規格外たちの間接介入『D×D編』   作:獅狼

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ということで、前回の話の最後には触れません。


部長と同居?何の話ですか?(現実逃避)

せっかく帰ってきてなんだが、あの人たちの狙い通りなのだろうか……体を動かさないと不安で仕方がない。

そんな訳で家にいる人を起こさないようにそっと抜け出しランニング。

 

現在時刻は四時である。

そして、自分と同じ理由でこんなに朝早くからランニングをしているであろう木場と合流。

ちょうど学校が近かったので、旧校舎付近の林の中、少し開けたところで戦闘訓練をすることにした。

「そういえばイッセー君、君と手合わせするのもあの山籠もりの時以来だね」

「ッハ、馬鹿を言え、あんな恵まれた環境では山籠もりとは言えないなぁ」

そう返すと木場は上品にクスッと笑い、

「たしかに、この一週間のことを考えると間違えなくそうだね」

そこまで話したところで、互いに構える。

俺は赤龍帝の籠手を、木場は魔剣創造で反りのある刀を創り出した。

「さすがに怪我をするといけないから刃は潰してあるよ、能力も無いただ丈夫なだけだ」

「まあ、確かにこの後学校があるのに大けがは避けたいな」

俺も籠手を小さくする。

肩までは行かずとも二の腕の半分くらいまであった籠手は肘に届かない程度の長さになった。

「さて、制限についてだが……」

「この広間だけで、木を如何かする様な攻撃は無し、あとは自己判断といったところかな?」

「ああ、それでいい。前みたいな自爆は期待するなよ?」

「そっちこそ、僕は速さも力も上がったからね、簡単に弾かせたりはしてあげないよ」

瞬間、正面からぶつかり合う。

イッセーは左のストレート、木場は円を描く軌跡で。

俺は仰け反りそれを避け、そのせいで拳を引かざるを得な買ったのでムーンサルトキックに移行。

木場はそれに対して、大きく後ろに跳んで避けた。

「おいおい、なんでそんなに跳ぶんだ?」

「よく言うよ、跳ばなかったらあたってたよね?」

そう、もし紙一重で回避していたのならば赤龍帝の籠手の新しい進化による技が当たっていただろう。

「おかしいな、まだ知ってる人はいないはずなんだけどなぁ…」

「勘さ、やばいと思ったから跳んだだけだよ」

ハハハ、と何処か壊れた笑い方をする木場。

お前もトラウマ持ちになったのか……。そうイッセーは心の中でつぶやいた。

「じゃあ、この時計のアラームが鳴るまでってことで」

俺はそういってアラームを設定した腕時計を近くの木の枝に巻きつける。

「あと何分だい?」

「五分」

簡潔に答えてイッセーは構える。

「じゃあ僕も新しい戦闘スタイルで試させてもらうよ」

木場は最初持っていたのよりもさらに短い、忍者刀に近いものを作り出した。

両手に一本ずつそして構えは自然体。

手に持つ剣がなければ正真正銘の自然体であろう。

木場の新しいスタイルは0から100への急激な動きで相手を翻弄するというものだ。

知って居るのならば迂闊には近づかないのだが、イッセーはあえてそこで踏み込んだ。

「クタバレェェェ!!このイケメンガァァァ!!!!」

☆プログラムアドバンス☆

クリティカル倍率(レート)UP

  +

ブースト×10

  +

金的!!

  ↓

非情なる一撃

 

パンッ!!と空気の爆ぜる音と共にイッセーの放ったヤクザキックの金的が木場の股間を襲う。

 

