他の小説(コナンとBLEACH)にアイデアを出す為の経験値を貯めるべく新しいジャンルへ!!
という為に書いた小説です。
( ;´Д`)
目を覚ますとカーテンの間から日が差し込んでいた……。
ふかふかベッドの横にあるちょっとした台には最近買った目覚まし時計があり、足元の方には勉強机と本棚。反対側にある扉の横にはクローゼットがある。
…うむ。
転生して早十数年、
おかしなところは全くなくいつも通りだ。
強いて違うところを挙げるなら母さんがいない事だな。
……うちは母子家庭だ。
母、俺、妹の3人。
因みに母さんは昨日から出張に行ってしまい1年は帰ってこないらしい。
その母さんは変わった人で、俺をエスカレーター式の男子校に入れたがった。
まぁ頭が良いところなので将来の為と我慢したが、高校からはより頭の良い高校に俺は入学する。
そう伝えると母さんも賛成してくれた。
そして俺は共学を選んだ。
母さんは猛反対だったけどな!!
しかぁし!
俺も転生した第二の人生!!
将来の為にも青春を謳歌する為にもそこは譲れない!!
何故なら幼稚園から男子や男性職員ばかりの環境はもう耐えられないからだ!!
中学でも何度か真面目そうな男の人がうちに来て、
『学校の寮に来ないか』と言われたが、
冗談じゃない!!
寮生活してる奴ら殆ど目覚めてやがった。
しかも高校からは全寮制らしい。
いやそれこそまじで冗談じゃない。
俺を殺す気か。
……え?中学校生活?
転生というメリットを生かして成績1位を取り続ける孤高の狼的な感じかな。
…因みにぼっちではなかった。
子供の頃からの仲の奴もいたし、追っかけもいたのだ。
孤高の狼は毎日怯えてたぞ。
視線を下に動かす。
机の上には昨日勉強していた参考書があり、昨日も1日真面目に過ごしたんだなぁという達成感がある。
俺は起きる前に日課である今日までの自分を思い返す作業を始める。
今までの積み重ねを思い出し今日の糧にするのと同時に、今の自分を再認識しておかしな所がないようにするのだ。
俺の名前は天野勇希。
すくすく育って高校1年。
嬉しい事に顔はそこそこだと思う。
……いや、いいんだ。そこを曲げるなよ俺。周りの男共や家族からも言われてるし!!社交辞令なんで知らない。
それにこれは自信をつける為に言ってるんだから…。
そして性格は真面目。
……チャラい奴らに面白くないとか言われても知らん。
そもそもあいつに面白いと思われるメリットがない。
……いや切実に。チャラい奴らとつるんだりしたら一瞬で俺は死ぬ事になる。しかもヤられる側でだ。
……嫌すぎる。
せめてそういう行為は俺の前以外でして貰いたい。
因みに、
俺がそういう話が嫌いというのは友人と追っかけの間では有名らしい。
そのお陰で誰ともエロい話をした事が無かったりする。
違うよぉ〜。
そういうのは良いんだよぉ〜。
……おほん!
まぁそういうわけで、
俺は自慢じゃないけど優等生なのだ。
……よし。今日も頑張ろう。
◇◇◇
リビングに行くと、肩あたりまで綺麗な黒髪を伸ばしたクリッとした目がチャームポイントの可愛い系美少女を発見した。
中学2年の我が妹、唯だ。
……我が妹よ、なぜテレビに向かってガッツポーズをしているのだ…。
…あぁ、
星座占い?
なになに…
『今日のあなたは超ハッピー!!
男性へのアピールポイントを磨いたら輝くはず!!
いつかの為に自分磨きだ!!』
……突っ込みテェ!!
え、なにこれ?
なんで女性限定の占いをニュースでしてんの?
しかも『はず』って!!
確証なしかよ!!
それに『いつかの為に』??
今日が超ハッピーなのに今日は会えないの???
絶対当たるよこれ。
だって具体的なこと何も言ってないもん。
……なんで喜んでるんだ我が妹よ。
寧ろ切れるべきだよ。超ハッピーでこれならいつ出会えるんだ!!みたいな感じで…。
……まぁ、こういうぬけてるというか、
バカな所も可愛いんだよなぁ。
でも近所迷惑だしなぁ。
……どうする…久々にスキンシップを取るか?
