正義の交差   作:森林

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このお話は最強の衛宮君が暴れまわるお話です。
主人公最強系が嫌いな方は見ないほうがいいです。
話し方や性格が違う、違和感があると思います。
オリジナル設定も使うので、ご了承ください。


プロローグ

「ここで、終わりか」

つぶやいたのは自分の体の事なのか、仕事の事なのか、自嘲しながらも確認する。

何時ものごとく敵と戦い傷つく体。だが今回は何時もと比にならないほど傷ついた。

死徒の殲滅に加え協会の執行者との相次ぐ戦闘。体中が悲鳴を上げていて、この体が死徒でなければすでに何度死んでいたか分からない。

だけど、それももうここで終わる。

 

けど後悔だけは絶対にしない。それはアイツとの誓いでもあり、自分の生きてきた証でもある。姿こそアイツに似てきたけどこれだけは変われない。

 

「そうね、ここで終わりよ」

 

かつて聞きなれていた声が響く。

 

「遠坂か」

「本当に相変わらずね、衛宮君。姿までアイツみたいになっちゃって」

「まあアイツも俺だからな……ところで、やっぱり俺を消しに来たのか」

「そうよ」

 

まあ予想通り。秘匿するべき魔術を惜しみなく使っていたし、俺自体封印指定を掛けられるくらい異常だから当然か。

 

「この世界から、だけどね」

「ってことはまさか」

「第二魔法を使って並列世界に飛ばすことにしたの。勘違いしないでね、衛宮君。これは実験であなたは被験者」

「ちょ、ちょっと待て遠坂。それじゃあお前の立場がまずいんじゃないのか?」

「そんなことはあとでどうだってなる。アンタは自分の幸せを手に入れなさい。衛宮君はアイツと違うんでしょ?」

「……ああ、わかった」

 

遠坂はいつの間にか取り出していた宝石剣を振り、視界が光に包まれる。

 

「幸せになりなさい衛宮君。じゃないと許さないから」

 

「大丈夫だよ遠坂。オレも、これから頑張っていくからさ」

 

 

 

「アーチャー、確かに面倒見たわよ」

 

一人たたずむ魔法使いはどこを見るわけでもなくただ空を見つめ続けた。

 

 

 

 

 

「ああ、うっかりは健在なのか」

 

遥か下に見える地面。せっかく助けてもらったのにすぐに死ぬわけにはいかない。

 

「投影開始トレース・オン」

 

何の変哲もない大きい布を投影してパラシュートのように使い、降りる。

 

「何時もより負担が少ない?」

 

以前より投影に対する魔力の消費がいくらか少なくなっている。いぶかしく思いながら自分の体を解析してみる。

 

「解析開始トレース・オン」

 

 魔術回路27本確認 魔力量正常

 肉体の損傷個所なし 肉体の稼働 問題なし

 投影による魔力消費減少 それ以外の魔術は変化なし

 宝具の投影 問題なし 固有結界の展開 問題なし

 

 肉体の差異あり 背中に羽 体内に魔臓と呼ばれる肉体再生機構が4つ

 肉体年齢低下 現在約16歳

 

「なんでさ?」

 

死にかけだったのに治っているのはまあ良い。持ち前の回復力でどうにかしたんだろうし。

だが、若返るなどいったいどういうことだ? 遠坂が故意に何かをしたとは考えにくいから、おそらく何時ものうっかりだろうと思う。

 

次の問題は背中に羽が生えたことだけど、以前にはなかったものだ。だんだん人外になってきている自覚はあったが、ここまで来ると自分が人間じゃなくなってる気がする。

加えて魔臓。再生能力を高めるものみたいだけど、詳しくはいつか確かめるかな。

 

ひとまずは情報が必要だ。さっき飛んでいる時に見た物がある。黒髪黒目の人間、そんな人間は世界にも多くはいない、つまり東洋系であることは確かだ。

確認するべきは魔術の有無。並列世界ならば魔術がない世界だって考えられるし、それ以外の異常があるかもしれない。

でも、何があっても『正義の味方』を目指すことだけは変わらない。

 

不安はあるが、恐怖はない。今までとは違う世界で進むための一歩を踏み出した。

 




プロローグ終了。
ハイ、士郎君は死徒です。吸血鬼ですよ。
初めから意味わかりませんね、すみません。

こんな感じで設定はたびたび無視すると思います。
こんな駄文でも読んでいただけたら幸いです。
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