間が開くと設定を忘れてしまって駄目ですね。
フェニックス編終わったらこれを完結にして新しく別の始めるかもしれません。
ヤバイ、なんと言うかヤバイ。
どう言葉にしようとしてもヤヴァイの一言しか出てこないくらいにヤバイ。
俺以外のメンバー
夢で見たのよりたぶん少し強くなってる。
大して俺はと言うと、夢とは比べ物にならない弱体化。
==内訳==
基礎能力1.2倍
神器…超弱体化。詳しくは、溜めておけるカウント数が10、同時に使える倍化が2回
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夢の中だと10回、1024倍はやっていたのに、今は二回、4倍が限界、256分の一ってわけかな?
結論、俺の戦闘力は夢の時の0.5%以下
これって勝てなくね?これ、無理じゃね……
大至急策を練る必要があるな。間に合いそうに無いが。
まずい、いろいろと拙い。
何故なら!!
もう既にレーティングゲームは始まっているからだ!!
「いや、本当にどうしよう……」
「……先輩、はやく行きましょう」
俺は頭を抱えながら先を行く小猫ちゃんについて行く。
「だめだ、ライザーに止めを刺す策が思いつかねえ……」
駒達は……まあ、部長の作戦や皆が何とかしてくれるだろう。
仕方ない、今は目の前の作業に集中して、その場の思いつきで動くしかないな……
「……先輩、静かにしてください」
声を出したわけじゃないけど、心此処にあらずだった俺に対して小猫ちゃんが忠告した。
「ああ、悪い、少し考え込んでいた」
俺はいつの間にか体育館の中に居た。
「ポーン二人に……ルークかな?」
「そうですね、私がルークの相手をするので、先輩はポーンをお願いします」
「お、おう」
ヤバイ、早い話が調子が悪いと入った物の、四倍までしか出来ないとは言っていないからだ。
まあ、今から戦うポーンならば二倍で十分圧倒できそうではあるが……
「そういえばドライグ、俺の理性的な鉄塊は今どうなっている?」
小猫ちゃんには聞こえないように、左手に問いかける。
『……ん?そういえば見当たらんな……こっちも神器の進化に伴って多少変化をしているからな……何処か移ったと考えるのがよさそうだ』
アレはある意味地雷だからな……ぜひとも大人しくしておいて貰いたい。
「よし、それじゃあ行こうか。どうやら向こうも待っているみたいだ」
幕の隙間からライザーの駒の様子を確認してからつなげる。
「三秒後に突撃だ、3、2、1……」
「リアス・グレモリ「GO!!『Boost!!』」え?」
俺は駆け出した小猫ちゃんの後ろから、ステージ上にあった、大きな机を投げ飛ばす。
机自体は大きく放物線を描いて飛んでいるが、大きな物が投げつけられれば自然とそっちへ視線は動く。
さらに続けて、壇上横にあった投げれそうな物をものを投げつけて、俺も走り出す。
強化したのは投擲力。
なぜか、置いてあった砲丸も投げたけど……まあ、悪魔なら大丈夫か。
投げた物は、子猫ちゃんを追い抜き、一箇所にかたまっていたライザーの駒に向かって落下する。
当たり前と言うべきか…容易に避けられてしまった訳では有るが、小猫ちゃんが不意をついてボディーに一撃。
これで少しは楽になるといいなー
そのとき、
ドッドッド……ギュィィイィィン!!
エンジンの回る音と、金属のこすれる音が聞こえた。なんだか夢よりも一回り大きな気がするがきっと気のせいだ。
(あーやっぱりあの双子の武器はチェーンソーなのか……)
今現在、自分の身体能力は前より上ではあるが倍化の回数が少ないため、アレを上手く捌ける自身が無い。
脳内シミュレートでも腕が切り落とされている。
何か、何か使える物は……
こ れ だ!!
なんて都合よく見つかるはずも無く、泣く泣く籠手を防具らしく使って何とかする事にするしかなかった。
正直言って怖い。
チェーンソーを特殊素材の神器で覆われているとは言えども自分の腕で受け止めるってのはとっても怖い。
しかもだ。うろこみたいな装飾があるとはいえ、一歩ミスれば防いだはずのチェーンソーが自分の体にそのまま滑ってくると考えると生きた気がしない。
「だが、此処で負けるわけにはいかんのだぁ」
(お前を信じるぞ、ドライグ!!)
