久々にこれを更新しました。
規格外を出した時点で
と、言ったようにライザーを散々いたぶった挙句なにやら灰根さん達に拉致られて強化されて、帰ってきたら部長が我が家で暮らすことに成っていたって言う夢を見たんだ。
信じられるか?修行の最中の苦しみをまるで実際にやってるかのように感じたのにそれが夢だったんだぜ?
目が覚めたら部長…グレモリーの別荘のベッドの上だったんだから驚きだ。
時間的にはまだ日も昇らないくらい。
あれが夢だったと信じられないからためしに夢で見た技を使ってみることにした。
篭手を出して振り上げた形で溜める。
『Ⅹth power of Boost!!』
意識を集中して、振り上げた左手に龍の
『おい相棒、いきなりどうした』
(いや…なんとなくこんな使い方出来るんじゃねえかと思ってな)
ドライグの様子を見るに本当にあれは夢だったようだ。
俺は左手を振り下ろしながら
『Ignition!!』
振り下ろしの一瞬だけ大きな赤い龍の左腕が現れ地面に爪痕を残す。
その様はまるで豆腐を彫刻刀で切り取ったかのようだった。
恐るべきは大きな音を立てずにさくっと切り裂いたことだ。
「マジで出来ちまった……」
『何だこの力は……それにあの腕、俺の左腕じゃないか』
「え?マジで、そうなの?」
『しかも今の感じ、不完全にではあるが至ってるように思えた……お前はとことん規格外な宿主だな』
「おいこら、それはどう言うことだ」
『普通は至るためには大きな変化が必要なんだ、相棒はそれなしにまだ腕一本とはいえその領域に踏み込んだ。しかも今までに無い
夢の中で地獄を味わった結果ですね!!分かります。
「ま、まあ過程はいいじゃねえか。それより、どんなだと思う?」
『そうだな…感覚的に、短時間だが半実体で俺の体を出すって感じじゃねえか?』
「なるほど、今後使っていって分かったことがあったらその都度教えてくれ」
『分かった、だが注意しろ。さっきのでも十回で一瞬だった、多く見積もってもせいぜい0.1秒……燃費は最悪だと思え』
「まあ、そうだろうな。だからこれはここ一番だけってことか」
『ああ、後あれは俺の力を取り出して使っているわけだが……なぜかお前との親和率が高すぎる。使いすぎると俺に近付くぞ』
「了解、気をつけておくとするよ」
『まあ、近付けば近づく程コストは低くなるだろうけどな』
「……何故だ」
しれっと言われたことについ疑問を返してしまった。
『何故、か……俺の力を俺のカタチで顕現させるんだ、それはもう……俺に近い方が楽に決まってるだろ?』
まあ、確かにそうだな。
『しかし問題が出たな、いざとなったら腕の一本でも貰って禁手化させると言う手もあった訳だが……ダメだな……不可逆だ、この特殊なタイプが発言した時から通常の禁手化への道が消失した。違うな、別の道へ入って後退できないが正しいかな』
「へえ、じゃあ、もともとの禁手化はどんなだ?」
『
「へぇ……」
『だが、だがしかし。鎧へ至ることはなくなった。そしてさっきの技だ、あれだと一撃ごとに使用すると20回だ。今のお前だと二十回攻撃するだけでガス欠になる………それだけ燃費が悪い、さらに使い慣れていないから大したコントロールもできない。
さらに報告しておくと何故だ?何故十秒毎というルールが変わっているのだ、強化をせずにカウントをストックして置けるというだけで驚愕だったというのに何故時間の制限が短くなっている?現在は9.95秒で一カウントになっているぞ』
「なんでわかるんだよそんなこと!!」
細かいそして数値化していないと出ないようなことを語ったドライグに対してツッコミを入れた。
『いや、感覚だ、何となくそうだと理解できたに過ぎん』
わけがわからない、そういう感情を一切隠さずに表情に出した。
『ああ、そうだ相棒、あっちからお前の主人がきているぞ?おそらくさっき地面を抉ったので何事だと向かってきているのだろうな。あと十秒もしないうちにここにたどり着く、言い訳とか覚悟を用意しておいたほうがいいと思うぞ』
「そういうことは真っ先に言えよ!!」
『おいおい、俺は【籠手】だぞ?索敵範囲はそう広くないよ、会話に集中していた自分を恨め』
急いで自分も気配を探る……
部長、距離100
さらにアーシア以外もこちらへ向かってきているのがかろうじて捉えられた。
走ってはいないが駆け足だ。
多分魔力で
そして俺の正面には四本…いや、五本の鋭い、三角刀で切り出したあとのような地面が存在している。
あれ?これって説教コースまっしぐらじゃね?
「おとなしくしなさい!!……ってイッセー!?」
建物の影から勢いよく飛び出し、こちらに手を向けて部長が叫んだ。
「こ、こんばんわ良い月夜ですね…」
俺は両手をあげて降参の意を表した。
翌日
朝早くから椅子に座った皆の前で正座をさせられている男が居た。
と言うか、俺だ。
「それで?今度は何をどうしてあんな事になったのかしら?」
2
「えっと……あの……そのですね……」
いえない、夢で見た自分が使っていた業を試してみたら出来てしまったなんて言えない。
絶対にふざけているの?と言われるに決まっている。
「ほら、どうしたの?何かいえない理由でも?」
いけない、追い詰められた。
木場に助けを求めようと視線を向けるが……肩をすくめて諦めろと言わんばかりに首を振られた。
流石にアーシアや小猫ちゃんに助けを求めると言う選択肢はないし、朱乃さんは……なんだか墓穴を掘ることになりそうだから選べない。
「イッセー?」
「夢で見た自分が使っていた業を試してみたら出来てしまいました!!ドライグ曰く、禁手化の亜種の成りかけだそうです!!」
容易くゲロッた。
いやだって怖いんですもの、美人の笑ってない笑顔はとんでもない威力を秘めているッッッ!!
「なにそれ、イッセー貴方ふざけているの?」
ホラ言われたー
「まあ、部長、此処はそれを見せて貰ってから判断するのが良いかと、もし嘘ならどうやってあの傷跡をつけたのか再び詰問すればいいのですから」
木場のフォローになっているようで嘘だったのなら問題を先延ばしにしただけの援護!!いや、素晴らしいフォローですよ、だって嘘じゃないから!!
『あー悪い相棒、神器があれに馴染むために現在不安定な状況だ。半日はただの籠手だと思っていてくれ』
「おいドライグ、何今更な事言ってんだよぉぉぅ!!しかもそんな内容なら俺にだけじゃなくて皆にも聞こえるように言ってくれよ!!」
『いや、だから不安定な状態でな、宿主話しかけられてもそれ以上は無理っぽいんだ』
俺にしか聞こえない声とそれに対して叫んでいる俺に容赦の無い私刑宣告が言い渡された
「イッセー?何いきなり叫んでるの、ほら行くわよ」
さあ、何とかしてこの事実を伝えなくては……
「ぶグエ……」
「ほら先輩、いきますよ」
この声は小猫ちゃん!?
後ろ襟を掴んで引っ張ってやがりますか!?
姿勢的に声が出しにくい、やばい……どうする、どうしよう、どうなるの!?
結論、(俺が)椅子で説教二時間+悪意しか感じない修行内容が罰として科せられました。
あんな特訓は人体に精通しすぎた阿呑さんを初めとしたあの面々にしか許されない内容だと思います。
絶対に半分程度しか身にならないと思える特訓でした。
ただ体をいじめただけじゃないの!?
フェニックスとのレーティングゲームまで
残り二日