光の巨人と九人の女神   作:日々野未来

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 ここでは初めまして、日々野未来と申します、この度は『光の巨人と九人の女神』をこちらで投稿することに決定しました、いつもならフォレストページで活動していますが、何分、あちらは隠れ家的な感じのため、あんまり感想が来なくて、雰囲気はあちらが好きなのですがやはり書いてるといろんな人に読んでもらいたい気持ちが強くなるため、こちらで投稿することに決定しました、前々からお世話になっている方々はもちろん、こちらで新しく出会う方々も、これからよろしくお願いします。
 1話1話が長いため、Aパート、Bパートと分けます、今回はCパートまであります、最後に各パートの補足を書きますので、本文の疑問はそちらで。


第1話『鉄の魔獣』Aパート

第1話『鉄の魔獣』

 『熔鉄怪獣デマーガ』登場

 

 

 

 ある村、夕焼けに染まる空の下、その村にある小学校の前に大きな影が二つ、伸びていた。

「引っ越しちゃうんだ」

「うん、いつものことだから」

 男の子と女の子、二人は別れを悲しんでいた、それも長い、もしかしたら一生会えないかもしれない別れに。

「そっちはまだここにいるの?」

「うん、来週ぐらいまではここにいる」

 女の子は家族の仕事の関係により、各地を転々とし、男の子は夏休みでこの村に遊びにやって来ていた、そんな二人がこの村で出会い、友達となった。

「また、会えるかな?」

「………会えるよ、信じれば必ず!」

 男の子は再会を信じていた、その目には力強い光が宿っていた。

「私も信じる、私も、また会えるって、だから、それまで」

「うん、いつか必ず」

 二人は約束を交わした、一番星が輝き始めたその空の下で。

「あっ………」

 女の子は何か感じたらしく、この村から見える一際巨大な山を見る。

「どうかしたの?」

「あの山………何かあるかも」

「何か?」

 その問い返しに頷く女の子。

「そうだ、これ」

 女の子はカバンの中から先端が音叉のように膨らんだ短い棒状の化石を取り出した。

「これ、僕達が見付けた古代のトンカチ」

「君が持ってて、またいつか会うための約束の印」

「………うん、分かった、大事にするね」

 化石を受け取る男の子、受け取ると女の子が見ていた山を見つめる、この化石を手にした事により男の子も山から何かを感じ始める。

「じゃあ、行くね」

「うん………また会おうね、希ちゃん」

 また会おう、なぜかその言葉には寂しさと悲しさ、後悔を感じられた、他に言いたいことがあったかのように。

「バイバイ○○○くん」

 そして二人は別れた、また会える日を信じて。

 

 

 

 それから十年後………

 

 

 

「これでお掃除終わりや」

 東京にある神社『神田明神』の境内、そこを掃き掃除をする巫女の衣装を着た紫色の髪の少女がいた、彼女は東條希、『公立音ノ木坂学院』に通う高校三年生、この神田明神で巫女のアルバイト、そして、巷で話題の『スクールアイドル』として活躍している。スクールアイドルとはご当地アイドルに近く、まさに、学校のアイドルのようなもので、その大会『ラブライブ』が開かれるほど人気、希は音ノ木坂学院のスクールアイドルグループ『μ's』のメンバー、学校生活にアルバイト、そして、アイドル活動と充実した毎日を送っている。

(ホンマ、毎日が楽しい、こんな楽しい毎日、芭羅慈村の夏休みの時以来や)

 親が転勤族の希、小中は各地を転々とし、転校を繰り返す日々、すぐに別れが来る、だから友達を作らず、いつも一人で過ごしていた、高校に進学するまでと、とある村で過ごした夏休み以外は。

(…………あの子、今頃何しとるんやろ)

 その夏休み、友達を作ろうとしなかった自分に声を掛けてきた同い年の少年がいた、最初は無視とまではいかないが深くは関わろうとしなかった、それでも少年は声を掛け続けてきた、それでも関わろうとしない自分の腕を引っ張り、村のあっちこっちに連れ回された、森の中に入って迷ってしまったが、その時に宝物を見付けた、その後すぐに森から抜けられた、それからだ、自分からその少年と遊ぶようになったのは。

「さて、着替えて学校いかんとな」

 掃除も終わった、午後から練習がある、支度して学校へ行こうと思ったそこに、ジャージを着た、耳にイヤホンを付け、音楽を聴きながら走る黒髪の少年が境内に入ってきた。

(あんま見ない顔やな)