《問題ない、あの程度で俺の鱗は傷つかん!!》
『Boost!!explosion!!』
たかが二倍とはいえ、負ける気はしない。
俺には絶望的な戦闘経験がある!!
「あははは、バラバラに解体してあげる!!」
「バラバラ!!」
まずは隙を作ってそのときに一撃で片方のチェーンソーを破壊、そうすれば脚を出しても怖くない。
ゴギャッ!!
「え?」(俺)
「なん……で?」
「ま、まさか、チェーンソーを掴むなんて……」
俺は気が付いたら籠手を纏った手でチェーンソーの刃を握り潰して、そのつぶれたチェーンソーでもう片方のを受け止めてつぶしたほうの持ち主に脚を打ち込んでいた。
しかも、孤塁抜きとか呼ばれそうな勢いでだ。
「あ、あれ?なんだか上手くいっ」
メゴッ……
横っ腹に痛撃。
「ゲハァ……」
横っ腹に何かが付きこまれてその結果、俺は五メートル以上吹き飛ばされた。
「うぐ……ありがとうミラ」
「それはいいから体制を立て直すわよ、良いタイミングで戻ってこれてよかったわ」
「あ~あ、チェーンソーはもう使えないみたい。ほら見てよ、つぶされたのとそれにめり込んじゃってて……思いっ切り歪んじゃって動きそうに無いよ」
三人の声が聞こえた。
「ガハッ……そうだった、二人しか見えなかったから失念してた……(夢でも)ルーク一人にポーン三人だったな……クソ、思いっきり油断してたぜ」
余裕のある発言に思えるけど、やっぱりめちゃくちゃ痛い。かなり良いの貰っちまった
「あーくそ、やっぱり何か武器持とうかなぁ」
《おいおい俺が居るだろ、神滅具を持っていて何が不満だ?》
「右側が不安なんだよ!!」
魔界でも、拳装備は両手に装備していたので、籠手片腕だけってのはとてもじゃないが安心できない。
「それより、まだ安定しねえのかよ!!」
《まだまだだ、その予兆すら感じられん。まあ、あるかどうか知らないがな》
「自分の事だろ!!なにが分からんだ!!」
《仕方ないだろう、何せ今までになかった方向への進化だ、それも飛びっきりのな》
ついイライラしてドライグに文句を言っていると……
「ねえ、なんかアイツいきなり自分の左手に話しかけ始めたんだけど……」
「ようやく戦力差に気が付いたのかな?」
「ああ、現実逃避って奴ね」
なにやら可哀想なものを見る目で見られている。
「……おいドライグ、もしかしてお前の声って…」
《通常、お前以外には聞こえないな》
「なにそれ、恥ずかしい」
マジ恥ずかしい、唐突に自分の左手、性格には自分のはめている籠手に向かって文句を言い出すとかただの不審者じゃないですか~
……ン?そういえば……
「ま、隙だらけのとこ悪いけど、決めさせてもらうわ、よっ!!」
何かを思い出しそうになった所で喉元に白い球体、ライザーのポーンであるミラの棍の先に付いていたモノだ。
と言うか、明らかに止めと言える一撃が迫っていた。
「ノウ!!」
左手で押しのける。体は回転運動でそのまま裏拳を打ち込もうとして……
「そうはいかないのです」
「バラバラ…は無理だから大人しくボコボコに!!」
至極物騒な事を言いながら
見た目は大した事の無さそうな攻撃ではあるが、そこは悪魔と言うべきか、絶対に見た目どおりな筈がない。
その拳が正面と横サイドからめり込んだ。
「…グハァ」
体を回しての裏拳の当たる直前に拳をねじ込まれ体を曲げそうに成るが、そこは根性で最後まで拳を振る。
『Boost!!』
インパクトの瞬間に打ち込む衝撃を倍化させようとしたが譲渡が出来ない。
「これも不安定なせいか!!」
ただ己を強化しただけの拳がミラの脇腹に直撃する。
吹き飛ばす事はできたが、双子の攻撃で勢いが弱まったせいで大したダメージにはなっていないようだ。
着地を見届けることなく俺は動く。
棍を投げ捨て、腹に突き刺さったままである双子の手を掴んで体をひねり地面から引っこ抜いて反対の地面に叩きつける。
が、腹部の痛みで生じた隙で抜け出され、危なげなく着地される。
「畜生、やっぱり数の暴力は辛いぜ……」
この世界の魔力の魔力の使い方でも向こうのほうが明らかに分がある。
身体能力や技能が勝っていたとしても、向こうはチェーンソー(破壊済み)や棍(俺から見て持ち主の反対方向にある)みたいな長モノ装備だ。どうしても拳オンリーの俺ではリーチで差が出て、回避や受け止めている間に他からの攻撃がくる。
籠手が万全あらば苦戦すらしなかったと言うのにッ!!
