ラブライブ!サンシャイン!! 〜9人の少女と優しい希望〜   作:#yukky

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閲覧ありがとうございます。そして投稿が遅くなってしまい申し訳ございませんでした。
第3話です。
最近ニュースで物騒なことばかり流れているような気がします。
さて、話はこれまでにして本編どうぞ!


前回のラブライブ!サンシャイン!!〜9人の少女と優しい希望〜
鞠莉からの電話である衝撃な事実を告げられる。「浦の星女学院を統廃合にするという話が来ているのよ」それを聞いた優希は「分かった。俺、行くよ。浦の星に」前の学校との別れ。そして優希は浦の星女学院に向かうのであった。


第3話「行ってらっしゃい!」by???

 春。

 

 それは出会いと別れの季節。

 

 人は出会いと別れを繰り返して生きている。誰だって例外なく。俺にもそれがあった。高校一年生や高校二年生は先輩が卒業してしまうという不安があるだろう。もしその先輩が同じ部活だったとしたら。先輩が卒業してしまったらこの先自分達がどうすれば良いのか、わからなくなってしまう人もいる。その先輩はきっとこう言うだろう。「大丈夫だよ。きっとできる」涙を流す後輩。そして新入部員の姿。かつての自分は先輩からこう見えていたのだろうと気付きまた何気ない日々を送っていく。

 今のは部活に例えて説明したが、きっとこれが普通の高校生なのだろう。

 

 だけど俺は、転入をする。助けを求めた幼馴染のために。

 

 こんな簡単な理由で良いのだろうか…。

 

 

 

 いやきっと良いのであろう。ただ俺が…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バスに乗った俺は一番後ろの座席に座り無自覚に携帯を出した。昨日貰ったメールを見返すために。ちなみに俺は下を向いても乗り物酔いしない。昔は下を向いてると酔っていたのだが高校生になってから酔わなくなった。本当酔わくなったのは便利だよ。

 

「ええっと、昨日のメールは…あった」

 

 このメールがきてから更にメールをしたから、かなり下にあったはずだけど早めに見つかったのは幸いだ。

 

『差出人:小原鞠莉

 宛先:有沢優希

 件名:明日の件について

 明日は共学化試験生説明の日です。準備は終わってる?制服はどうかしら?結構な自信作なんだけど…。集合場所は正門。朝8時集合で!そこには私もいるから安心して。何か質問があれば返信下さい。では明日、会えることを楽しみにしています』

 

 持ち物書いてねぇ…と心に思いながら”最低限”のものは持っておこうと昨日思ったんだよな。今は七時半、学校には間に合う時間帯のはずだ。

「よし、大丈夫」

 

 

 

 今日やっと会えるんだよな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昔、小原含む幼馴染三人は同じ小学校に通っていた。だけど、親から引っ越しすることを告げられどう三人に言えば良いのかわからないまま、とうとう最後の日がきてしまった。

「突然ですが、有沢君が転校することになりました」

 ざわつく教室。きっと誰しも予想もしていなかったのだろう。中には俯く人。泣く人。嫌だと叫ぶ人もいた。先生は俺のためにお別れ会を開いてくれた。質問攻めばかりだったけど楽しい会だった。

 

 しかし、クラスのみんなと一緒に帰るとき下駄箱に手紙が入っているのに気がついた。名前の書いてない手紙。その中身は見たことがある字面で書かれてあった。俺はそれを見るとすぐにかけだした。

 

 だってその中身は…。

 

 クラスの友達をおいて目的の場所についた。そこに待っていたのは幼馴染三人だった。あちらも俺を発見すると三人共違う表情をしていた。

 一人は泣きそうな顔。一人は怒っている顔。一人は……。

 

 

「優希…」

「優希君、何で言ってくれなかったのですか!?」

「……」

 

 何で言わなかった…か。

「みんな…ごめん。言いたくても言えなかったんだ」

 

