光の巨人と九人の女神   作:日々野未来

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 今回は過去話、ススムがティガになった時の話、いろいろ混ぜました、ティガ一話に外伝、劇場版Xと、ティガに変身するという要素を、では、第2話、どうぞ。


第2話『光を継ぐもの』Aパート

第2話『光を受け継ぐもの』

 『超古代怪獣ゴルザ』『超古代竜メルバ』登場

 

 

 

 秋葉原に怪獣デマーガが出現、GUTSとVTL隊が攻撃するも進行は止まらず、デマーガの熱線が迫ろうとしたその時、ススムはウルトラマンティガへと変身、希を守り、デマーガを撃破するのだった。

 

 

 

 戦いが終わり、希はツカサに避難所へ送ってもらうと。

「希! 無事だったのね!」

 絵里とにこが希を見付けて駆け寄り、嬉しさのあまり、絵里は希に抱き付いた。

「うん、なんとかな」

「はぐれた時は心配したけど、無事で良かったわ」

 安心するにこ、希は一言謝ると。

「希ちゃんお待た………ひゃあ!?」

 ツカサがやって来て転んでしまった、GUTS隊員が豪快に何もない所で転んでいるため、人々の注目の的になっていた。

「また転んじゃった………ススムが見たら………」

「僕が見たら、なんだって?」

 起き上がり、頭を擦っていると後ろにススムが立っていた。

「す、ススム!?」

 突然の事で驚くツカサ、そして希も。

「ススムくん!」

「え、ええっ!?」

 あのまま大空へと飛び去ってしまうのではないかと心配になってしまっていた、その心配のあまり、希はススムに抱き付いた。

「あらま」

「何やってるのよまったく」

 事情を知らない二人、絵里は大胆だと思い、にこは呆れていた。

「あらあら、意外と手を出すの早かったわね」

 まさかもうそんな関係になっているとは思わず、感心するツカサ、今度はそこに。

「いたいた、おーい、ツカサ~デ・ラ・ムに乗せて…………」

 ガッツウイング1号が墜落して基地に戻れないオオガワラとシンジョウはツカサを頼りに来たのだが、その光景を目の当たりにして固まる、そして。

「す、ススム! お前何やってるんだ!?」

「お、オオガワラさん!?えっと、その、これはそのですね」

 まさか抱き付かれるとは思ってはおらず、本人すら動揺していた。

「まあ落ち着けよオオガワラ、ススムだって高校生だ、色恋沙汰があってもおかしくないだろ?なんだかんだでコイツ、俺には敵わないが二枚目だしな」

 冷静なシンジョウ、さらりと自分がカッコいいと言いのけるが。

「それなのになんでホリイといい、ダイゴといい、俺より先に行くんだよ」

 妬みもあった、同僚がどんどん結婚していくために、全然冷静ではなかった。

「しかも転校して間もないのに早すぎねーか?」

「シンジョウさん、ほら、芭羅慈村で仲良くなった友達がいるって昔話したじゃないですか」

「芭羅慈村?ああ、そういえば」

「その友達がこの希ちゃんなのよ」

 ツカサが事情を説明、十年の歳月を経て再会し、こうして結ばれたのだと、話を聞いてないのに説明しま。

「どんなラブコメだよ! 羨まし!」

 本音がだだ漏れのオオガワラに苦笑するススム達、するた、PDIに通信が入る、ムナカタからだった。

「ムナカタだ、全員無事のようだな、事後処理はVTL隊に任せる、ツカサはシンジョウとオオガワラを2号機に連れてきてくれ」

「了解」

 最後に指令を言い渡し、通信は切れ、ガッツウイング2号が着陸する姿が見えた。

「じゃあなススム、彼女できたからってはしゃぎ過ぎるなよ?一応お前には………」

「分かってますよ」

「ならいいが、だけど俺より先に行こうとするなよ?いいな?」

「先に行くって………」

 オオガワラ以上にシンジョウもススムを妬んでいた。

「ほーら、早く行くわよ」

 これ以上二人のみっともない姿を見たくないため、帰ろうと言い出す、二人もこれ以上ムナカタ達を待たせるわけにはいかないとガッツウイング2号のもとへ向かうと、最後にツカサが。