距離を離した状態でクリーンヒットを貰った腹を右手でさすって状態を見る。
骨にも内臓にも被害無し、あるのは痛みとちょっとしたダメージのみ。
そこで手に何かが当たった。
(これは……そうだ、道具袋だ!!)
取り出す、道具袋からこの戦況を容易く覆す武器を!!
バッ!!と勢い良く取り出した物は緑だった。
先端は二つに分かれており、柄は白く、緑から白へとグラデーションの掛かった実に素晴らしい色合い、選び抜かれた綺麗に伸びた美しいフォルム。
……ネギだった。
ネギを書けと言われたら書きそうな、皆が想像する様なネギだった。
(あれ……こんな物入っていたっけか?)
だが出してしまったからには使わねばなるまい。
パッと簡易で能力を見ると素晴らしい事にステータスが全部20で分類は剣。
なんとこのネギ、普通に量産の鋳造剣よりすごいじゃないか。
まあ、俺の
(武器の無い素手三人相手に負ける気はしない!!)
跳びかかる。ネギを振り上げ左手は正面に、相手からの攻撃に構え三人の内、近くに居た双子へ切りかかる。
まず、左腕で近くにいたほうを殴り飛ばし、もう片方へネギで切りかかる。
的中!!
と言うよりもなんでか無防備な状態で攻撃が出来た。
もう一人のポーンであるミラのほうを見ると……俺の携えたネギを見て呆然としている。
………ああ、なるほど。
まじめな戦闘中にネギ取り出した挙句、小さいとはいえ人一人を殴り飛ばしても折れるどころか歪んでもいないネギに驚いているのか……
ならば今が好機!!
とりあえず、俺のいいのが入って起き上がろうとしている双子の背中を切りつけることにした。
数は少ないほうが戦いやすいよね!!
「せい!!」
「ぁん……ッ!?」
斬りつけた一瞬、なんだか戦場で聞くはずの無いような声があがった気がする。
勘違いだろうと思いながらも振り返ってみてみると、顔を真っ赤にしながら口を押さえている姿。
え?
いやいや、なんで斬り(殴り)つけたってのに色っぽい声出すんだよ!!
武器【ネギ】
固有イノセント【感じさせ屋】と言う背後からの通常攻撃で相手を状態異常【堕落】にすると言う効果を持つイノセントが住んでいる
たぶん正しい使い方は背後から刺す(何処へとは言わない)
「……うん、でもなんだか効いていないみたいだし、もうちょっと攻撃しておくかな…」
下心丸出しで、三人の少女相手にネギを携えて近寄る変態の姿がそこにはあった。
だがしかし、その時そこに少女達にとっての救世主が現れた。
「…先輩、時間です」
ドグシャァァァ!!
と、人体のぶつかり合いに置いて発生しそうも無い音を立てて
その距離50mに迫る。
消えた
倒れ伏せるルークに、意識はあるが、少々赤らんで微かに震えている三人のポーンを残して。
本来残された側が逃げるのかと聞きそうな状況ではあるが、今此処にそんな事を言える者は居なかった。
外に殴り出されたイッセーが脇腹を押さえながら上体を起こしたとき視界に移ったのは自分のほうに向かって走ってくる小猫に……空から落ちる光で破壊される体育館だった。
しかし、イッセーがもっとも注目した物は、その光の中に見えたあるモノだ。
自分の右手を見て、さらに周りを見渡してそれがない事を認識し確信を得て、そして叫ぶ。
「ネェェェェェギィィィィィィ!!!」
それはまるで仲の良かった戦友を戦場でなくした駆け出しの戦士のような叫びであった。
「………直ったかと思ったらやっぱり変態でした」
「あらあら、初陣ですのに余裕が有るみたいで頼もしいですわね」
うふふ、と笑いながら空から降りてきた