現在おっさんな鴉天狗?に絡まれています兵藤一誠でs
「おまえの属している主の名前を言え。こんな所でおまえ達に邪魔をされると迷惑なのでな。此方としてもそれなりの・・・・。まさか、おまえ『はぐれ』か?主無しならその困惑している様子も説明がつく」
人の挨拶を終了寸前でぶった切ったおっさんが何やらぶつぶつと言っている。
その間に俺は逃走経路を作るため周辺を確認する・・・
駄目だ、奴は空を飛ぶ。
上から見れば如何逃げているかも分かるし、障害物を無視して先回りが出来る・・・・っ・・・
「魔方陣も展開しない、状況分析からするに『はぐれ』か・・・ならば殺しても問題あるまい」
ブゥンっと聞いたことのある音と共に光の槍が形成される・・・
ッ・・・構える、その前に腹に光の槍が突き刺さっていた・・・
そうか、夕麻ちゃんは手加減をしていた様な事を言っていたがコイツはそんな物をしていないと言う事か?
口から血がこぼれる。全身に焼かれるような痛みが走る・・・
槍を抜こうと掴んだ手には火を触ったかのような痛み、一瞬だったのに火傷nのように成っていた。
つーか何時の間に鴉天狗の武器が光の槍になった!!
「痛かろう?光はおまえ達にとって猛毒だからな。その身に受ければ大ダメージとなる。光を弱めに形成した槍でも死ぬと思ったのだが・・・意外と頑丈だ。ではもう一発放つとしよう。今度は少々光の力を込めるぞ。流石にこれで終わるだろう」
おいおい、俺の
ヒュッっと風きり音が聞こえ俺の眼前で爆発が起こる。
男の手から煙が上がり鮮血が迸っていた。
「その子に触れないで頂戴」
俺の隣を女性が通り過ぎて行く、その後姿、紅い髪には見覚えがあった。
リアス・グレモリー・・・・やっぱり彼女か・・・
「紅い髪・・・グレモリー家の者か・・・・」
「リアス・グレモリーよ。ごきげんよう、堕ちた天使さん。この子にちょっかいを出すなら容赦はしないわ」
「……ふふっ。これはこれは。その者はそちらの眷属か。この町もそちらの縄張りと言うわけだな。まあいい、今日のことは詫びよう。だが、下僕は放し飼いにしない事だ。私の様な者が散歩がてらに狩ってしまうかも知れんぞ?」
てめえ、人殺し掛けてその程度か?
「ご忠告痛み入るわ。この町は私の管轄なの。私の邪魔をしたら、その時は容赦なくやらせてもらうわ」
「その台詞、そっくりそちらへ返そう、グレモリー家の次期当主よ。我が名はドーナシーク。再び見えない事を願う」
男は黒い翼を羽ばたかせ、空へ飛翔していく。一度俺とリアス・グレモリー先輩を睨むと夜の空へ消えていった・・・
とかのんびり考えている場合じゃない!!
まだ俺は危険な状態だ!!
あー駄目だ、血を流しすぎた・・・・
「あら、気絶してしまうの?確かにこれは少しばかり危険な傷ね。仕方ないわ。あなた、自宅は―――」
いや、傷は少しばかりで済んでも出血がね、前回とあわせるとあと1回で人一人分になるんじゃないのか?ってくらいだからね?
◆◇◆◇◆◇
ピピピピピッ
『そろそろ起きないと不味いんじゃないの?ほら、さっさと起きなさい』
ちょっとキツめのお姉さんボイスで目が覚める。
これは・・・ギリギリの時間に掛かるやつだ。
何時ものを付け忘れたか?
ん?オカシイ何故俺は何も着ていない。
下着類ですらだ。
最低でもパンツ、ついでにシャツ位は着ていないとおかしい。
「・・・・・・うぅん」
!!・・・?
あれ?聞こえるはずの無い艶っぽい声が・・・
恐る恐る隣を見ると・・・
「・・・」
「・・・・・・すーすー」
寝息を立てる紅い髪の女の子・・・しかも裸・・・
うん、白い肌が眩しいです。
肌も綺麗ですべすべしていそう・・・・
――この時、数々の試練(トラウマ)で組み上げられた俺の理性に皹が入ったと確信した。。
如何見ても先輩、学園のアイドル、リアス・グレモリー様その人だ。
白い生地に散ばる紅い髪がとっても綺麗です。
・・・・・・ヤバイ・・・・・・
なんか・・・・こう・・・・・・他人に見られたら絶対勘違いされる。
うん、ヤッテはいない筈だ。記憶に無い。昨晩は二度目の鴉天狗に胴体貫かれた事ぐらいしか大きなことは起こっていない・・・・・はず・・・・・だ。
「イッセー!!起きてるの?そろそろ降りてこないとまずいわよー!!」
「大丈夫、今から行くよ!!」
しかし・・・
なんと、お母様が近付いてきている気がして仕方ない。
階段を上る幻聴が・・・・・・幻聴じゃない!!
ヤベエ、如何しよう・・・・・
この様子だと母は確実にこの部屋に入ってくる。
夏休みからある程度俺についての考えは変わったようだが俺はまだ趣味に全力疾走な馬鹿子・・・・!!