「ススム、ちゃんと話せるわね?」

「うん、大丈夫、ちゃんと話すよ」

 それだけ聞くとツカサもガッツウイング2号のもとへと向かった。

「GUTSってもっと落ち着いてると思ったらそうでもないのね」

「まあね、楽しい人ばっかだよ、スーパーGUTSなんて隊長が熱血過ぎて他の人もそれに感化されてるから火傷しそうだったし」

 その中に花陽の兄も含まれてるとなると、花陽はアイドルの話をすると熱くなる、そんな熱血な部分を花陽は兄から受け継いだのだろう。

「そういえば、穂乃果達も無事みたいよ、さっき会ったわ」

「ホンマ?そりゃ良かったわ」

「私達もさっき家族と連絡取れて、同じ避難所にいるみたいだからこれから合流するつもり」

 μ'sのみんなやその家族も無事、希はとても嬉しかった、希は確認せずとも家族が無事なのは分かっているが、それは少し寂しかった、家族がすぐ傍におらず、会えぬことに。

「じゃあね希、また学校でね」

 絵里とにこは家族と合流するべく希達と別れた。

「ねえススムくん」

「分かってる、場所、変えていい?」

 希がなんの話をしたいのか察したススム、ここではできない話のため、場所を変えようと提案、それに頷く希、二人はこの避難所を後にした。

 

 

 

 人気がない場所と選んだのは神田明神だった、怪獣出現により、誰もそこにはおらず、静寂が漂っていた。

「ちょっと待っててね、お茶用意するから」

 休憩所に入り、お茶の用意を始める希、さすがここでバイトをしているだけのことはある、どこに何が置いてあるのか分かっており、てきぱきと用意をする。

「ほい、できたよ」

「ありがとう希ちゃん」

 湯飲みのお茶を飲み、一息吐くススム、希は向かい側に座り、ススムを見つめる。

「………ススムくん、うちと別れた後、何があったの?」

 しばらくして、希から本題に入った。

「あの後、芭羅慈遺跡が発見されたのは知ってるよね?」

「うん、うちが気になった山やよね」

「それと、これ、見覚えない?」

 ススムが取り出したのは音叉のような形をし、その二又に当たる部分がティガのプロテクターに似た、金と白の配色が施されたオーパーツを取り出した。

「これって、うちとススムくんが森の中で迷子になった時に見付けた古代のトンカチ………だけどこんな色しとった?」

 自分の記憶を掘り返す希、だが、自分の記憶と、今ではこのアイテムの姿、形はまったく違っていた。

「僕は希ちゃんと一緒に見付けたこのスパークレンスのおかげでティガになれて助かったんだ」

 

 

 

 十年前、ススムは8歳、ツカサは14歳の時、GUTSは発足されたばかりで、VTL隊やスーパーGUTSはまだ設立されていなかった。

 

 

 

 早朝、モンゴル平原、そこで局地的な地震が起こり、付近の村の人々は何も前触れもなく起きたこの地震に怯える、だが、この地震こそが前触れだった、大地が割れ、砂塵が吹き上がる、その割れた大地から頭が甲羅に覆われ、筋肉質の怪獣が姿を現した。怪獣は姿を現すと村に向かって進行を始め、人々は出現した破壊の使いに混乱した、そこに、レーザーが飛んできて怪獣の足下に直撃、その爆発で怪獣は一時的に動きを止めた。

「怪獣発見! 付近の村を目指して進行中!」

 それに乗るのは当時、GUTSのエースパイロットの、ススムやツカサの姉である『ハヤタ・レナ』だった。

「なんてごつそうな奴だ、タイプはGだな」

 後ろにはまだ、隊員であったシンジョウが乗っていた。

「村への侵入を防ぐぞ」

「了解!」

 レナは操縦桿を操り、ガッツウイング1号を怪獣の目の前を通り過ぎさせる、すると、注意を引くことに成功し、怪獣はガッツウイング1号を顔で追い掛け、額から紫色の光線を発射してくるが、それを掻い潜り見事に避けた。

「ナイスだレナ」

「この程度で落ちてられないわ」

 怪獣の光線を避けていくレナ、怪獣はガッツウイング1号を追い掛け、村から離れていく。

「そうだ、こっちに来い」

 怪獣を村から引き離していく、そこに、ガッツウイング2号が駆け付けた。

「こちらウイング2号、現場に到着、怪獣を確認した」

「ごっついやっちゃな~」

 2号機には当時はまだ副隊長だったムナカタ、分析に小太りの関西弁で話す男性隊員『ホリイ・マサミ』、天才科学者で、様々な発明で数多くの戦いを切り抜けてきた、現在は東京の御殿山にあるTPC科学研究局の施設、『TPC科学センター』に務め、最前線の現場からGUTSを支えている。