 それを聞くとみんなは黙り込んでしまった。言葉を探さないと。伝えないと。全てがなくなってしまう。そんな予感が俺の中を回っていた。

 

「みんなどうして悲しそうな顔するのよ。ほら笑って笑って!」

「マリー…」

「ゆーき君が言えなかった気持ちをわかってあげて。彼だってきっと苦しかったはずよ」

「「……」」

 

 マリーの言うとおり、本当は苦しかった。悲しかった。だって、ずっと遊んできた幼馴染たちと離れるなんて考えてもいなかった。離れたくない。だけど時間は無情に過ぎていっていつの間にか当日になっていた。もっと早くに言えばよかったと後悔した。言っていればこの三人ともっと楽しいことができたかもしれない。この三人に…何かしてあげたかった。なんでもいい。俺が満足できればよかった。たとえそれがお節介でも。俺はこの三人を…。

 

「そうだよね…優希…ごめん」

「こっちこそごめん…」

「優希君…」

 

 だから俺は。

 

「…みんなでさ、あの場所に行かない?」

 

 後になって後悔しないように。

 

「あの場所ってあそこよね?」

「うん、もう一回みんなと見ておきたくて」

「そういうことでしたら…ね?」

「私も行く!」

 

 思い出(希望)を作る。

 

 

 

 

 

「わぁ…綺麗…!」

 それもそのはずだ。時間的にも夕方。夕焼けが反射して、よりいっそう綺麗なところをさらに色を付け足す。

「そうだな…」

「本当…」

「えぇ…」

 

 綺麗な景色に心を奪われつつ、この一時を噛みしめる。これが最後かもしれない。

 

「みんな…ありがとう」

「一体どうしたのですか?」

「なんだか優希らしくないね」

「そうね」

「なんだか酷くないですか…?」

 

 こうやって楽しいやり取りは心に残り続ける。この温かい気持ちは永遠に忘れることはない。

 

「三人が困ったときには俺が絶対に駆けつける。こんなかっこいいこと言っていいのかわからないけど…約束するよ」

「…絶対?」

「うん、絶対」

 

 それを聞くと三人共笑ってしまった。

「笑うなよ!」

「あははは、ごめんごめん」

「その約束覚えておいて下さいね?」

「じゃあ、いなくなってしまうの困るからやめて!」

「それは無理だー!」

「それはいい考えですわね」

「賛成」

「えぇ…」

 

 この三人組本当仲が良いよな。そんな事を思っている最中チャイムが鳴り響いた。家に帰る時間。それと共にお別れの時間であった。

 

「チャイム…ですわね」

「…帰らなきゃね」

「…うん」

「…」

 

 これだけは言わないと。これだけでも。

「じゃあ、俺。行くね?」

「はい、あちらの学校でも元気にしていて下さいね?」

「勿論!」

「私達以外にも友達つくるんだよ?」

「お前は俺の母さん…いや母さんよりも母さんらしいよ」

「褒められているのかな…?」

「褒めてるよ」

「えへへ…ありがとう!」

「…」

「渡すなら渡しちゃいなよ」

「そうですわ」

「渡すって何を…?」

 

 ごそごそとカバンを漁る。そこから出てきたのはお守りだった。

「これって…」

「お守りよ」

「そんなの見ればわかるって」

「みんなでね、お揃いのを付けたいから買ってきて貰ったのよ」

「マリー…ありがとう。ずっと大切にするよ」

「どういたしまして!」

「三人共…またね」

「また!」

「またですわ!」

「うん…また」

 

 こうして俺は彼女達と別れ、早足で家に帰ろうとしていた。溜まっていた涙を見せないように。

 

 バンッ

 

「っ!」

 急にのしかかる背中の重み…いや重くない?お腹に手が回されている。抱きつかれているのか…?首を振りなんとか視界に捉えた。抱きついていたのは…。

 

「なんだ────か」

「────────」

「…いいよ。恥ずかしいけど…」

 