前に一度でかい物を買って来て来た時の状況・・・遅く帰ってきた、そして何時もより朝食卓に行くのが遅くなった。
これは・・・その時と同じ状況じゃないか!?
ヤバイ、ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!
「イッセー!!今度は何を買ってきたの!?」
あー駄目だ残された手はリアス先輩をどこかに隠すことだけ………
「前は百人乗っても大丈夫な倉庫だったけど今度はなに?近所の迷惑になるものじゃ無いでしょうね!!」
そう、その時はうっかり倉庫の中でいろいろしてたらうっかり朝に・・・
「うーん……。朝?」
!!
お、起きてしまった・・・・・
ガチャッ!!
その直後勢いよく開かれる俺の部屋の扉・・・
その向うには呆れと怒りと不安が良い具合に混ざったお母様の姿・・・・
その目にリアス先輩が留まった瞬間表情が固まった。
表情から感情が読み取れない。おそらく状況が読み込めたようで読み込めていないのだろう。
視線がこっちへ移るが俺から返答する事は出来ない。
困った顔をしていると・・・
「・・・・・・・ハヤク、オリテキナサイネ・・・・・・アサゴハンヒトリブンフヤシテオクカラ・・・・・」
おお、良くこんな状態で其処まで長い台詞が出たな、母さん。
ゆっくり、でも素早く静かに扉を閉めた・・・・
「お、おおおおおおおおおおおおおおお父さぁぁぁあぁぁぁん!!」
「ど、如何したお母さん!!イッセーがまたなんか持ってきたのか!?」
「セセセセセセセセ
「!?母さん?如何したんだ?母さぁぁぁぁん!!」
それ以上の会話を聞くのを止めた。
如何しよう・・・・この状態・・・絶対に勘違いされている。
「随分と朝から元気なお家ね」
そんな事を言ってするっとベットを抜け出す先輩・・・
俺の机の上にあった制服に手をかける。
いや、待ってください先輩。あなた全裸ですよ?何も着てませんよ?
細い腰に白くスラッと長い脚、太もも。形の良い御尻に・・・
なかなかに豊かなおっぱいが修正の入る場所まで確り見えてしまっていますが・・・
隠さないんですか?隠す気が無いんですか?
流石に此処までだとわたくしのこうてつのりせいにひびがはいってきたのですが・・・・
まさに黄金率の一言に限る見事なお体です。じゃ無くて!!
「セセせっ先輩!?いろいろと見えちゃってるんですけどぉ!?」
しまった、声が裏返ってしまった・・・
ちなみにしっかり顔は背けている。
「見たいなら見てもいいわ」
堂々と着替えながら先輩は言う。
いえ、見ませんとも。見たら何かが壊れてしまう気がするから。
「お腹、平気?」
ん?触れてみるが後さえ残っていない・・・不思議に思っていると
「昨日、刺されていたから」
「あ、はい先輩が直してくれたんですか?跡が残らないほうがおかしい傷だったんですけど・・・」
「ええ、私が治したわ。致命傷だったけどあなたが意外なほど丈夫だったから、私の力でも一晩掛けて治療できたの。裸で抱き合って、弱っていたあなたに魔力を分け与えたわけだけど。私とあなたが同じ眷属だから出来た事よ」
は・・・裸で・・・抱き合って?
宙を仰ぎやっちまった~てな感じで目を手で覆う。
「大丈夫よ、私はまだ処女だから」
うん、安心したけど安心できない。
「そんな不思議そうな顔をしないの。あなたが思っているよりも、この世界は不思議が多いのよ?」
先ず、あなたが不思議です、とはとてもじゃないが言えない。
学園ではエロガキトリオとして有名に成ってしまっている俺の前でそんな姿をするところとか・・・
下着姿の先輩はそんな俺の考えをよそに、俺に急接近。その細い指が俺の頬をなでた。
俺の理性が皹の箇所から少し、薄く表面が剥がれ落ちたような感覚があった。
顔が紅潮する。ヤバイ、球状に張って本能を閉じ込めている俺の理性の表面がガリガリ剥がれ落ちている・・・
「私はリアス・グレモリー。悪魔よ」
【俺は・・・・・・・主で・・・・・・・・・・魔王だ】
!?
今ぼんやりと何かが・・・・駄目だ分からない・・・
「そして、あなたのご主人さま。よろしくね、兵藤一誠くん。イッセーて呼んでもいいから?」
その魔性の微笑みだけは本物だった。
しかし、おっさん、貴様だけは赦さん。
俺と同様、死ぬ寸前まで痛めつけてその後殺してやる。
貴様は俺を完全に騒動に巻き込んでくれた。
そして何よりも!!天狗♂なのに鼻が長くない!!
鴉天狗だからカラス顔でも良かったが貴様はただ黒い羽が生えただけのおっさんだ!!
でも女の子は可愛いから許す!!幻想郷的な意味でも!!
せいぜい、良い経験値に成ってくれることを期待するぞ!!ドーナシークゥゥゥ!!(今偶然思い出した)