「ダイゴ、奴が1号に気を取られている内にデキサスビームスタンバイ」

「了解!」

 2号機を操縦するのはアイドル並みの容姿、顔付きをした男性隊員『綺羅ダイゴ』、輸送部のTPC一般隊員だったが、その時に関わったとある事件で当時のTPC総監『サワイ・ソウイチロウ』を救った事により、サワイの目に止まり、GUTSにスカウトされた勇気ある若者、現在はレナと結婚、入り婿なため『ハヤタ・ダイゴ』へと名前を変えて共に火星で植物の研究を行い、時にはスーパーGUTSに協力し、ガッツウイングに乗っている。

「任せたぜダイゴ!」

 何かと組むことが多いシンジョウとは仲が良いのだが、なぜか組むと高い確率で撃墜され、『墜落コンビ』の汚名を付けられてしまった。

「デキサスビーム、スタンバイ!」

 ガッツウイング2号の機首がスライド、ハイパーレールガンが露となる。

「信号弾発射!」

 信号弾を発射、弾頭から噴射される煙に包まれ、視界が悪くなると怪獣は動きを止めた。

「今だダイゴ!」

「デキサスビーム、発射!」

 デキサスビームが発射、怪獣に命中して大爆発を起こし、炎が上がる。

「よし!」

 これで倒した、そう思われたが。

「いや、まだ生命反応が健在です!」

 ホリイの報告に緊張が走る、怪獣はまだ生きている事が分かったため、炎が消え、そこに怪獣の姿はなかった、あるのは地面を掘り返した跡だった。

「逃げられたか」

「まぁいい、村は守られたんだ」

 怪獣との戦いは何も倒すだけではない、倒すのは二の次、人々の人命優先のため、倒せずとも撃退できればいいのだ。

「ダイブハンガーに帰投する」

 戦いは終わった、後は現地のTPC隊員に任せ、GUTSはダイブハンガーへと帰投した。

 

 

 

 その頃、秋田県北部にある芭羅慈村、そこにある最も大きな山が崖崩れを起こし、古代のピラミッドが発見、山を掘り起こし、慎重に調査を進めていた。

 

 

 

「もう、いい加減機嫌直してよ」

 芭羅慈遺跡発掘チームのベースキャンプ、そこのテントの中に幼き日のススムとツカサがおり、ススムはご機嫌斜めだった。

「古代のトンカチ、欠けちゃったんだもん」

 ススムの手にはあのティガに変身するためのオーパーツが握られていたが、そのオーパーツは石化しており、一部が欠けていた、それがススムが怒っている理由だった。

「さっきから謝ってるじゃないの」

「謝ってる?姉さん、本当に反省してるなら同じこと何度もしないよね?見せてや貸してとか言ってきて、僕は嫌だって言ってるのに無理やり取っては転んで壊して」

 ツカサが古代のトンカチをじっくり見ようと貸してと言ってきたのだ、今までの経験上、オモチャやゲームを貸したら事ある毎に転んでは壊してを繰り返していた、それもあり拒否したのだが、強引なところがあるため、ツカサは無理やり取り上げたのだ、そして見事に転んで古代のトンカチを欠けさせてしまった、というわけだ。

「今度という今度は許さないよ絶対に、これは希ちゃんと見付けた宝物なんだから」

 この古代のトンカチこそが希と友達になった時に見付けた宝物だった、連れ回して森の中で迷子になった時、輝く物体があった、その輝きはこの古代のトンカチから放たれていたもので、それを拾うとなぜか二人は森を抜け出していた。

(今回ばかりはやっちゃったな………)

 ツカサも今回ばかりは壊したものが壊したものなため、大変な事をしでかしたと実感していた、ススムは拗ねると長い、結構根に持つ、ツカサが転んだ時も何かしら言おうとしていたが、希に抱き付かれたため何も言えなかったが、もし言っていたら小言をびっしりと言われていただろう。

「次のニュースです、今朝、モンゴル平原に怪獣が出現し、GUTSがほそれを撃退しました」

 テントの中に置かれたテレビのモニターに映るキャスターがモンゴルで起きた出来事を話していた。

「さすがGUTSね、頼りになるわ」

「そうだね、だから父さんも安心して宇宙に行けるんだよね」

 ハヤタはTPCの極秘任務で地球にはおらず、宇宙にいる、宇宙にいるまでは知っているが何をしているかは極秘だった。

「怪獣は地中に逃走した模様で、現在、TPCはその怪獣を捜索中です、こちらがモンゴルに出現した怪獣です」

 モニターにその怪獣の画像が表示された、それを見た二人は驚いた。

「この怪獣は!」

「そうよ! お母さんに教えなくちゃ!」

 二人はテントを飛び出し、この遺跡を調査する母親のもとへ向かった。

 