 サラサラな髪質。触るたびに彼女が喜んでいるように見えた。

「ありがとう…」

 

 彼女は背中を向け俺から離れていく。きっと俺は────のことが…。彼女は俺の事をどう思っているのか知りたい。聞いてもいい事なのだろうか?聞きたい…だけど…。勇気が出なかった。ただ文字に起こすとそんな感じだった。けど、俺はこの時ただ一つ何かを思った。

 その時彼女はくるっとこちらに振り向いた。それも誰も見たことがないような"とびきりの笑顔"でこう告げた。

 

「行ってらっしゃい!」

 

 その言葉の重みを感じて俺は「──────」と返した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「夢…か?」

 どうやら俺は眠っていたらしい。バスの中で寝てよかったのかはわからなかったけど、終点だからセーフと自分の中で自問自答を繰り返す。

「時間は!?」

 時計が示していたのは七時五十分。眠っていたのはたったの二十分。内容が二十分じゃ済まない内容だったけど…。安堵したのか自然にため息が出る。何故今になってあの頃の夢を見るのか。

 

 いや、多分見たかったのであろう。

 

 懐かしい。早く彼女達に会いたい。

 

 ただそれだけを心に秘め、思い出のもの(お守り)を見ながら浦の星女学院へと歩きだした。

 




〜後書き〜
※本編とは関係ありません。

優希「はぁ…」
鞠莉「今回もどうしたのですか?」
優希「いや昔の夢を見ててさ、なーんか引っかかるところがあって」
鞠莉「昔の夢、old dream?」
優希「ああ、夢ってなんで見るんだろうなというところに引っかかったんだ」
鞠莉「これまた難しい難題を」
優希「夢と現は区別が難しいと言うけど、その定義って誰が決めたんだろう」
鞠莉「どこかのお偉い学者さんとかじゃないかな?」
優希「今こうして過ごしている日常が夢であったら。夢の中のことが現実であったら。考えただけでも怖くないか?」
鞠莉「怖いけど…でも急になんで?」
優希「いや、なんとなく?」
鞠莉「ならこの話は終わり!」
優希「えー」
鞠莉「そろそろ出番が欲しいと言っている人もいますし、いっその事変わってあげようかしら?」
優希「だめだ」
鞠莉「何でだめなのよ!本編で出てたのに!」
優希「作者がしっかりとそのメンバーを出すまでって言っていたから」
鞠莉「ならしょうがないわね」
優希「しょうがないんだ」
鞠莉「多分本編を読んでくれた方はきっとこの人だってわかるはず」
優希「わかってほしいな…」
鞠莉「まぁ、わからなかったら作者の文章力のなさの現れだから、気にせず先にいきましょう」
優希「そうだな」
鞠莉「そういえば今年って何年?」
優希「2016年」
鞠莉「今日は?」
優希「11月23日だが」
鞠莉「なんだか今日、騒がしくなかった?」
優希「あー確か今日は沼津の方でイベントがあったらしいぞ」
鞠莉「なんですって!?」
優希「僕ラブっていうらしいけど、なんかラブライブ!とラブライブ!サンシャイン!!限定のイベントらしい」
鞠莉「へぇ…行ってみたかったな…」
優希「いや小原は行かないほうが…というか全員か」
鞠莉「どうして?」
優希「だって…ねぇ?(どうやら閲覧者に視線を向けているようだ)」
鞠莉「どこを見てるの?」
優希「いーや、なんにも見てないよ」
鞠莉「そう…ならいつものやっちゃいましょうか?」
優希「そうだな…閲覧ありがとうございます!次回、いつ更新になるかわからないけど読者さんが楽しめればなと思ってます!」
鞠莉「感想やご指摘などwelcomeよ!」
優希「ではまたお会いしましょう!」
優希&鞠莉「「バイバイ〜!!」」
鞠莉「やっぱ教えてよ!」
優希「ダメだ!」
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