Waste meaningless worthless man   作:勇者系魔王アマッカス

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第7話

セシリアside

 

有り得ない!有り得ない!有り得ない!

 

今、セシリア・オルコットの思考はその単語のみで埋め尽くされていた

 

絶対防御とシールドを解除することによってエネルギーに余裕を持たせる

 

それは確かに可能なのだろうし、理解も出来る

しかし、実際にやれるかどうかは別なのだ

 

そもそも、ルールに記されていない理由もそんなことをする人間はいないという前提条件があるためである

 

なぜなら、誰もが競技ごとき(・・・・・)で死ぬかもしれないような馬鹿をするはずがないためである

 

しかし、現実として目の前にはその馬鹿を実行している人間がいて、ソイツは笑顔でこちらに近づいているのだ

 

私はコレで止まって欲しいという願いを込めながら、レーザーライフルの引き金を引き彼の体に掠らせるようにレーザーを放つ

 

だが彼は避ける素振りすら見せずにそのままこちらに突っ込んできた

掠った部分の皮膚はひどい火傷を負っているが、何も感じていないかのようにそのままこちらに近づき、右手で私の腕を掴んだ

 

ズガンッ!!

 

直後、装甲に覆われていない腹部に激痛が生じた

そこには彼が左手で持ったショットガンをぼぼゼロ距離で存在しており、銃口からは硝煙が燻っている

 

それから逃れようとするが腕を掴まれているため、逃げることが出来ずにそのまま撃たれ続ける

 

ブチッ、ブツ

 

銃声に紛れて何かがちぎれるような音が聞こえる

その音が何なのかは分からないが抜け出すための行動に私は出た

 

 

 

 

 

 

 

主人公side

 

 

「インターセプター!」

 

半ば叫ぶようにして、呼びたされたのはヒートブレードであり、彼女は暴れるように掴まれていない方の腕で振り回す

しかし、俺を殺さないように、重大な怪我を負わせないように、位置を選んで切りつけている

ならば、俺には問題ない切られた場所はブレードの熱で焼かれて塞がるため、失血死の心配もない

 

俺は相手により一層の恐怖を与えるために笑みを深める

それによって相手は動揺し、隙を晒す

 

俺はそのタイミングで量子領域に入っているワイヤーを展開し掴んでいる相手の腕の手首と俺の手首に巻き付ける

コレで逃げるためには相手はワイヤー切らなければならない

そしてそれは決定的な隙になる

 

 

 

 

 

セシリアside

 

彼は私が簡単に逃げられないようにお互いの手首をワイヤーで縛った

だからこそ彼は掴んでいた腕を離しもう一方の手に何かしらの武装を展開しようとしている

その隙にワイヤーを切って抜け出せれば!

 

そう思い私はワイヤーを切るためにヒートブレードを振るう

 

次の瞬間、視界から彼がいなくなり私は今日最大級の衝撃と共に意識を落とした

 

 

 

 

 

 

主人公side

 

ククク、上手くいって良かったぜ

やった事は単純だ

相手がワイヤーを切った瞬間大量のグレネードを展開し置き土産に爆発させながら離脱する

破片や爆風による身体的な損傷はするがそれだけだ

 

爆炎の中からオルコットが落下していく、それを見て勝利の確信をすると共に

 

『し、試合終了!勝者は大和くんです!』

 

放送が流れ、オルコットは地に落ちた




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