チートが過ぎる転生者   作:夜神零

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王魔小学生四年生

俺がこの世界に転生して10年が経ち小学四年生になった。

なんで5年もの時を素っ飛ばしたかというと、おそらく原作主人公に関係があるのではないかと思われる人物を発見したからだ。

 

その人物とは『織斑千冬』だ。

今年の町内の区画整理で俺のいる学校に転校してきた二歳下の後輩だ。

なぜ二歳下の彼女が転校してきたのを俺が知っているのかと言われれば現在俺が小学四年生にも関わらず俺がこの学校の児童会会長で、お悩み相談室という物をやっているからだ。(小学校は生徒会ではなく児童会である)

彼女の同級生曰く『極道者の様に恐いからなんとかしてください。』とのことだ。なんで小2が極道者なんて言葉知ってるんだ。

 

そしてなぜ原作に関わっていると思ったのか、その理由は勘だ!特に理由はない!しいて理由をあげるならばこんな悩み相談、普通ならあり得ないからだ。

取りあえずそれはなんとかしてみよう。極道者の相手は慣れてるしな。

 

極道者に慣れてる理由は俺の生まれた家が極道の家だったからだ。そして俺はそこの四代目だ。元々親父は俺に継がせないで親父の組長補佐に継がせるつもりだったらしいんだが、俺が五歳の時に起こった『三代目組長半殺し事件』が切っ掛けだ。偶々親父と遊んでたら力加減を間違って親父を半殺しにしてしまってな、いやあの時は焦った。

そんで親父は入院一週間で話せるまでに回復したら急に組員全員呼んでいきなり『四代目は息子に任せる』なんて言いやがってさ。

当然反感もあったわけだ。インテリ系の組員なんて『今の極道は力が強いだけじゃやっていけません。せめて中の上以上の大学を出れる程度の学がなければ』なんて言うから、流石に俺もイラッとして思わずアメリカの一般大学の入試を取り寄せて目の前で解いてみせたよ。勿論全問正解でな。

そこまでやったらなっとくしたのかいきなり目の前まで来て『我々はあなたについていきます。四代目』なんて言われてしまった。あのインテリよくある野心家じゃなくてマジで組の心配してたんだな。

その後はもう大変だったよ。あのインテリ監修の元、世界共通語の英語に始まり、スウェーデン語・ドイツ語・オランダ語・フランス語・ロシア語・イタリア語・スペイン語・中国語etc……

あらゆる国のあらゆる言語を覚えたし、日本語も古文や現代文、歴史に世界史、文系の殆どを覚えさせられた。まあ、世界最高の頭脳があったから楽勝だったんだけどな。理系系統も同様に簡単に解いていった結果学力に関しては問題なしと判断され、後は資格を取れる年齢になったらあらゆる資格を取るように言われた。

 

それから学力じゃなくて武力も勿論必要と親父の補佐の龍に言われて剣道・剣術・空手・合気・中国拳法・ボクシング・柔道・レスリングなど主要な武術を体が出来上がってくる13歳になったら叩き込むとか言われたからこれまたイラッとして1か月かけて言われた武術のビデオを全部見て全部覚えて一部再現してやった。一番難しいやつをな!それからは組の奴らにも特に何を言われる事もなく平和に暮らしてたよ。

 

児童会会長に選ばれたのは俺の家の事を知らないでいて俺自身のオーバースペックを知ってる先生や児童たちに選ばれたからだ。実際俺が会長になってから100件以上の悩み相談を解決してるし先生の判断は正解だったと言えるだろう。今を含めてあと3年やらなきゃならんのは面倒だけど。

 

大分話しは逸れたけどそれで今回の織斑千冬の件だけど、実は同じ学年での相談がもう一件あってその人物は『篠ノ之束』だ。彼女はどうやら天才過ぎて回りの人間をその辺のゴミと同じようにしか見えていないらしい。

要するに今回の相談は『とんでもないコミュ障二人をなんとかしてくれ』との事だ。

コミュ障解決の依頼は今までも解決してきたが今回は骨が折れそうだから他の仕事は他の役員に頑張ってもらって俺はこれに専念しようと思う。

という訳で早速今日の放課後から解決に動こうとしようか。その為にも……

 

「先生。採点する手を止めないでください」

 

「いや~お前に任せておけばすぐ終わるだろう?」

 

「いくら俺でも一人で学年全教科全員分の採点は昼休みが潰れます」

 

「普通は昼休みだけで学年全教科全員分の採点は終わらないんだからな……」

 

「これ以上職務怠慢するようなら校長に言って先生方の給料を下げてもらいましょうか?」

 

「待った!ちゃんとやるからそれだけはやめてくれ!」

 

「なら早くしてください。後半分ぐらいですから」

 

「もうそんなに終わってたのか……ホント…天才っているんだな…」

 

「この学校で一番解決しなければいけない問題はこの教師陣では?」

 

「酷い事言うな~…ま、それはともかく織斑と篠ノ之の事は頼んだぞ」

 

「わかってます」

 

織斑千冬と篠ノ之束

 

この二人との出会いが俺の人生を大きく変えるとは……

 

この時の俺は想像もしていなかった

 

 

 

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