どうも、つい先日4月の27日に五歳になったばかりの九堂王魔だ。
……誕生日が
五歳という事で本来なら幼稚園か保育所に通うべき年齢だ。なのだが家の皆、特に父が過保護過ぎてリムジンで送迎して尚且つ護衛もつけるとかお馬鹿な事を言い出したのでそれなら家に居ようと思い、俺は基本家の敷地から出ないでいる。
そうなると今度は暇だからなにかやろうかなと思っていると父が「王魔、キャッチボールしないか?」と言ってきたので暇だった俺はそれに付き合うことにした。
パアァンと、そんな音を鳴らして俺の投げたボールは父の持つグローブに収まった
「おお!いい球投げるじゃないか!」
「へへっ!」
そりゃそうだ。なにせ俺には世界最強の肉体をゼウスから与えられている。
それ程の力があって碌な弾が投げれないようじゃ俺はゼウスに笑われてしまう。
「じゃあ、行くぞ!ちゃんと捕れよ~」
「うん!」
勿論捕るのも余裕だ。これでちゃんと捕れなければ俺は以下略。
あ、ちなみに俺は周りに向けてはかなりの子供口調で接している。
じゃないと面倒くさくなる予感がバリバリだからだ。
「ほれ!」
「よっ!」
父よ、下投げとは俺を舐めすぎではないか?
少し力を見せるか……
「お父さん!次は全力で投げるね!」
「おお!来い来い!お前の全力を見せてみろ!」
「うん!」
まぁ当然全力で投げるつもりはないんだが、それでも少し力を入れて投げよう。
にしても父よ、それはなんかの漫画の影響か?
「行くよ~!」
「よし!来い!」
その瞬間――――
ゴウッ!!
っという音が鳴ったかと思えば
――ドカンッ!
という音も鳴り、ふとその音がなった場所を見てみれば……
父が家の塀に埋まっていた。
「お父さん!!」
やばい!力入れ過ぎた!
「
◆
1週間後――
あの後すぐに父は近くにある病院に搬送され手術を受けることになった。
そして今、俺と母は父の見舞いに来ているのだが……
「いや~、あれは流石の私も死を覚悟したぞ!はっはっはっ!」
いや!なんでもう起きてるのこの人!?え!?どゆこと!?
確か診断結果は肋骨骨折、内臓の一部が破裂寸前、意識不明の重体で最悪助からないとか言われてて事実昨日まで回復する見込みどころか意識を取り戻すかもわからないとか言われてたじゃん!
あれか!?俺が世界最強の力持ってるからその影響で直接の親である父も強くなってんのか!?わからん!
「あら、あなた、もう起きて平気なの?」
おい母!なにナチュラルに会話始めてるんだ!
「おうよ!まだ激しい運動とかは出来ないが歩く程度なら問題ないぞ」
「そう、それはよかったわ」
嘘だろ!?昨日今日意識取り戻した人がなんでもう歩けるんだよ!母よ!気づけ!父の異常さに!
「おう、王魔。元気か?」
あんたに言われたくねえよ!
「う、うん」
「そうかそうか。所で王魔、こないだのやつが全力か?」
「違うよ」
………しまった!思わず正直に話してしまった!ま、まあ子供っぽい言葉遣いのままだったのはラッキーだ
「そっか………」
父よ、顎に手を置いて何をしてるんだ
あんたなにか考えるときはリアル『考える人』だったじゃないか
「巴、幹部全員を集めろ」
「あなた?」
「明日の正午、組の会議室で緊急会議を行う」
「わかりました」
なんだろう……すごく嫌な予感がする!
ついでに父よ!しれっと病院抜け出す宣言するな!
作者の都合により今月はここまでです。
これ以降は来月以降になります。