夢の私立華神学園 ~ dream flower god school ~   作:リカノン

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第2話

ーーーー空田 瑠蓮、空田君だ。

「おはーー!」

すぐに男子がまとわりついていく。

「おお空田ー!」

「おはよー!」

「お前旅行班どーすんの?」

「まだわかんねぇよー」

「実は狙ってる女子いるとかー?」

「いねぇよー!」

「ぎゃははははは」

別に女子にモテているからって、試験で1位だからって、運動できるからって、ピアノがうまいからって絶対に自慢しない。それゆえ彼は男子にも人気がある。

「おーい瑠蓮ー。」

りかちゃんが声をかける。そして何かを空田君にパスする。

「それ弁当。作っといたから食べな。どーせ寝坊して買いに行く時間なかったんでしょ。」

空田君は一瞬きょとんとした顔をしていたが、

「おお!正解ー。ありがとな、頂くわー。」

にっこりして言った。

その後周りの男子に愛妻弁当だのなんだのからかわれていた。

りかちゃん…ホントに空田君と両思いじゃ…?

微妙に暗い気持ちのまま朝礼を迎える。

 

「聞いてると思うがー今日は学年旅行の班決めを行う。まぁ…事前に話し合ってる感はあるけどなー」

相変わらず担任・瀬戸先生は適当である。

「決め方は、まぁ…会長に一任する。空田、頼んだ。」

人望の厚い空田君は、全会一致で会長に推薦された。

 

「うーーっし!じゃあ、男女とか分けるのめんどくせぇし、なりたい人と集まるってことで!!」

…空田君もやっぱり適当である。そして…最も難しいやり方を提唱する!!

「基本事項だけ確認しとくと、男女3人ずつの6人組な!それだけ!うっし!決めるか!」

空田君がパンッと手を叩くと、皆立ち上がって友達と組み出した。

「おーい逢沢!」

「おうー。ユミー、ちょっと。」

逢沢君が手招きしている。

「何よー」

ユミは逢沢君の方へ行った。

 

一人ポツっと残った私は、空田君を目で探す。

………いた。ってあれ??

空田君は、教卓の上に座っているだけで…周りには誰もいない。

誰も声かけないのかな??かけられないのかな?

事実、女子達は私同様、空田君を見はするものの、数人で固まって機会を伺っている。

やはり空田君のオーラに圧倒されているのかな。

 

そんな中、そんなオーラをモノともせず近づく女子が一人。

「瑠蓮。ちょっと。」

「ん?おわっ!ちょ!?リカ!?」

空田君はリカちゃんに手を引かれて廊下へ出て行った。

 

その頃…ユミ達の方では…

「空田君が…そんなことを??」

「あぁ。ユミさえいいなら俺はすぐに実行する。」

「…ウチは…いいけど…」

「よし。じゃあやるか。」

「サユキが…どうかねぇ…」

「それは…やってみなきゃわからねぇな」

 

私、サユキは空田君が連れ出され、ユミも逢沢くんと何処かへ行ってしまうという事態に、ただ困惑してしまった。

私の旅行はどうなるの…??

 

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