東方呪刀話   作:村雨 晶

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なんか長くなったので半分にして投稿。
うどんちゃんの口調はこれでいいのか分からない…。
もう半分は明日投稿します。


7話目

 

 

――迷いの竹林

 

 

「うーん、それにしてもややこしい竹林ですねえ。永遠亭への道が分からなくなってきました。いっそのこと、竹林ごと切り払いましょうか…?」

 

 

椛が物騒なことを呟きながら竹林を斬ろうとした時、彼女に弾幕が襲いかかった。

 

 

――幻朧月睨(ルナティックレッドアイズ)

 

 

だが、やはり椛が刀を振ると弾幕が掻き消える。

 

 

「それが隙間妖怪の言ってた攻撃を無効化する力ね。悪いけど、ここから先には行かせないわ」

 

 

どこからか声が響く。声はよく聞こえるのにその姿は見えない。

 

 

「こそこそ隠れて私を倒す算段ですか?たしかこういうのを「すてるす」というのでしたか…。ですが、私の前ではそんなもの、無意味ですよ」

 

 

椛が一振りすると、兎耳を付け、ブレザーを着た女性が現れる。

 

 

「!私の能力が…!相手が見えなくても無効化できるの!?」

 

 

彼女の名は「鈴仙・優曇華院・イナバ」。永遠亭で「八意永琳」の助手をしている月の兎である。

鈴仙は弾幕を張りつつも、能力を使い再び姿を隠す。

 

 

「だからそれは無意味だと言ったでしょう」

 

 

椛は刀を振り弾幕を消すと、もう一度振って鈴仙の姿を現せさせる。

鈴仙はその姿に違和感を覚える。

 

 

(…?何故私の能力を一振りで無効化しなかった?弾幕ごと無効化すれば手間が省けるのに…)

 

 

鈴仙が考えていると椛が斬りかかってくる。

 

 

「さあ、あなたもこれで終わりです!」

 

 

しかし、椛の斬撃は空を斬った。

その事実に椛は驚く。

 

 

「たしかにあの姿に斬ったはず…。…!幻覚系の能力ですか!」

 

 

「どうやら、きちんとした場所が分からないと斬れないようね。あなたは私の眼を見たときから視界を狂わされているのよ!」

 

 

「厄介な…!ですが、あなたの姿が見えなくても斬ることは出来ます!」

 

 

そう言って椛が刀を振ると、鈴仙の体が斬られる。

 

 

(…!?馬鹿な、彼女に私の姿は見えていないはず!なのに何故私を斬れるの!?)

 

 

傷の痛みに耐えながら鈴仙が混乱していると、椛が話しかけてくる。

 

 

「幻覚系の能力だと分かればあなた自身を斬ればいいだけの話ですからね。それでは、今度こそ終わりです!」

 

 

斬られることを鈴仙が覚悟したその瞬間、どこからか椛に向けて矢が放たれた。

椛がそれを払い落とすと、鈴仙を斬るのをやめ、周囲を警戒する。

すると、竹林の陰から人影が現れる。

 

 

「あなたの今までの戦い、見せてもらったわ。そして、あなたの能力も大体分かった」

 

 

「八意永琳、ですか」

 

 

矢を放ったのは、鈴仙の師匠であり、椛の次の標的である八意永琳だった

 

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