双子天使の性格は前の話と同じ感じです。
時系列なんてあってないようなもんです。
クリスマス、世間では恋人や家族といった大切な人とすごしたり、友人たちとイベントで盛り上がったりしている。そして、小さな子供にとってはプレゼントがもらえる日となっており、一か月以上前からテレビや雑誌などで話題となっている。
しかし、一部の人はどんなにめでたい日であろうと仕事に追われ、共働きの家庭ではやむを得ず、子供を保育園といった施設に預けて寂しい思いをさせなくてはいけないところもある。
N市で営業しているとある保育園では、例によって家に親が仕事でいない子供たちが預けられており、毎年子供たちが楽しいクリスマスだというのに出かけることもできない不満によって、喧嘩したり泣き出したりと大騒ぎの状態であった。
しかし今年はいつもと違うようで、喧嘩などはあまり起きていなかった。
「メリークリスマス!このルーラ様があんたたちのためにプレゼントを持ってきてあげたわよ!感謝しなさい!」
「た、たまです……えっとみんなメリークリスマス、今日はよろしくね」
「スイムスイム、よろしく」
「メリークリスマース。ミナエルだよ、みんな今日はよろしくねー」
「妹のユナエルだよ、メリークリスマス。……こんなことやって大丈夫なのかな」
ルーラがチームを率いて、保育園にやってきたのであった。
なぜルーラ達が保育園にやってきたのかは、数週間前に遡る。
街を歩いていた子供たちの列にトラックが突っ込んできたのを、近くにいたミナエルとユナエルが止めたのが始まりだ。このことによって子供たちになつかれた二人はそのまま保育園に連れてかれ、回収しに来たルーラやたま、スイムスイムも巻き込まれ、日が暮れるまで子供たちと遊んでいたのだった。
最初は不機嫌だったルーラも、最後のほうには子供たちに、真のリーダーとはどうゆう存在かについて聞かせたりしていた。
そして数日前に、ミナエルがルーラにある提案をしたのだ。
「クリスマスに保育園のみんなへプレゼントを配りに行きたいんだけど……だめかな?」
これに関してはルーラやユナエルだけでなく、マスコットのファヴからも反対されるほどだった。
魔法少女は本来、人前での変身は禁止されており派手な活動も推奨されておらず、下手すれば魔法少女の権利を失うというペナルティがかけられてしまう。
しかしどこから情報を手に入れたのか、なぜか魔法の国人事部門から「魔法少女の宣伝及び人助け業務の一つとして特例的に許可する」というメールが送られて来たため、ファヴも認めるしかなかった。
なぜそんなところから許可が下りたのかはさておき、ルーラ達はスーパーなどで購入したお菓子を袋詰めしたり、どのようにして楽しませるかなどを考えたりするなどして当日を迎えたのであった。
「わー!ルーラかっこいい!」
「早くお菓子ちょうだい!」
「ふん!もっと私を称えるがいいわ。ってそこ!勝手に持っていくんじゃないわよ!たくさんあるんだから順番に並びなさい」
「スイムおねえちゃんはそんな恰好で寒くないの?」
「大丈夫、魔法少女だから平気」
「たまおねえちゃん犬の真似してー」
「え、えーと私は犬じゃなくて魔法少女なんだけど……」
「たま、おて!」
「わん♪……あっ」
「やっぱりたまはわんちゃんだー」
「ミナお姉ちゃんはなにして遊ぶー?」
「今日はみんなのためにいろんなボードゲームを持ってきたからたくさん遊べるよー。あ、私クッキー作ってきたんだー」
「やったー!ほら、ユナお姉ちゃんもこっち来て!」
「わかったから走らないの。あーもう口が汚れてるじゃん。拭いてあげるからこっち来て」
つまらないクリスマスだと思って退屈していたところに、突然魔法少女がお菓子を持って現れたことにより子供たちは大喜びではしゃぎまわっていた。
ルーラは子供たち全員に行き渡るように、人数とお菓子の量を考えながら配っている。子供たちの歓声を受けて悪い気はしないのかポーズを決めたりしている。
