世界で2番目のIS操縦者   作:サンダル03

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初めての作品です。 不明な点や誤字脱字などはご容赦ください



1話

「うわぁぁぁぁッッお兄ちゃんッッ熱いよぉぉ助けてぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

「和哉!!お前だけでも逃げろっっここはもう崩れるッッ!!」

 

「嫌だ!父さんや、母さんと彩華と一緒に死ぬ!」

「馬鹿野郎!!お前だけでも生きるんだっっ!!それは母さんや彩華の思い出もあるんだぞ!それを踏みにじる気かッッ!」

 

「行けッッ!!早く!!」

 

父さんがそう言った直後家は崩れ、後に、この家の父、母、それと1人の女の子の焼死体が発見されたがそれが事件として世の中に出回ることは無かった。

 

白騎士事件。

 

篠之野束が発表した宇宙での活動を想定したマルチフォーマットスーツ通称インフィニットストラトス、発表した当時は卓上の産物であった理論をインフィニットストラトスという形で現実の技術とした。だが、当時の世界はただの民間人であった束を卑下しインフィニットストラトスの価値を正確に把握しようと議論すらしなかった。

そのことに怒った束は当時の親友であり現在の世界最強であるブリュンヒルデこと、織斑千冬と共に世界の無数の核弾道ミサイルをハッキングし、日本に向かって発射させ、それをインフィニットストラトスをまとった織斑千冬がすべて撃ち落とすことで自らの作ったインフィニットストラトスの実用性を示そうとした。

世界に公表されている情報によれば発射された数と撃ち落とした数は一致しているとされ、織斑千冬が乗っていた全身白い装甲で覆われたインフィニットストラトスは後に「白騎士」と呼ばれ、十年経った今でも世界に語り継がれている。

 

 

だが、その白騎士事件には続きがあったのだ、日本に向かってくる2000発以上の核弾道ミサイルをたったひとりで撃ち落とす、こんな人間の知覚能力と運動能力の限界に喧嘩を売る様なことかインフィニットストラトスの技術だけで可能なのか?

 

答えは「否」である。

 

2000発以上の核弾道ミサイルが迫ってくる中、白騎士は1発だけ撃ち落とすことに失敗してしまう。

たった1発されど1発。

ミサイルといえど核弾道ミサイルである。民家への直撃ではなかったもののその余波により死者3人行方不明者が1人出てしまったのである。

 

だが、インフィニットストラトスを作った張本人の束はその事実をなかったことにしたのだ。本人からしてみれば当然のことだろう。自分の夢の実現のために何年間も温め続けた秘策をたった4人の犠牲で終わらせたくない。

そんな思いが本人の中にはあり、その思いに従い、その家族の戸籍、その家の財産などのあらゆる電子情報をハッキングし、なかったことにしたのだ。

 

 

これが白騎士事件の全容である。ちなみに束は自分の認めた相手しか認識しておらず、被害にあった家族のことはほとんど意識せずに流れ作業のように電子情報の抹消作業を行っていたらしい。

 

 

 

〜10年後〜

インフィニットストラトスが世の中に出てきてから世界は変わった、まず、女尊男卑である。男性が女性のパシリは当たり前、ヒドイに時には

「あんたこれ会計済ませてきて」

などである。

もちろんこれは一部の過激派などが行っていることで全員ではないが、会社の重役は女性が大半が当たり前、など色々な場面で女性が優遇される、そんな世界である。

 

インフィニットストラトスには女性しか扱えない。それが この女尊男卑を形成している土台である。だが、10年たったある日1人の男性がインフィニットストラトス(IS)を動かしたと世界的NEWSとなった。その少年の名は「織斑一夏」世界最強の唯一の肉親である。だが、その報道は世界中の男性には飛び跳ねて嬉しいことだったのだろう。なぜならこの、男性にはクソッタレな世の中を変えてくれるかもしれない存在なのだから。

すぐさま世界中で、二人目がいないか検査が行われた。

 

が、世界が期待するISを動かすことのできる男性は発見されなかった。

 

とあるデパート〜

都心部にある大きなデパートには、コアが入っていないとはいえISの装甲が展示として置かれている。それだけのスペースがあり、また多くの人々が行き来する場所なのである。

 

今日、このデパートでイベントがあり本物のコアが実装された日本の最新鋭量産型ISをもっと人々に見て、関心を持ってもらおうと5機のISが会場に用意されていた。

 

人々は大きなディスプレイに表示された最新鋭量産型ISの説明に釘付けであり、その最新鋭ISに触れようとする1人の少年に気づかなかった。

 

「相棒、このISに乗ることは可能か?」

 

少年は声に出さず自らの耳につけている待(・)機(・)状(・)態(・)の(・)I(・)S(・)に心の中で話しかける。

 

「余裕ですマスター、しかし、この場所でマスターが本来のISに乗れると知れたなら世界中の大ニュースになりかねませんが」

 

「確かに無国籍でかつ高等学校程度ほどの勉学は余裕にできるとしても中等教育を受けていない俺がISに乗れるとなれば、確実に実験動物確定だからな」

 

「なおさらやめておいたほうがよろしいのでは?」

 

「だから、ISに乗れるとわかったらとりあえずは政府に従う。それで、俺個人の意見として、IS学園に入れてもらうっていうのが俺のプランだ」.

 

「マスターの意のままに」

 

「なら、このISの登場許可をよろしく頼むぞ」

 

「御意。いつでもどうぞ。」

 

 

 

こうして世界で2番目の男性操縦者が発見された。だが、公表されたのは顔写真と名前と、IS学園入学決定という通知のみだった。

 

 

彼の名前は後々和哉(のちのかずや)

身長は175㎝黒髪と普通であるが目が赤いのが特徴的である。

 

 

彼のIS学園での波乱万丈な日々が幕をあける。

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