申し訳ありませんが2話の内容を変えさせていただきます。
それでは始まります。
夜浪は目を覚ました。いや、正確にはそこにいるのに気がついた。
「・・・ここが転生先の世界なのか?」
夜浪は周りを見る。そこにあった風景はどれも現代のものとは違った。むしろ、中世欧州の街のような風景に見えた。建物も、住人の服装も、乗り物も何もかもそのように見えた。
「RPGの世界と見て大丈夫みたいだな・・・。とりあえずギルドを探してみるか・・・。」
そう考え、夜浪はギルドを探すことにした。だがその前に、自分に持ち物何かあるのかを確認することにした。衣服のポケットの中には一つの財布が入っていた。おそらくエリスが転生するときに夜浪に渡したものだろう。硬貨が大量にあったが、転生の影響かその硬貨の単位、それが全部でどれくらいするのかかがわかった。
「全部で二万エリス・・・。エリス?あの女神さまの名前が通貨になっているのか?まあ、とにかく荷物の確認ができたしギルドを探そうか・・・。」
今度こそ夜浪はギルドに向かおうとする。夜浪のイメージではギルドとはこの街の中でもひときわ大きい建物で、入口の上に街の紋章か何かの装飾が施されているようなものだった。
「いらっしゃいませ!ようこそ、駆け出しの街『アクセル』の冒険者ギルドへっ!」
本当にそうだった。
あれからしばらく歩き回っている時にひときわ大きい建物があった。半信半疑で建物に近づいてみると入口の上に街の紋章か何かの装飾が施されていた。
いくらなんでも都合が良すぎるんじゃないのかと本気で思った。試しに入って、違ったらすぐに出て別のところを探そうと思い、入った。当たりだった。
「本日はどのようなご用件で来られましたか?」
今夜浪の目の前にいる窓口の受付嬢が話しかけてくる。夜浪は話し掛けられてハッと我に返る。
「あ・・・、すみません。実は新しく冒険者としてなりたいものですが・・・。」
「冒険者になりたいのですか?それでしたら、登録料として1000エリスをお願いします。」
「1000エリス・・・。これでいいですか?」
受付嬢に1000エリスを支払う。
「ありがとうございます。それでは冒険者について説明させていただきますね。」
夜浪は受付嬢から冒険者について説明を聞いた。どうやら、冒険者には様々な職業があるらしく、それを調べるのに窓口においてある水晶玉を使ってその人の職業及びステータスを調べるようだ。
「・・・この水晶玉に手をかざすだけで良いんですね?」
「はい、それでは始めましょう。」
夜浪は水晶玉に手をかざす。すると水晶玉が光り出し、下に敷かれていた白紙のカードに焼き入れる。そして、水晶玉の光が消えた後受付嬢は下のカードを取り出し驚いた。
「えーと、カリヤ ヤナミ様ですね。えっ!?これはすごいですよっ!」
「・・・どうしましたか?」
「防御力は著しく低く魔力も平凡ですが俊敏力、その次に攻撃力が高いんですよっ!!」
「は、はあ・・・。」
どうやら受付嬢は夜浪のステータスを見て興奮しているようだった。
「それで、ほかはないのですか?」
「はいっ!ありますとも!スキルとしてあなたは最初から『変化』を習得しているのです!これなら『忍者』の職業に就くことができますよ!」
「『変化』・・・?それに『忍者』・・・?」
もしかしてエリスが渡した特典のことかと思ったが今はそのことよりも、とりあえず冒険者としてはステータスは良いものだと思っておこうと夜浪は思った。
「スキルの方はあとで自分で試すこともできますが、『忍者』になれば相手の不意を突くことや、相手の情報を集めることも可能となりますよ!どうでしょうか?」
「じゃ、じゃあ『忍者』でお願いします・・・。」
夜浪は職業として『忍者』に就くことになった。そうして冒険者登録を終えた夜浪はギルドのテーブルの椅子に腰を掛けて冒険者カードのステータスを読んでいる。
「俺が忍者・・・か。」
そう考えている時に誰かが夜浪に近づいてきた。
「・・・?」
夜浪は横を向くとそこにはいかにも魔法使いだと言わんばかりにとんがり帽子や体を覆うほどの面積の広さを持つマント、そして片手には特殊な形をした杖を持っていて左目に眼帯をした女の子が立っていた。
「・・・。」
「なんだよ?」
女の子は黙ったまま答えない。流石に黙ったままというのもどうかと思い夜浪は声を掛ける。すると、女の子はそのまま前のめりにテーブルに突っ伏してしまう。しかし、女の子は何か伝えようと口を開き小さいながら声を出していた。
「・・・さい。」
「はい・・・?」
「お腹が空いてしまい動けないので何か食べさせてください・・・。」
そう言って女の子は『チーン』の効果音がついてそうな雰囲気で再び突っ伏してしまう。だがそのあとすぐに女の子の腹から『クー』と可愛らしい音が聞こえた。
「・・・そういうことか・・・。」
夜浪はしばらく頭を抱えたが、放っては置けないので何かメニューの中から注文をすることにした。
夜浪は思った。目の前にいるこの女の子、食欲が半端じゃない。確かに500エリスを出して食事を注文したが目の前に出した。その瞬間ものすごいスピードで食事にありついた。フードファイターなのかと思った。
「ぷはー!生き返りましたー!」
「まあ、良かったんじゃない?それで、名前は?俺は夜浪っていう名前で『忍者』の職業に就いた新入りの冒険者だ。」
「あ、そうでしたね。よくぞ聞いてくれましたっ!!」
女の子は目を見開き椅子から勢いよく立ち上がり、びしっとポーズを取る。
「我が名はめぐみんっ!!最強の攻撃魔法『爆裂魔法』を極めし『アークウィザード』ですっ!!さあ、この私とパーティーを組んでくださいっ!」
「・・・。」
夜浪は再び頭を抱える。この『めぐみん』という女の子、実はアレな子じゃないかと思った。
いかがでしたか?
ギャグを意識して書かしていただきました。
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