を掴む

「一発当てただけで調子乗ってんじゃねえぞ?焼き鳥(チキン)クゥン?」

 

『Ⅹth power of Boost Transfer!!!!』

 

そのとき変化が訪れる。

ライザーの顔が歪み、イッセーを振り払うように、払いのけるように腕を振るう。

しかしイッセーはその腕を右腕でも掴み、離さない。

「如何したんですか、ライザー・フェニックス?なんで相手の命を握っているに等しい状態を手放したんですかぁ?」

相手の神経を逆撫でする様に話し掛けるイッセー。

「き、キサマァァァ!!俺の身体に何をしたァァ!!!」

ただ腕を掴まれているだけなのに、そうとは思えない取り乱しようだ。

『Ⅲrd power of Boost!!』

「ッ……そんなもん、あんたが身を持って理解しているだろ?それで分からないようなら説明してやろう」

イッセーは内心、もう強化は出来ないと悟りながらも強気にそう言う。

「だから何をしたんだ!!答えろ!!なんで腕を掴まれているだけで激痛が走る!!そして早くこの手を離せ!!」

フェニックスの力に頼ってきたせいか、腕を切り落とされたり、身体を吹き飛ばされる程度なら直ぐに再生できるため感じたことの無い痛み……といっても過言ではないだろう。

しいて言うなら、剥き出しになった痛覚を直接掴まれている様な痛みなのだ。

そしてこの痛みは長く続く。

握られている限り続く。

故に、ライザーは焦る。

此処まで続く激痛は初めてなのだ。

故に神経を磨り減らす。

魔力を使おうにも集中できない。

風の当たる痛み(・・)からもう片腕も同様……否、上半身全体だ。

服が軽く擦れるだけで痛い。

髪が触れるだけで痛い。

上半身が熱湯につかっている……という例えは相応しくないだろう。

断続的かつ、不規則に痛みが来るため、より酷い。

熱湯風呂で、出して入れて出して入れて出して、熱湯かけてまた入れて出すそんな感じなのだ。

慣れさせない。痛みを感じる場所さえ、風の気まぐれによって移り変わるのだ。

そんなライザーの腕を掴みながらイッセーは言う。

「そんなに知りたいんなら、教えてやるよ。

お前の痛覚を約千倍まで引き上げた。

ただそれだけだ」

そして、右手を離し、その指で掴んだ腕を突き始める。

「グ…ガァァァ!!」

「如何だ、痛いだろ?ほら、降参して楽になっちまえよ。」

明らかに悪役な、主人公(イッセー)。

「ッグ……ふ、ふざけるな!!この婚約は…」

「ウルセエ」

コーンっと、ライザー肘を叩き腕の骨を振動させる。

「グガァァァァ!!!!!」

膝を突き、脂汗をかきながら天を仰ぎ悲鳴を上げるライザー。

「震えるような痛さだろ、ほら、投了(リザイン)は?」

優しく、慈悲をかけるような声で語り掛ける。

しかし、やっている事と表情が完全に凶悪犯罪者のカホリのするイッセー。

だが、部長とアーシアには背を向けており、二人には静かに話すイッセーの声は聞こえておらず、そしてその冷酷な表情も見えてはいない。

少し前まで心配そうな、悲鳴のような声をイッセーに投げかけていたが、突然取り乱し、絶叫し、膝を付いた様にしか見えない。

なので不思議に思った部長(リアス)は一歩近付き……

「部長、こっちに来ずに構えておいて下さい、もし俺が負けたら次を頼まなければいけないので……まあ、負ける気は有りませんがね……」

その一言で後ろに下がり、アーシアと待機することにした。

そしてイッセーは再びライザーに言う。

「如何したんですか?上級悪魔(ライザー・フェニックス)さま?ご自慢の炎は出さないんですかぁ?

まあ、出したところで、それによる空気の流れの痛みに悶えるだけでしょうけど。

ほら、投了(リザイン)は?」

この時のイッセーの内心は……

(これが凶育って奴ですか?朱麗さん!!何だか癖になりそうです!!イケメンの顔が徐々に絶望や恐怖に染まっていくのがたまりません!!)

……新しい扉を半身ほど……否、片足を残して入ってしまっている。

正しく症状を判断すると、後は正しい自覚だけだろう。

そして、この脅……要求に対してライザーは、

「ふ、ざける……な……」

……

「この程度の痛みじゃ屈しないかーそうかーさすがだなー(棒読み)」

イッセーは慣れない痛みで力の入っていないライザーの足を払い、転ばせる。

上半身を地面に叩きつけられ悶えるライザー。

脚を掴んで駆け出すイッセー……そのまま屋根の上をライザーを引き摺ったまま疾走して、Uターン。

そして部長の正面に向かい走り、残り半場まで来た所でライザーを滑らせるように投げ、そこに跳び乗り、重さを掛けてブレーキ。

そして到着。

ライザーは、気を失っていた。

 

『この勝負、リアス・グレモリー様の勝利です』

 

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