スイムスイムは、比較的おとなしい子供たちと一緒に絵本を読むなどして過ごしている。絵本の内容が、お姫様が出てくる話が多いのもスイムスイムらしいといえる。
たまは見た目で判断したのか、犬の真似をねだられたりしている。しぐさからして犬らしいのか、子供に餌付けされてるようにも見える。
ミナエルとユナエルは家から持ってきたボードゲームで子供たちと遊んでいる。ミナエルは自作のクッキーを子供たちと食べながら笑顔で遊んでおり、ユナエルは普段の姉の世話で慣れているのか子供たちの世話を焼いている。
「ちょっとお姉ちゃん、いくらみんながねだるからってクッキーあげすぎだよ。晩御飯食べれなくなっちゃうじゃん」
「大丈夫だよ、甘さ控えめにしてあるから。はい、あーん」
「おい、ミナエル!いくらなんでも甘やかししすぎだ!こいつらが虫歯になったらどうするつもりよ!それとたま!いくら見た目が犬みたいだからって餌付けされてるんじゃないわよ!バカ!」
「え、えっとみんながお菓子をくれるからつい……」
「完全に犬扱いされるじゃないの!スイムスイムはどうした!」
「部屋の隅で子供たちにお姫様のすばらしさについて語ってるよ」
「はあ!?全く使えないわね。ユナエル!二人を任せたわよ。私は園長先生と話してくるから」
「ちょっと何押し付けてんの!?こっちも忙しいんだけど。ってだからクッキーをあげるな!」
ユナエルが、子供たちと
「失礼します、園長先生」
「おや、ルーラさん。今日は子供たちのために来てくれてありがとうございます」
「いえいえ、こちらこそ今回のイベントを許可していただいてありがとうございます」
「私としても子供たちが喜んでるようで本当に感謝しきれないですよ。最近は共働きの親御さんが多いみたいで、毎年寂しい思いをする子が多くて……。中にはほかの子と喧嘩してしまうこともありまして」
「そんなことが……」
「ですが今年はあなたたちが来てくれたおかげでみんな寂しい思いをせずに済みそうです。みんなあなたたちが大好きなようですし」
「そんな……これは私たちがただ好きでやってるだけでそんなたいしたことでは」
「それでもですよ。あなたたちにとってはたいしたことのないことでも、あの子たちにとっては貴重な体験ですから。それに私もこう見えて大好きなんですよ、魔法少女」
ここまではっきりと感謝されることなどなかったのかルーラは少し顔を赤らめている。
そこに隣の部屋から子供たちがやってくる。
「あ、ルーラ照れてるー!」
「ほんとだかわいいー!」
「照れてなんかない!それよりユナエルは何してるの!」
「ユナお姉ちゃんならミナお姉ちゃんの頬っぺた引っ張ってるよー」
「あのバカ!何やってんだか。すみません向こうに行かないと」
「いいですよ、楽しんでいってください」
「では、失礼します。ほら、向こう行くわよ」
「「「はーい!」」」
ルーラが子供たちを連れて行くのを見送って園長先生は笑顔で見送りながら思う。
(今度は私たちがお礼をしなきゃね……)
「あんたたち!子供の前で喧嘩してんじゃないわよ!というかスイムスイムはいつまで語ってんのよ!少しは手伝いなさい!」
思い付きで投稿した作品だけどふと見たら評価と感想がついていてほんとうれしいです。
今回の話もテレビでクリスマスの話をやっていたのを見て、ふとまほいくのクリスマスってどんな感じだろうって考えて思いついたから投稿したような感じです。
ルーラって意外と子供受けしそうな気がするし、意外とルーラも気分良くしてポーズとか決めちゃったりしそう。スイムスイム書きにくいから出番少な目。
アニメ終わっちゃうし原作最新刊で好きなキャラが退場するしWEB漫画でF2P更新やbreakdown連載開始とか最近いろいろありすぎなんだよなぁ。
とりあえずrestartのアニメ化はよ(願望)