PHANTASY STAR ONLINE2 the story of ours 作:爆死したくない揚げ出汁豆腐
なんで大学に行かなきゃならないのでしょう。単位取らないと死ぬからだ!
週二更新目標に頑張ります・・・
「えっと……」
ワープ装置から転送されてきた少女を見て、私は戸惑った。なぜならそこにいたのは、私よりもはるかに幼い少女だったから。少女?一歩間違えれば幼女に見え……ゲフンゲフン。
そ、それはともかく、……この子もアークスなのだろうか。ここにいるからそうなのかもしれないけど、この子は幼すぎる気がする、その、見た目的に。私は現在19歳だけど、よく成人済みに間違われることがある。自分でもそれなりにスタイルのいい方だという自覚はある。そのために日々努力もしているし。……話がそれてしまった。この子は見た目的には15、16、下手をしたらそれ以下の年齢に見える。こんな小さな子でもアークスになれるんだなぁ、と思ってしまった。
「あのー……?」
というかこの子がアークスになることができたのは試験官が幼女好きだったとしか考えられない。ロリータコンプレックス、というものらしい。あれかな、おじさんにいいことしてくれたら合格にしてあげるよ、みたいな。……何という危ない試験なのだ。これは大変だ、すぐに辞めさせないと。
「あ、あのーー!」
「えっ?」
見るとその少女が私の方を見ていた。顔を赤く染めて。……まさかとは思うけど、
「もしかして、声に出てた……?」
「は、はいぃ……」
そう言ってますます赤くなってしまった。何度目かわからない失敗をまたしてしまったようだ。治さないととは思っててもなかなかうまくいかない辛い悲しいもうだめだ。……反省(自虐)は後にして、
「え、えっと、あなたもアークス、なのよね?」
「は、はい、そうです!」
力強く答える彼女。その眼はしっかりと私のことを見ている。……なんというか女の子からこうしてじーっとみられることはないからか、ドキドキしてしまう。百合に目覚めそう。
「じーーっ……」
アークスジョークはともかく、この子はどうしてずっと私のことを見てくるのだろう。私からもじーっと見つめ返してみる。
「じーーっ」
「……ぁぅ」
照れて俯いてしまった。何この子可愛いお持ち帰り・・・はやめておこう。全国の大きいお兄さんたちから総攻撃を食らわされそうだから。
アークスジョーク(笑)はこの辺にしておいて、そろそろ本題に入ることにしよう。
「あの、あなたはどうして私のことをずっと見てるのかな……?」
「そ、それはー……」
「うん?」
「私と、ペアになってもらえないかなーって思って」
「ぺあ?」
ペア―――二人一組の総称、オスとメスを表す、時として恋人を表す場合もある。えっ、この子男の子だったの?それとも男の娘……?まさか、私に告白を!?
アークスジョーク(三回目、そろそろ飽きた)はいい加減怒られそうなのでやめるとして、ペアって何のことなんだろう。
「えっとー、さっきの通信で二人一組で行動すること、って言われたのでー……ほかの皆さんはもう行っちゃったみたいで」
聞いてないんですけど!?また聞き逃したのかなぁ……難聴になった覚えはないんだけど。
私はあとで病院に行くとして、確かに周りにいたアークスたちはいつの間にかいなくなっている。じゃあ、この子と組むしかない、かな。
「わ、私でよかったらお願いね」
「は、はいー!こちらこそよろしくお願いしますー!」
明るく屈託なく笑うこの子に聞き忘れていたことがあったのを思い出す。
「あ、あなた、名前は?」
「え、えと・・・」
彼女はしばらく口をもごもごさせていたがやがて意を決したように顔を見上げて、
「にゃ、にゃにも、です!」
これが、私と「彼女」の最初の出会いだった。