なのちゃんと一緒!   作:ゼルガー

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その2

●月■日雨

 

今日も織主君がギル君に絡んできた。なのちゃん達が嫌がってるだろ。と、言ってるけどギル君はなのちゃん達とあまり話さないよ?

変なイチャモンを付けられて困ってるギル君を助けたのは暴君だった。

無表情で織主君を持ち上げ、無表情で睨みつけてから何処かに消えた。

その日、織主君を誰も見なかった。

 

 

●月▲日晴れ

 

朝起きたらなのちゃんが布団の中にいた。

またか。

昔から僕の布団に潜り込むことが多かった。いくらお隣さんで、なのちゃんの部屋が僕の部屋の窓と向かい合ってるからって、浸入するのはそろそろやめて欲しい。

でも、なのちゃんの寝顔は可愛かった。頬っぺたを触ると、うにゅーと鳴き、頭を撫でるとにゃーと鳴く。あ、鼻血が。

 

 

今日も学校に織主君は来なかった。

 

 

 

●月●日晴れ

 

近所に住むサイキョーさんが今日も不良を叱ってた。

見た目は真っ黒で顔はよく見えないけど、挨拶すると、頭を撫でてくれる優しいおじさんだ。

だから、サイキョーさんの口から出てる人の足なんか僕には見えない。見えないったら見えない!

 

 

●月●●日曇り

 

杉並君が何かをやらかして教師に追われてた。

ギル君はグロッキーだった。保護者に神父に麻婆を食わされたんだって。美味しいのになんでだろ?嫌いなのかな?

暴君に織主君を聞こうとしたけど、怖くて聞けませんでした。

 

今日も織主君はいません

 

 

●月■■日晴れ

 

テスタロッサ先輩がクラスにきた。弟のギル君の様子を見にきたらしい。

それにしてもこの先輩、見た目は僕達と全然変わりない。

本当に六年生なのだろうか?

ギル君に聞いて見たが、事実らしい。本人の前で身長はタブーだと言ってた。先輩ハリセンの餌食に僕はなりたくないから絶対に言わない。

 

 

 

●月▲●日くもり

 

朝起きたらお母さんが片目に眼帯して、意味不明の言葉を発してた。お父さんは白い目になってた。

僕のお母さんは変態だ。行動も言葉も理解できない。

ただ、マトモになる時はあるけど、両手で数えられるくらいしかない。

僕の、お父さんは苦労人で陰が薄い。

なんでお母さんと結婚したのか聞いたら、何故か泣いた。

お互いの親にハメラレタとか、既成事実とか理解できない言葉を言ってたけど、これだけはわかった。

それでもお父さんはお母さんが好きらしい。惚れてしまった弱みだと涙目に言ってた。

僕はこうならないように気を付けようと思う。

後、さり気なくなのちゃんがウチの食卓に混じってました。昔からだから気にしなかったけど、お父さんの僕を見る目がなんか異様に優しかった。いや、何で?

 

 

今日も織主君はいません

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