ゲッコウガに変身する少年に祝福を!   作:ガンダムラザーニャ

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こんにちは、ガンダムラザーニャです。

最近寒くなってきましたね?自分も風邪ひかないように気を付けます。

それでは始まります。


戦闘、そしてパーティー結成

 

 

「まさか・・・ヤナミさん?」

 

忍者のようなカエルにめぐみんは問う。めぐみんの目の前に立っているカエルは口を開く。

 

「コーガッ!」

 

「・・・え?」

 

「コ、コーガッ!!」

 

「あの、すみません・・・何を言いたいのかわかりません・・・。」

 

「ゲッコーッ!?」

 

カエルは落胆してるかのような表情を見せる。まさかと思い「はい」か「いいえ」で答えられるような質問をする。

 

「もしかして、本当にヤナミさんですか?」

 

「ゲッ、コーガッ!!」

 

カエルがその質問をした時に首を縦に思い切り振る。よほど信じてもらいたかったらしい。

 

そのときに、後ろから『ズシーン』という何かおもいものが地面に座るような音が聞こえた。ジャイアントトードだった。ジャイアントトードはカエルの姿になった夜浪を食べようと口を大きく開ける。

 

「っ!?逃げてくださいっ!」

 

しかし、夜浪は逃げようとせずジャイアントトードの懐に入り込み、いつの間に出したのか水でできた小刀が両手で構え二刀流にし、ものすごい速さで切りつけジャイアントトードを吹き飛ばす。

 

そして、夜浪は地面に手を置いたと思ったら水柱を立てるように消え、他のジャイアントトードのところへ飛び、勢いに乗せてジャイアントトードを蹴りあげる。すると、近くにいたジャイアントトードに向き両手で水でできた手裏剣のようなものを作り出しそれを投げ飛ばし、ジャイアントトードを爆散させる。

 

「す、すごいです・・・!」

 

めぐみんはたった一人で大量のジャイアントトードを倒すカエルの姿をした夜浪を見て驚いていた。やがて、日が沈み始めた時にはジャイアントトードの山が出来上がっていた。夜浪はジャイアントトードを倒し終わったのを確認してから、周囲に水を纏い元の人の姿に戻る。

 

「・・・ふう。」

 

夜浪はめぐみんに近づき手を伸ばす。

 

「もう終わったけど、立てるか?」

 

「すみません、まだ立てそうにないのでおぶってください。」

 

「・・・本当に一歩も動けないのかよ。ほら、しっかり捕まれよ。」

 

夜浪はめぐみんをおんぶする。

 

「あの・・・。」

 

「・・・なんだよ?」

 

「ヤナミさんの全身、びしょ濡れでおんぶされてる私の服が濡れそうなんですが・・・。」

 

「悪いけど、その辺り我慢してくれよ・・・。どうも『変化』の都合で全身びしょ濡れになるんだから。」

 

「へくしょんっ!!」

 

「風邪ひくの早すぎるだろっ!?」

 

「嘘です。」

 

「嘘なのかよっ!?」

 

そんな感じで『アクセル』に帰る夜浪とめぐみん。話はそれっきりなく、『アクセル』に着いた。そして着いた頃にめぐみんが夜浪に声をかける。

 

「あの・・・、今日はありがとうございました。それにしてもヤナミさん、先ほど変わったカエルに『変化』していましたね。あれ、何なのですか?」

 

「あれは『ゲッコウガ』っていうやつに『変化』したんだよ。そいつは忍者のような身のこなしだし、カッコいいからだけどな。少なくともめぐみんが知らないところに出てくるやつさ。」

 

「へぇ、そうなんですか・・・。」

 

「それとな、めぐみん。さっきのクエストで見せてもらって悪いけど『爆裂魔法』は余程のことがない限り使うの止めろ。そして、他の小回りききそうな魔法を使ってくれ。」

 

「使えません。」

 

即答でめぐみんは言う。それも自分の意思を貫き通すような感じで。

 

「・・・はっ?」

 

「だから、『爆裂魔法』以外は使えないんです・・・。」

 

若干むくれた表情でめぐみんは言う。夜浪はそれに対し、ため息をはいてめぐみんを上に持ち上げ横にある川に投げ入れるように身構える。

 

「・・・あーどーしよっかなー?このままパーティー解散して川のなかにダイビングさせてやろっかなー?」

 

「ちょちょちょ待ってください!!私一歩も動けないしそんな事されたら風邪ひきますよ!」

 

「でもねー、どこかの『アークウィザード』さんがねー『爆裂魔法以外は使えません』って即諦めちゃったからさー。」

 

「だってっ!私は『爆裂魔法』が好きで『アークウィザード』になったんですよ!!たとえ、1日一発しかできなくても、その度に倒れて動けなくなっても!」

 

めぐみんは夜浪の腕を掴んで抵抗しながら叫ぶ。それを聞いていた周りの住人がひそひそと何か話をしている。それでも二人は気にしない。

 

「それでも私は『爆裂魔法』しか愛せないのですよっ!」

 

「・・・健気な子だよめぐみん。」

 

そう言って持ち上げた姿勢からめぐみんを静かに下ろす。夜浪はめぐみんの目線に合わせるように話す。

 

「じゃあ、ずっと『爆裂魔法』を使ってその度に倒れるのが良いんだな?パーティーとしてはかなり面倒だぞ?」

 

「その時は・・・その時は、ヤナミさんが助けてくださいよ、今日みたいに!」

 

めぐみんはまっすぐ両目で夜浪を見る。その瞳には確かな意志が感じられた。

 

「というか、助けてください!!一緒にパーティーを組んでください!!もう他のパーティーにも断られて散々なんです!!だから、一緒にいさせてくださいよ!」

 

「どさくさに紛れて本音言うか!?というか、それ周りからしたら愛の告白とかって勘違いされるぞ!?」

 

そんな感じで二人はわめき散らし、今ここでパーティー解散して『爆裂魔法』を使われるのもバカらしいと思った夜浪はため息をついて言う。

 

「あーわかったわかりましたずっとパーティー組むからこの話止めよう・・・ちょっとクエストの疲れもあるからな・・・。」

 

「わ、わかってくれましたか!」

 

めぐみんは目をキラキラさせて言ってから、勢いよく立ち上がる。

 

(一歩も動けなかったんじゃなかったっけ?)

 

「それでは改めて自己紹介します。我が名はめぐみん、『紅魔族』随一の『アークウィザード』にして最強の攻撃魔法『爆裂魔法』を極めし者!!」

 

「おい、何か一つ増えてんだけど?」

 

「我が『爆裂魔法』は全てを焼き払い、岩をも、くだ、く・・・。」

 

言い切る前にめぐみんは倒れる。その光景を見て夜浪は呟く。

 

「・・・無茶、しやがって・・・。とりあえず、ギルドで報酬もらってから宿探そう。」

 

夜浪はめぐみんをおんぶしてギルドの方へ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして狩谷 夜浪の異世界での始めてのクエストは完了し、めぐみんという仲間ができた。幸先は不安がいっぱいだけど。

 

 

 

 

 

 




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