……いや、確かに 昔は今みたいに騒いだ時、
抱きしめたり頭撫でたりしたら静かになったけど
……流石にこの歳でやったら逆に叫ばれそうだな。
妹も中学2年だし。
「あー、唯?声大きいよ?」
「ふおぉ!?あ、お、お兄ちゃん!!」
ふおぉって…。
唯はテレビを消したり後ろに何かを隠したりと大慌てだ。
そして漸く落ち着いたのかこっちを振り向いて、
……目を見開いた。
「お、お、お、」
「お、お、お?」
「お、お兄ちゃん!?なんて格好してるの?!」
「え?」
今の自分の格好を見てみよう。
下、ジャージ。上、白のタンクトップ。
うん。普通だ。
「普通に、見たまんまだけど……」
「そ、そうだけどそうじゃなくて!!」
「…??」
「いつもの服は!?」
「あぁ…」
妹の言ういつもの服。
それは母さんが俺に買ってくる服、
ぶっちゃけると着ぐるみパジャマだ。
子供の頃は納得してたんだが、大きくなっても変わらず文句を言った事もあった。
ジャージで寝たいと。
すると母さんは俺に3時間も着ぐるみパジャマの素晴らしさを語ってきてくれた。
なんでも寒い時は暖かく、暑い時は涼しくなる新素材な上、他にも様々な機能を詰め込んで作られた高級品らしい。
なんで無駄に高性能なの買ったし。
まぁ、結果俺が折れて着れなくなるまではこれでいくか、
と思ってたらマイマザーは何を勘違いしたか大きいサイズも買ってきた。
因みに返品は不可らしい。
俺はもう諦めた。
「母さんいないからいいかなって…」
「よくないよ!?」
「え?なんで?」
「な、なんでって……」
「……??」
「そ、その……。お、お兄ちゃんが昔からそういう事に全く興味ないのは知ってるけど、他の人は違うんだよ?」
「??そういう事って?」
「え、……あ、いや、なんていうかさ……」
「うんうん。何?」
「……えーと、えーとぉーー」
「??」
「……む、むりぃ!!言えないよぉ!!」
「え、……なにそれ、すごい気になるんだけど…。教えてくれない?」
「む、無理だよぁ。私がお母さんに殺されちゃぅ……」
「お、おぉぅ」
話したら殺されるて……。
どんだけ恐ろしい事を母としてるんだマイシスター。
「と、とにかく服!!!!」
「えーー、やだぁ」
「駄々コネないの!!」
「駄々って……。
…あ、なら唯はどうなわけ?」
そう、俺だって我が家がそういう家系なら諦めた。
……いや、まぁ普通なら、
それはそれでぐれても良いと思うが、そこは大人な俺が耐えようではないか。
しかし!!
なんと妹はジャージである!!
しかも昔は偶に上半身裸だったりもした。
それを理由に母にジャージの許可を貰いに行ったら次の日からなくなったが……。実に惜しーゲフンゲフン!!
取り敢えずそこから攻める。
「私はいいの!!」
「何それずるい」
因みにこういう事で俺の意見が家で通る事は余りない。俺は家で一番弱いのだ。
「あれ着てたら快適でいいでしょ!!」
ガリガリSAN値が削られるがな!!
「やだなぁ」
「もう、高校生なんだからそんな事言わないでよ」
寧ろ高校だからでござる。
「……あ!なら一緒に着ようよ!!」
「なぁ!?本気?!……あ、そっちじゃないか。お兄ちゃんだし」
「ん?なに?」
「なんでもないよ」
「そう?ならほら!!早く唯も着替えてきて!!」
俺だけ恥かくなんて許さねぇぜい。グヘヘ〜。
「私持ってないよ?」
なん…だと……!?
「………まじ?」
「当たり前だよ。あんな高いのそんなに買えないって。」
………俺の部屋に5着以上あるんだが…。
「……なら俺の赤ガエルかしてあげるから。おれは緑ね」
「えぇ?!お兄ちゃんの!?」
「イエス」
「………もぅ!だから言ってるじゃん!!そういうのはダメなんやだって!!」
「そういうの?……あ、兄妹でペアルックは嫌って事か……」
「いやそうじゃなくて!!!
なんていうか……〜〜っ!あぁもう!!せめて普通の格好してきて!!携帯買いに行くんでしょ!!!」
「あ、そうだった。ちょっと待っててねぇ」