 

 

 ダイブハンガーでは、レナ達が帰投し、逃がした怪獣の行方を追っていた。

「ヤズミ、怪獣の行方はどうなっている?」

 ムナカタは当時のオペレーターである、若き男性隊員『ヤズミ・ジュン』に話し掛ける。

「今現在、監視衛星で捜索中ですが、怪獣は地底奥深くに潜っているのか、レーダーに引っ掛かりません」

 ヤズミはGUTSの頭脳と言っても過言ではない隊員で、情報処理と管理に長けている、現在は月面基地『ガロワ』でオペレーターを務めている。

「そう、どんな些細な異変、情報も逃さないで」

「了解!」

 ヤズミに指示するのは当時のGUTSの女性隊長『イルマ・メグミ』、責任感が強く、冷静な判断力と洞察力を持つ人物、常に隊員を信頼しているため、現場指揮はムナカタに任せているが、緊急の際は自ら前線に立ち、ガッツウイングにも乗る。現在はムナカタにGUTS隊長を任せ、TPC情報局の参謀を務めている。

「あの怪獣、どこかで見たことがあるのよね………」

 スクリーンに映る例の怪獣を見て、ふと呟くレナ。

「ホンマかそれ?」

「うん、えっと確か………」

 思い出そうとするレナ、だが、なかなか思い出せないでいた、そこに、通信が入る。

「こちらGUTS作戦司令室………は、はい! 少々お待ちを!」

 通信に出たヤズミはとても畏まり、席から立ち上がった。

「隊長! ハヤタ・アキコ博士から通信です!」

「ハヤタ博士から?」

「ハヤタ博士ってあの考古学者で、レナのお母さんだよね?」

「ええ、そうよ、今は芭羅慈村に………そうだ思い出した!」

 ダイゴの問いにより、レナはようやくこの怪獣について思い出した。

「分かった、スクリーンに繋げて頂戴」

「了解!」

 ヤズミは席に付いてそこからスクリーンを操作、画面に初老の女性が映し出された、彼女がレナ達の母親『ハヤタ・アキコ』、旧姓『フジ・アキコ』、元科学特捜隊の隊員で、その時に携わった考古学に関係する事件から考古学に目覚め、勉強を重ね、考古学者となり、十年前も現在でも世界的権威となっている。そんな大先輩から連絡が来たため、ヤズミは畏まってしまったのだ。

「お久しぶりですハヤタ博士」

「ご無沙汰しておりますイルマ隊長、娘がお世話になっています」

「こちらこそ、レナ隊員には助けられています」

 軽く挨拶を交わすと本題に入る。

「今朝、モンゴルに現れた怪獣の事です」

「ゴルザ、よねお母さん?」

 レナの答えに頷くアキコ、あの怪獣は超古代に生息していた怪獣だったのだ、だから専門のアキコが連絡をしてきた。

「ゴルザ?」

「はい、こちらを見てください」

 アキコはある写真を隊員達に見せた、その写真を見て隊員達は驚く、それには古文書が映されており、その古文書にモンゴルに出現した怪獣と酷似した姿の怪獣と、赤い竜のような怪獣が描かれていたのだ。

「大地を揺るがす怪獣ゴルザ、この芭羅慈村に伝わる怪獣です」

「芭羅慈村に?」

「はい、この芭羅慈村には光の巨人の伝説が残されています、ゴルザはその伝説に出てくる怪獣なんです」

 光の巨人と聞いてざわついた、光の巨人、それはすなわちウルトラマンの事だ、そのウルトラマンの伝説が残っているという事は太古の昔にもウルトラマンが現れ、この地球を守っていた事になる、アキコは光の巨人の伝説を専門に研究している、芭羅慈村を調査していたのもそのためだ。

「古文書にはこう書かれています、大地を揺るがす怪獣ゴルザ、空を切り裂く怪獣メルバが目覚めし時、大いなる闇蘇り、この世に大異変を起こさん」

「大異変って、この地球は当の昔に大異変が起こってるつーの」

 ぼやくシンジョウ、『古代怪獣ゴメス』の出現を皮切りに、怪獣災害が頻発し、地球外から侵略者達が襲来し始めた、それ以外にも悪の組織の暗躍、侵略宇宙人達が結成した連合軍『ETF』との大戦、その大戦によりTDFは平和の象徴としてTPCへと名前を変えた、大異変に値する事件はこれまで多く起きてきた。