 ここにランニングに来る人物は大方知っている、そのメンバーの中にはμ'sのメンバーもいる、だが、今やって来た少年は初めて見たのだが。少年は賽銭箱の前に立つと大きく勢いよく手を合わせてパンパンと鳴らすと合掌、お参りしてから引き返すと去り際に少年は希に笑顔を向けた。

(なんやろ?どこかで会ったことがある気がする)

 初めてのはず、そのはずだが希はその少年と会ったことがあるような気がした。

 

 

 

 時間が過ぎ、音ノ木坂学院高校の屋上、そこで希達、μ'sは活動を行っている。

「ここで一旦休憩入ります」

 練習に一区切りを付けたのは長い青い髪の金色の瞳をした少女、二年生の『園田海未』、日舞の家元の跡取りで、日舞、スクールアイドル、更には弓道を両立させており、作詞も担当している。

「やっと休憩にゃ~」

「疲れた~」

 背を合わせあってずるずると座り込むオレンジ色の短髪の語尾ににゃと付ける少女と、脱色したような短い茶髪の少女、一年生の『星空凛』と『小泉花陽』、凛は運動神経がとても高く、μ'sの中でも一、二を争う、花陽はアイドルとお米をこよなく愛し、そのアイドルの知識はとても深い。

「午前中は練習なかったからね、その分ね」

 長いベージュの髪で、鳥の鶏冠のような結び方をした少女、二年生の『南ことり』、海未とは幼馴染で、同じもう一人の幼馴染と共にμ'sを立ち上げた、衣装作りが得意で、実はこの学校の理事長の娘。

「だからって、ハードに、し過ぎじゃないの?」

「にこちゃん、このぐらい、でへばってるの?」

「は?にこは全然余裕だけど?そんな真姫ちゃんこそへばり過ぎなんじゃないの?」

「こ、これぐらい私だって」

 苦言を言い合う黒髪のツインテールの小柄な少女と、ショートボブの赤毛のつり目の少女、三年生の『矢澤にこ』と一年生の『西木野真姫』、にこはμ'sが所属するアイドル研究部の部長で、アイドルの知識は花陽以上、真姫は医者の跡取りの娘で、ピアノが得意で作曲担当。

「ちゃんと水分補給するのよ、これからもっと暑くなるんだから」

 注意を促すのは金髪のポニーテールが特徴的な三年生の『絢瀬絵里』、この音ノ木坂学院の生徒会長で、バレエを習っていたことからダンスのレベルは高く、練習のスケジュールなどにも関わっている、希の親友。

「ん~………」

 その中で唸る希、今朝会ったあの少年のことを考えていた。

「どうかしたの希ちゃん?」

 気に掛けるのは茶髪をサイドテールをした、和菓子屋の娘でこのμ'sのリーダーである二年生の『高坂穂乃果』、行動力が高く、音ノ木坂学院が廃校の危機に直面していると知るとどうすれば危機を回避できるか考えた末、スクールアイドルを初めて入学希望者を増やすという考えに至り、その高い行動力からμ'sを結成、当初は無謀だと思われたが先日のオープンキャンパスでのライブで入学希望者が増え、廃校は回避された。

「ちょっとなぁ………思い出せそうで思い出せない、喉に小骨がつっかえてる感じや」

 やはりあの少年と会ったことがある、だが、思い出せない、その矢先だった、校内放送が流れたのは。

「生徒会長の絢瀬絵里さん、副会長の東條希さん、至急理事長室まで来て下さい」

 それは生徒会の絵里と希を呼び出す放送だった、理事長に呼ばれるのは珍しくないが、呼ばれる理由が分からない、スクールアイドル活動についてか、それとも他のことか。

「海未、後半は私達抜きでやって」

「理事長から呼び出しですからね、分かりました」

 この後の練習は二人抜きでやらなければならないため、少し予定を変更しなければならない。

「早く終わったらすぐに戻るなぁ」

 絵里と希は屋上を後に、残った七人は予定が変更された練習を始めた。

 

 

 

