ノーライフコンティニュー   作:Tettyan

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第1話

まだ俺が地球にいた時の話だ。突拍子もない話かも知れんが地球が風邪を引いちまったたらしい。その風邪はなんというか、人間が風邪引いたとかそう言うのじゃなくてさ。ほら、人間が鬱になった時って心の風邪って言うだろ?地球がその心の風邪にかかっちまったらしい。

 

病名は地球心中症候群。笑っちまうよな、これが発症する前までは各国の政治家共が顔突き合わせて環境問題がどうとか、お前らのせいだなとかなーんにもしなくてよ。そのくせ自分らの土地の人間が増えたからって、いいモン飲み食い出来なくなるからって戦争しようって言ってたやつらがだぜ?手の平返して手を差し伸べてさ。協力して水を綺麗にしましょう、木を植えましょうってな。

まぁ、俺ら一般人も危機感が足りなさすぎたんだよ。

インターネットが蔓延り過ぎた弊害かね?風邪の病例の一つの一瞬で一本の木が真っ黒になって死ぬ動画見ても、なんもしないの。

てめぇらのすぐそこで、いつなるかも分かんねぇのにな?

そしてその症状がついに人間にも動物にも移った時、人が急に真っ黒になったのを見て、ああ本当に不味いんだなって。

全てが、全てが遅過ぎたのさ。俺ら人類は。

そして、俺も、その頃は全てがどうでもよくてさ。

なんと言うか退屈だったのさ。平凡な日常が。なんか起きないかなーって、異常で怪奇な事が起きないかなーって。

俺の目の前で人が黒くなった事があんなにスゲー他人事だったワケなくらい、何もかもどうでも良かった。

俺らのせいで地球が地上に幻滅して、死にたがってますってさ。ばっかじゃねぇの?あったりまえだろって、俺もなんもしてない癖にさ。

だからもう、俺が黒くなったって仕方ないかなとか、一瞬で死ねるなら良いかなとか思ってたワケよ。

でさ、そん時俺が高校生位の話なんだが校庭に木があってさ授業中木が真っ黒になって大騒ぎになった事があったのよ。

みんなみんな騒いでてさそれを冷めた目で見てんの。なんだよ、人だっていつか死ぬだろって。んで死んだ木を放課後触りに行くって友達に言ったら止められてさ。何があるか分からないからやめとけって。

取り敢えずは頷いてさ。結局放課後触りに行ったんだよ。

真っ黒になって葉が全部どっか行って枝しかない。艶消しで塗られたんじゃないのかって位でさ。

んで触って見た。躊躇いなんてないよ、ちょっと寄りかかってみようかな位の気軽さだったさ。触った感じは木のまんま。手に黒い粉が付くくらい。ちょっと表面の木皮を剥がして見たらゴロッともげるワケよ。それがスゲー軽くな、ちょっと手で転がしてから握って見たらクシャって割れてさ、そのまんま握って見たら黒い粉になって風邪に飛ばされてったわ。

でも期待してたのとちょっと違かった。実は俺も黒くなるんじゃないかって思ってたんだ。んでまぁ学校が専門機関に電話して次の日には木がなくなってたワケだが。もうその頃には興味なかった木がするな。

なんか話が若干それたか、まぁ結局非日常望んでた割にワクワクもせず結局非日常が日常になって今まで通り毎日が終わってったのさ。

で、地球の四分の一くらいが死んだらしくてな、今まで協力しあってた国が物資を求めて戦争するようになったのさ。

それが第三次世界大戦(WW3)。最終戦争とか、色んな名前で呼ばれてたきがする。んで大人達が徴収されて俺たちも集められたんだけど、戦争に参加した人達のほとんどが三日くらいで一気に黒くなっちゃって、まぁ相手方もおんなじでさ。

そのせいで確か、地球上の人間とか有限物資が三分の一まで減ったとかなんとか。

俺が生きてる理由か?それは…

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