「ですが、古文書には続きがあり、こう書かれています、人が人を思いし時、その思いが内に眠る光を呼び覚まし、大異変からこの世を守るべく、巨人ティガ蘇らん」

 古文書の続き、それはつまり、近い将来、光の巨人が目覚め、この地球を守る、という事になる。

「待てよ、ゴルザが目覚めたとするとそのメルバも!」

 古文書には二体の怪獣が描かれていた、モンゴルに現れたのがゴルザだとすると、メルバもどこかで目覚めているかもしれない。

「そういやあ、イースター島で大規模な崖崩れが………」

 思い出すホリイ、ヤズミはすぐにその崖崩れの現場の画像をスクリーンに映した。

「酷い有り様だな」

「現地のTPC隊員の調査によると巨大な物体が埋まっていたと予想されています」

 崖の中に埋まっていたのが怪獣、それもメルバだとしたら、空を切り裂く怪獣の異名通り、大空へと飛び立っている可能性が十分にある。

「ヤズミ隊員、監視衛星のレーダーでイースター島から飛び立ったとされる怪獣を太平洋を中心に索敵」

「了解!」

 イースター島から飛び立ったとすると太平洋の上空を飛んでいる可能性がある、太平洋を中心に索敵、すると、レーダーに正体不明の飛行物体が引っ掛かる。

「レーダーに反応有り! 映像出します」

 監視衛星のカメラの映像がスクリーンに表示、海上を赤い体を持ち、翼を大きく広げた怪獣が飛行していた。

「メルバ!」

「古文書の絵と同じや」

 その怪獣こそが空を切り裂く怪獣、『超古代竜メルバ』だった。

「怪獣、メルバは日本に向かって飛行中、後二時間で日本に到達します」

 ヤズミの報告にイルマは決断した。

「メルバを迎撃する、GUTS出動」

 イルマの静かな指令に隊員達は「了解」と返し、イルマとヤズミを残し、ムナカタ達は作戦司令室を出ていった。

「イルマ隊長、メルバとゴルザが出現しました、古文書の通りならばこの地球に新たな危機が迫ろうとしているのかもしれません、もしその時は」

「分かっています、そのためにGUTSがあります」

 新たな危機が迫ろうとも立ち向かう、それが人々を守る特捜チームの使命だ。

「他に何か判明したらご連絡致します」

「よろしくお願いします、ハヤタ博士」

 そこで通信を切り、イルマは日本を目指すメルバを見る、これからこの地球に何が起きるのか考えながら。




『古代のトンカチ』…ススムと希が迷子になった森の中で見付けたオーパーツ、実はティガに変身するための変身アイテムが中に封印されていた。

『イルマ・メグミ』…GUTSの前隊長、本部からの指揮が多いが責任感が強く、その責任感故に自ら現場に出たこともあった、地球外生命の交信も専門としていた、現在はTPC情報局の参謀となり、ウルトラマンの秘密を守っている。

『ヤズミ・ジュン』…GUTSのオペレーター隊員、若いがとても優秀で、GUTS本部の頭脳ではあるが、若さ故に暴走することも、今は月面基地ガロワでオペレーターを務めている。

『ハヤタ・レナ』…GUTSのエースパイロットだったススムとツカサの姉、唯一、父親と暮らしたことがある長女、ツカサとは違い転ぶことはない。

『綺羅ダイゴ』…GUTSの隊員だった、専門はないが最大の武器は誰かを助けようとする心とそれを実行する勇気、それを買われGUTSにスカウトされた。現在はレナと結婚して火星へ、入り婿となる。苗字はスクールアイドルで一番の人気を誇るAーRISEのリーダーと同じだが?

『悪の組織』…TDF時代に暗躍していたが、仮面の戦士や五色のスーツの戦士達などにその野望は阻止されている、中には宇宙からやって来た犯罪組織もあったが、それは宇宙からやって来た刑事達に壊滅された。

『ETF』…侵略宇宙人達が結成した連合軍、怪獣マーゴドンとの戦いから五年後、地球にETFが襲来、TDFは全戦力を投入するという戦争、大戦となった、その大戦にウルトラ兄弟も駆け付け、共にETFを撃破する、それもあり、平和の象徴としてTDFは再編され、TPCが発足された。
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