魔法少年リリカル良太!?   作:高町 優希

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1話


 

 

良太「……」ケシケシ

 

 

店員「あらま?また一等かい?よく当たる子だね~」

 

 

良太「たまたま…」

 

 

店員「はい、一等の商品券だよ」

 

 

良太「ありがとう…」

 

 

良太は商店街で買い物をすると帰路についた。が…

 

 

ドンッ

 

 

良太「あぅ…」

 

 

ギンガ「あ!大丈夫!?」

 

 

良太「大丈…あ」

 

 

良太の視線の先には散乱した惣菜があった。

 

 

良太「晩御飯が…」

 

 

良太が泣きそうになると…

 

 

ギンガ「わゎ!?泣かないで!?買い直してあげるから!」

 

 

ギンガは良太と一緒にスーパーに入り直して惣菜を買ってあげた。

 

 

良太「ありがとう」

 

 

ギンガ「こっちこそごめんね?お母さんに謝っておいてね」

 

 

良太「大丈夫、お母さんいない」

 

 

ギンガ「ごめんね?お父さんに謝ってくれる?」

 

 

良太「大丈夫、お父さんいない」

 

 

ギンガ「えっと…」

 

 

良太「家族いない。だから気にしないで」

 

 

ギンガ「えぇ!?」

 

 

良太「じゃあね」

 

 

良太は袋を抱えるとトコトコ歩き出した。

 

 

ギンガ「……」

 

 

ギンガは少し気になり後をつけた。

 

 

良太「……」

 

 

良太はしばらく歩くと旧市街地に入ろうとした。

 

 

ギンガ「こら?こっから先は立ち入り禁止だよ?」

 

 

良太「さっきのお姉さん?」

 

 

ギンガが声をかけると良太は振り向き不思議そうにしていた。

 

 

良太「後、つけてきた?」

 

 

ギンガ「ごめんね?ちょっと気になって」

 

 

良太「でも、自分のお家この先」

 

 

ギンガ「この先って…」

 

 

良太「じゃあね」

 

 

ギンガ「え?あ!ちょっと!」

 

 

ギンガは慌てて追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

良太「ここ」

 

 

ギンガ「ここって」

 

 

ギンガが辿り着いたのは廃ビルの中だった。中は雨風が凌げる程度だった。

 

 

良太「えっと…はい」

 

 

良太はさっき買ったお茶をギンガに渡した。

 

 

ギンガ「え?くれるの?」

 

 

良太「初めてのお客さん、サービス」

 

 

ギンガ「…今までどうやって暮らしてたの?」

 

 

良太「宝くじを買って当たったからそのお金で暮らしてた」

 

 

ギンガ「施設に行こう?」

 

 

良太「やだ。あそこはご飯くれないし狭い」

 

 

ギンガ「え?それ本当?」

 

 

良太「うん。信じてくれなくてもいい」

 

 

ギンガ「何処の施設かわかる?」

 

 

良太「○○って所」

 

 

ギンガ「ちょっと待ってね」

 

 

ギンガは端末で管理局のデータベースにアクセスした。

 

 

ギンガ「(やっぱり、査察の対象になってる…証拠が無くて動けずにいるんだ。でもこの子の証言が有れば摘発出来る)」

 

 

ギンガは端末をしまった。

 

 

ギンガ「ねぇ、お名前教えてくれる?」

 

 

良太「良太、名字はない」

 

 

ギンガ「いくつ?」

 

 

良太「三つ」

 

 

ギンガ「大人びいてるね?」

 

 

良太「よく言われる」

 

 

ギンガ「あのね?良太君?私に保護されてくれない?」

 

 

良太「やだ」

 

 

ギンガ「どうして?」

 

 

良太「そうやって自分からお金を巻き上げる人が沢山いた。だから自分は一人がいい」

 

 

ギンガ「……」

 

 

余りの人生に言葉を無くすギンガだった。

 

 

ギンガ「絶対にお金は盗らない。だから信じて」

 

 

良太「……」

 

 

ギンガ「ダメかな?」

 

 

良太「……わかった。付いてく」

 

 

良太は荷物を纏め始めた。

 

 

ギンガ「荷物なら持って…あれ?」

 

 

ギンガが覗き込むと荷物が消えていた。

 

 

ギンガ「何処にもない…」

 

 

良太「異空間にしまった」

 

 

ギンガ「レアスキル!?」

 

 

良太「そうとも言う」

 

 

ギンガ「とにかく行こうか?」

 

 

良太「うん」

 

 

ギンガは良太を連れて局に戻って行った。

 

 

 

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