 理事長室にやって来た二人、扉を叩く。

「どうぞ」

「「失礼します」」

 許可が出ると扉を開け、中へ入るとそこにはことりとよく似たスーツの女性が、彼女が理事長の『南つぐみ』が。

「すみません練習中に」

「いえ、どういったご用件で?」

 用件を尋ねる絵里、尋ねられると早速口を開く。

「今回お呼びしたのはこの学校に転校生が来ることになったのをお伝えするためです」

「転校生、ですか?」

 廃校の危機はまだ完全に逃れてはいない、そんな学校に転校生。

「学年は三年生、あなた方と同じクラスです」

 三年生ならば受験や就職活動などで忙しいはず、それにも関わらずこんな時期に転校、家庭の事情か、または本人が前の学校で何かをやらかしたか。

「その方は留学していて、留学期間を終えてこちらに帰ってきた方なんです」

 留学の期間を終え、日本に帰ってきたのはいいが高校卒業の課程を終えていない、入るならばどこでもよかったのだろうが、学校からしたら今の状況だ、生徒が欲しい。

「もうそろそろお見えになる頃ですが」

 挨拶にやって来るようだ、時計を見て確認しているとノックが響く。

「理事長、お見えになりました」

「中へお入れして下さい」

 すると、秘書の女性が入ってくる、そして、秘書に連れられ入ってきたのは。

「ッ!」

 希は驚いた、入ってきたのはなんと、今朝、神田明神にやって来たあの少年だったのだから、今朝とは違い、青いブレザーとグレーのズボンを組み合わせたスーツを着用、襟には流星を模したバッジが付いていた。

「失礼します」

 一礼すると奥へ進む少年、その姿を見て希はこのスーツを着た似た人物の姿を思い出す。

「こちらが今回、この学校に転校することになった」

 つぐみが紹介しようとした、だが、全てを思い出し、少年の正体に気付いた希が口を開いた。

「ススムくん?」

 その名を口にする希、少年は嬉しそうな笑顔を浮かべた。

「早田進(ハヤタ・ススム)くんだよね?」

「覚えててくれたんだ希ちゃん」

 『早田進(ハヤタ・ススム)』もまた、希のことを覚えていた、今朝見せた笑顔は知り合いと再会した喜びからだった。

「知り合いなの希?」

 まさか転校生が親友と知り合いだと思わず、驚きながらも尋ねる絵里。

「うん、友達」

 その答えにまた驚く、あまり友達がいなかったことを知っているため。

「お知り合いならば話は早いですね、お二人で校内の案内して頂けますか?」

「分かりました、行こっかススムくん?」

「うん、よろしく希ちゃん」

 三人は理事長室を後にした。

 

 

「まさかススムくんが転校してくるなんて思わんかったよ」

「僕は希ちゃんがここにいるの知ってたけど、もちろんμ'sの動画を見てね」

 理事長室を後にした希と絵里、そしてススム、希とススムは昔を懐かしがりながら話していた。

「二人はどこで知り合ったの?」

 絵里の問い、自分が知らない希の友達、どこで知り合ったのか気にならないわけがない。

「秋田県の芭羅慈村や」

「芭羅慈村って、十年前に山の崖崩れでピラミッドが発見された?」

「そう、その芭羅慈村や」

 『芭羅慈村』とは、秋田県北部にある村で、周りが高い山に囲まれていた、その山から縄文時代以前の土器が発見され、学者達が調査を行っていた矢先、最も高い山で崖崩れが起き、そこからピラミッド『芭羅慈遺跡』が発見された。

「うちは引っ越し先、ススムくんは夏休みでお母さんの仕事見にきとったんよね?」

「うん、母さん考古学者だから、姉さんと一緒にね」

 ススムの母親は考古学者で、芭羅慈遺跡の調査チームに参加していた。

「だけど芭羅慈遺跡って確か、怪獣に破壊されたんじゃ」

 『怪獣』とは、人間の常識を遥かに越えた超生物で、巨大なもので40メートルを越えるのもいる。数十年前から出現するようになり、更には地球外生命体、つまり宇宙人も襲来するようになり、それらの事件を対処する専門チームや特殊部隊が数多く結成された。

「それもあって心配したんよ?うちはピラミッドが見つかる前に引っ越してもうたから」

「あの時は危なかったけど、ウルトラマンが来てくれたからなんとかね」

 『ウルトラマン』とは、怪獣出現から五年後、竜ヶ森に宇宙怪獣が飛来した時に地球から300万光年離れた『M78星雲』にある星『光の国』からやって来た正義の宇宙人、光の巨人の事である、最初に現れた巨人を『初代ウルトラマン』と呼び、初代ウルトラマン以外にも数多くのウルトラマンが駆け付け、地球を破滅から救った、そして、芭羅慈村に現れたウルトラマンも同じように地球を守り、今もなお、活躍している。