だがしかし、その足は空振り……木場は5m横に移動していた。

「イッセー君……今の本気で潰しに来たよね?」

「まさか、お前なら避けられるだろうという信頼があってこそだ」

そういいながらイッセーは空振ったその脚で地を穿ち、体を存分に捻り、その拳を木場に対して叩きつける。

技術(テクニック)(タイプ)として、そんな大振りの攻撃には当たってやれないね」

またも木場は大きめに避け、足を地面につけた瞬間に拳を突き出したイッセーの背に回り切りつける。

「そのための右だ!!」

腕の振りを修正し、体を回し、向かってくる剣に対して左手…籠手を当て手首を利用して剣をへし折る。

ところが木場の手にはもう一本剣が……しかも肉厚な大剣を振り上げていた。

「今ならその左手も使えないね」

「ッチ、クソッタレ!!」

『Vth power of Boost Ignition!!』

その瞬間右腕で赤いオーラが爆発し、赤い半透明の竜の腕が現れ、木場の剣を受け止める。

「それが君の新しい力かい?」

その問いかけに対してイッセーは腹立たしいという表情のまま答える。

「ああ、そうだよ。まったく、こんなところで使う予定は無かったんだがな……」

「使ってもらわないと困るよ、使わせれなかったら僕の修業がなんだったのか解らないじゃないか」

相性的にも、(パワー)(タイプ)に負けるわけにはいかないんだ、と続ける。

「なぜだ?妙に気が籠っているが……」

「ははっなんでだろうね、遠くて近い未来技術(テクニック)が不当な扱いを受けている気がしてね……」

なるほど、木場、ついにお前も未知の電波(ちしき)を受信できるように……

「ならこっちも全開で……」

ピピピピピ………

「……時間みたいだね」

「……そうだな……じゃあ、また放課後部室で……」

不完全燃焼で練習試合は終わりを迎えた。

むしろこれで良かったかも知れない。

 

 

 

そんな感じの朝を数日続け…

 

そして数日後の話。

放課後に俺たち、オカルト部は野球の練習をしていた。

駆王学園球技大会の練習だ。

「部活対抗戦、負けるわけにはいかないわ」

その部長の一言から始まったわけだが……

「あ~今更ですけど、五人で野球は辛いんじゃないでしょうか?」

「足りない分は生徒会公認のリザーバーが加入して補うんだ」

木場が説明してくれた。

そういいながらも木場の思考の五割以上は何やら別のことに囚われているようだ。

 

 

そして思い出す、先日のオカルト部の会議と銘打った。

 

俺の小さいころのアルバム公開

さらには、性欲の塊だったころの話とかいろいろと……俺にやさしくないイベントが盛り沢山でした。

その時、一枚の写真を見たときの木場の反応だな。

「イッセー君、この写真のこの部分、この剣に見覚えは?」

「あー悪い、覚えていないな」

「これは聖剣だよ、つまり、この子も今は教会に居るかもしれない。注意しておくに越したことはないよ」

あの野郎、そう言って冷静を装いながらも目が常日頃のイケメン王子のものではなかった。

憎悪の炎を目に灯らせ……ちょっとした狂気が感じられた。

まあ、冷静さを完全に無くしている訳じゃないから問題ないな。

 

 

さて、ここで突然だが俺の新しい力についての説明といこう。

本来の赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)禁手(バランスブレイク)赤龍帝の鱗(ドラゴンスケイル)だったかな?

名前はまだ考えていないが、似たものから取ってドラゴントリガーとでも仮に名付けておこう。

これは体のいろんな場所から増幅させた龍帝のオーラを形にして出して使用するというものだ。

左手から離れるほどブーストの必要回数が増えて、同数の時の発動時間が短くなる。

右腕を出すには最低五回でその時間はせいぜい0.1秒。

脚は左で四回で0.1秒。右で六回0.1秒。

実は頭は三回で0.1秒。

翼は三回で0.3秒だ。

左は三回で0.5秒出せる。

だが、あくまで最低であって、この時は出る時間も短いのだが、それ以上に密度も低い。

使い物になるのは十回からだろう。

全身に使いたければ合計50回、500秒…八分四十秒で……何秒くらい発動できそうだ、ドライグ?

『そうだな……その時の状況によるが……十秒は持たんな、五秒前後だと思ってくれ』

ついでに現在ためておけるカウントは168。

何とも中途半端だが、そういうもんだ。

 

 

 

まあ、こういった感じで他事を考えながらも別の施行で体を動かすことぐらいは出来るように鍛えられた俺と木場は怒られたりはしないぐらいにしっかりと動いて、外見はしっかりやっていた。

アーシア……うん、分かってはいたけど運動できないのな、今までやって来なかったからなのか、運動神経が悪いからなのか……どっちなんだろうな……

 




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