「だけど、その時の希とよく友達になれたわね」

「なんか暗い雰囲気してるのが見過ごせなくて、散々流されたから無理やり引っ張っちゃった」

「そしたら森の中で迷子になって大変やったな………」

 そんな経験もあって、友達となり、引っ越すまで一緒に遊び続けられた。

「そういえば、朝は気付かなかったのに、よく僕だって分かったよね?」

 不思議に思うススム、どこで気付いたのだろうか。

「スーツ姿が前見た科特隊だったお父さんと似とるな~って」

「そうかな?」

 自分の身なりを見てピンと来ていないがどことなく嬉しそうだった。

「科特隊って三大防衛チームの?」

 『科特隊』とは、地球をありとあらゆる驚異から守る超国家間軍事組織『TDF=地球防衛軍』の外部組織『国際科学警察機構』が設立した防衛チーム『科学特捜隊』の略称であり、ウルトラマンと最初に共に戦った防衛チームでもある。絵里が言う『三大防衛チーム』とはその当時、地球を守っていた科特隊、TDFのエリート部隊『ウルトラ警備隊』、怪獣攻撃隊『MAT』のこと、その三大防衛チームの活躍により、様々な防衛チームが発足されていった、伝説的な存在である。

「ハヤタ………もしかして科特隊のハヤタ隊員の!?」

「そう、ススムくんはそのハヤタ隊員の息子さんなんや」

 『早田進(ハヤタ・シン)』、科特隊極東支部の隊員で、入隊試験を一発で合格したエリート隊員、ススムはそのハヤタ隊員の息子だった。

「そんでもってその紅一点のフジ隊員の息子でもあるんよ」

 『フジ・アキコ』隊員、科特隊の紅一点、ハヤタと結婚して『ハヤタ・アキコ』となる、様々な任務をこなしていくことにより、考古学に目覚め勉強、世界的権威にまで登り詰める。

「まさにサラブレッドね、だけどそんな人がなんでこの学校に?」

「研修で前まで火星のスーパーGUTSに行っててね、そこの学校に通ってたんだけど研修期間が終わって」

「スーパーGUTS!?」

 『SUPER GUTS』とは、防衛チームの魂を受け継ぐ火星で設立された特捜チームであるため、火星を拠点に活動、地球はTPC極東本部直属の特捜チーム『GUTS』が守っている。GUTSやスーパーGUTSが所属する組織もTDFから『TPC=地球平和連合』へと変わり、軍事組織としての色合いが強かったTDFとは違い、TPCは防衛だけならず、最新鋭の科学力を駆使して事件を平和的な解決へと導き、その科学で人々の暮らしに貢献、宇宙開発にも積極的に取り組み、それにより火星の惑星開拓に成功、火星に人類が住み始め、火星の防人が必要なため、スーパーGUTSが設立されたのだ。

「うん、僕もGUTSに入っててそれで火星のスーパーGUTSに研修に、火星の高校に通ってたんだけど研修終わってこっちに帰らなきゃいけなくて、高校卒業しなきゃいけないから、それで転校先探して見付けたのがここだったんだ」

 もともと地球のGUTSに所属しているため、研修が終わったら帰還しなければならない、そうなると転校も余儀なくされる、今回はそのための転校だった。

「だけどTPC、それもGUTSに入れるぐらいならもっといい所に入れたんじゃないの?」

「いろんな人にもそう言われたんだけどね………」

 チラッと希を見るススム、絵里はなるほどと納得した、ススムがこの学校に転校してきた理由を。

「あ、お姉さん達元気?今でもエースパイロットなん?」

「一番上の姉さんは結婚して今は火星、一緒に植物の研究してるけどたまにスーパーGUTSに協力してるよ」

「ツカサさんは?」

「ツカサ姉さんはGUTSに入った、だから僕の先輩、やっぱり姉妹だからね、レナ姉さんと同じエースパイロット、更に母さんと同じ考古学者でもあるよ」

 両親は科特隊の隊員で姉達はGUTS隊員でエースパイロット、そしてその息子で弟もGUTS隊員、すごい家族だ。

「火星すごかったよ、空気もあったしちゃんと地球の環境になってる、それにスーパーGUTSの主力のライドメカのガッツイーグル、三機の機体が合体していて、まさに現代に甦ったウルトラホーク1号だったよ」

 火星で見たものを話すススム、火星での経験は彼を成長させたようだ。

「そういや火星にもウルトラマン出るんよね?」

「うん、ウルトラマンダイナ、ダイナもすごかったよ」

 『ウルトラマンダイナ』、火星に謎の球形生命体『スフィア』が襲来、そのスフィアが生み出した怪獣の襲撃によりスーパーGUTSと火星都市がピンチに陥った時、そこに現れたのは新たなる光の巨人、ウルトラマンダイナだった。それ以来

、ダイナは火星を守るためにスーパーGUTSと共に戦っている。

「火星にも地球にもウルトラマンがいて、安心ね」

「そんなことないよ、ウルトラマンだけじゃ勝てない時もある、GUTSやスーパーGUTSがいてくれるととても心強いんだよ?」

「まるで自分がウルトラマンみたいな言い方ね」

 絵里のその一言にビクッと反応するススム、だがすぐに何もなかったかのように話す。

「今までもそうだったから、初代ウルトラマンを倒したゼットンを倒したのも科特隊だし、ガッツ星人に倒されたセブンを復活させたのもウルトラ警備隊だし、MATだって援護攻撃でジャックを何度も勝利に導いた、人間が最後まで頑張らないとね」

 ウルトラマンに頼るだけではない、自分達も全力で戦ってウルトラマンに頼られる、それが理想の関係、その関係は今もなお続いている。

「攻撃とかの援護がなくても、みんなの応援がウルトラマンに力を与えられてると思うんだ、それも援護になってる」

「そうやね、うちらも応援するもんねウルトラマンを」

「ええ、私達のために戦ってくれてる人達を応援しないわけにいかないもの」

「へへへ、ありがとう、応援してくれて」

「なんでススムくんがお礼言うん?」

 今度は思いっきり分かりやすく慌てるススム、何か話を逸らそうと考えたその時、突然、校内が揺れ始める。

「じ、地震!?」

 なんま前触れもない突然の地震に驚くも、地震はすぐに収まった。

「突然やったね」

「ええ」

 収まってホッとする二人だが、ススムはまた考え事していた、職業柄、気になるのだろう、すると、ポケットから白い端末、GUTS隊員が装備している超小型PC『PDI』を取り出し、カバーを上げ、本部と連絡を取った。

「こちらススム、本部応答して下さい」。

 

 

 

 千葉県房総半島沖にある巨大なピラミッド型の施設、ここがTPC極東本部基地『ダイブハンガー』、ここにGUTSの作戦司令室がある。

 

 

 

「こちらGUTS本部、タケルです」

 GUTSの作戦司令室のオペレーター席に白を基準にしたユニフォームを着用した、インカムを付けた二人の男女が座っていた、女性隊員は『松戸チアキ』、そして、ススムの通信に出たのは『山岸タケル』、二人ともオペレーターであることからボイストレーニングを欠かさず、そのため相手に正確に情報を伝えられる。

「タケルさん、東京Oエリアで地震発生」

「こちらでも確認しています、気象庁からの報告では原因は不明、ミズノ隊員とオオガワラ隊員が地震研究センターに向かいました」

「早いですね、さすが」

「原因不明ですからね、ムナカタ隊長の指示も早かったです」

「何か分かったら連絡お願いします」

「了解、そっちも気を付けて」

 そこで通信は終わり、タケルの前に長身の男性隊員が立つ。

「ススムからか?」

「はい、東京Oエリアの地震についてですシンジョウ副隊長」

 彼は『シンジョウ・テツオ』、GUTSの副隊長であり射撃の名手、宇宙飛行士であったことから飛行メカの操縦技術は高いのだが、なぜかよく落ちる、とある隊員と組んだ場合は確実に墜落するが、今その隊員は火星で研究員をしている、そう、その隊員こそがススムの姉の結婚相手。

「東京Oエリアってことはやはり」

「まだ始まったばかりだ、そうすぐに結論付けるな」

 チアキが早とちりしそうになるのを止める四十代前半男性、彼がこのGUTSの隊長『ムナカタ・セイイチ』だ、冷静な判断力と行動力、高い現場指揮能力を持ち合わせており、副隊長時代は当時の隊長の右腕だった、その隊にはシンジョウもおり、当時の仲間からリーダーと呼ばれていた、今もシンジョウからはリーダーと呼ばれている。

「何もなければ越したことはない、そのまま平和に学生生活を送ってくれればいいさ」

「そうですね」

 同意するシンジョウ、その地震が事件の前触れにならないことを祈った。




世界観設定…基本はM78星雲の世界観、だけど、ウルトラQから五年後に初代ウルトラマンが現れ、同じ時期にセブンとジャックが現れている、ウルトラブレスレットを持ってきたり、セブンに忠告したりしたのはゾフィー、マーゴドンとの戦いから数年後に大きな戦いがあり、それが終結するとTDFはTPCへと名前を変えているため、非武装組織ではない。

『芭羅慈村』…秋田県北部にある村で、その周囲にある山から超古代のピラミッドが発見された。

『芭羅慈遺跡』…芭羅慈村にある山が崖崩れを起こして発見された超古代のピラミッド、だが、超古代怪獣により破壊されてしまった。

『TDF』…地球防衛軍、防衛チームUGMが怪獣マーゴドンを倒して四年後に大きな戦いが起き、終結した後、名前を変え、地球平和連合『TPC』となり、様々な面から人々に貢献する。

『三大防衛チーム』…科学特捜隊、ウルトラ警備隊、MATの三チームを纏めた呼び名、彼らの活躍により様々な防衛チームが発足されていったが、超獣出現時には科学特捜隊とMATは前の戦いで基地に多大な被害を受けたため出撃できず、ウルトラ警備隊はTDFパリ本部がゴース星人の攻撃により壊滅したことにより、ニューヨークへ本部を移転するTDFの護衛に出ていたため、TDF極東基地が対応するが全滅、TACが設立、MAC全滅後は三大防衛チームが代わりにレオと共に円盤生物と戦う。

『GUTS』…地球を拠点に活動する特捜チーム、副隊長だったムナカタが隊長となり、シンジョウが副隊長を務めている。

『スーパーGUTS』…火星を拠点に活動する特捜チーム、火星の開拓に成功しているため、防人が必要となり、スーパーGUTSが発足された。

『国立音ノ木坂学院』…様々な問題で生徒数が激減し、廃校の危機にあったが、オープンキャンパスの時、スクールアイドルグループμ'sのライブによりなんとか廃校の危機は回避した。

『南つぐみ』…ことりの母親で、音ノ木坂学院の理事長、原作では名前が出てこないため、漢字に鳥が付く名前にしようと『鶇(つぐみ)』にしました、名前が出てこなかった原作キャラは何かしら関連がある名前にしようと考えています。

『スクールアイドル』…巷で人気の学生だけのアイドル、ラブライブ! という大会か開かれるほど人気、その人気は火星にも行き届いており、火星の学校の生徒も活動を行っているほど。

『μ's』…高坂穂乃果がリーダーの音ノ木坂学院のスクールアイドルグループ、メンバーは九人だな、たまに十人目がいるとかいないとか。

『ハヤタ・ススム』…音ノ木坂学院に転校してきた高校三年生、その歳でTPC、GUTSに入隊しており、三年生になる前は火星のスーパーGUTSに研修へ行き、そこの高校に通っていたが研修期間が終わり地球へ、高校卒業のために音ノ木坂学院に転校するが、彼ならばもっとすごい所入れたと言われている、因みに音ノ木坂へ転校した理由は希がいるから、が有力候補だが、他にも理由がある。母親と次女と同じ考古学者を目指しているため、大学進学を考えている。モデルは漫画『ULTRAMAN』の『早田進次郎』、父親が『早田進(ハヤタ・シン)』なため、だから『進(ススム)』、後は劇場版ウルトラマンXの玉城ユウトも。ハヤタの息子はフォレストページで投稿しているIS×ウルトラマンの小説でも使っている設定ですが、そちらはダイゴの息子の名前となっております、こちらでもその名前にすると同じ名前の原作キャラがいるのでややこしく………因みに、その同じ名前の原作キャラとススムは無関係ではありません。

 という感じで後書きを利用します、感想でも極力聞かれたことには答えますが、ネタバレを含む質問とかは答えられません、決して、考えてなかったとかではありません(汗)

 Bパート以降は三時間ごとに投稿します、もうしばらくお待ちを。
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