ラブライブ!サンシャイン!! ~平凡な高校生に訪れた奇跡~ 作:syogo
…さあ、どーなるのか、続きをどうぞ!
「‘浦の星女学院’、女子高だよ。」
「………はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
静かな静岡……いや、内浦に(けして狙ったわけではないと釈明しておく)、俺の声が響き渡った……ような気がした。
というか、ホントに響き渡ったんじゃねぇか、ってレベルの大声を出したと思う。
それくらい、驚いた。
…いや、だって、女子高だよ!?俺、男子高校生だよ!?共学なら問題ないけど、高校名にしっかり、‘女学院’って入ってるし、完全アウトじゃん!! …いや、待て。実は俺は女だったり?
と、上半身をまさぐる。うん。特に問題ない。下は……、うん。やめとこう。千歌ちゃんの前だ。
「……えーっと、この近辺に‘うらのほし’と名のつく高校はあったり…?」
「ないよ。大体、この辺には、浦女しか高校はないもん。」
「じ、じゃあ、そこに他に男子が通ってたりは…?」
「あるわけないじゃん!女子高だもん!」
ですよねー。
思いつく限りの事を聞いてみたが…、これは…。
まずい。非常にまずい。
と、うんうん唸る俺。…畜生、どれもこれも親父が………ん?親父?
そうだ!親父に聞けばいいんだ!現代には携帯という便利なものが(以下略。
「とりあえず親父にまた電話してみる。」
と、電話をかけてみる。 プルルルルルル…ガチャ。
「おい、親父!!どーいうこ…[…これから仕事の都合によりけっこうの間電話に出れません、用のある人はピー音のあとにメッセージどーぞ……。]」
「はぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」
なぜ出ない!?つい数分前には出たじゃねえかあの親父!?
もう一度電話する。 ……駄目だ、出ない。
「お父さん、どーかしたの…?」
千歌ちゃんが聞いてくる。どーしたもこーしたもないよ。やばいよあの親父。
「……電話に出ない。留守電になってる。電話に出れないらしい。」
「ええ!?どーすんの翔君!!これじゃ学校分かんないよ!?」
「…マジでどーしよう。」
「こ、こーなったら翔君を女装させて浦女に……」
千歌ちゃんがとんでもない事を言いだしている。いや、無理だろ。一発アウトだろそれ。
と、二人で困っていると……
バラバラバラバラ………
…ん?何の音だ? …ヘリ?
と、音のする上空を見上げると、一機のヘリが。
…って、ちょっと待て。…近づいてきてないか?
…近づいてきてるな。 って危ねぇ!!!
バラバラバラバラ……
…ん?空中で止まった…?
「な、なんなんだ一体…?」
「…あ!?このヘリ、小原家のやつだ!!」
千歌ちゃんは知っているらしい。
「…お、小原家?誰だそれ?」
俺が困惑していると、ヘリのハッチが急にオープン。
中から、金髪の女の子が見える。
あの人が小原家の人だろうか…?
…て、ちょっと待て。なんかジャンプしようとしてないか?
ておい!マジで飛び降りてきやがった!あぶねぇなおい。
「チャオ!」
「「チャオ!じゃねぇ(ないよ)!」」
二人同時にツッコむ。おお、シンクロしてきたな。
「Oh~!仲がいいのねお二人さん♡」
「あ、あなたはなんなんですか!?」
なんか、内浦に来てからハチャメチャだな。まだ3時間くらいしか経ってないけど。
「えーっと、榮倉翔クンって君で合ってるかなぁ?」
「は、はい。そうですけど…。なんで知ってるんですか!?」
「だって、君、浦女に転入してくる予定の子でしょ?知ってるわよ♡」
「いや、だって俺、あなたの事知らないですよ?」
ホントに誰だこの人。だって、こんなインパクト抜群な人、会ってたら絶対忘れないと思うもん。
「あ、sorry~!自己紹介がまだだったわね!私は、小原鞠莉よ♡浦女の3年生で、新学期からの浦女の理事長になったの♡気軽にマリー、って呼んでね♡」
「あ、榮倉翔です初めまし……ってええええ!?理事長!?」」
千歌ちゃんもビックリしてる。そりゃあそうだろう、だって高校生で理事長なんて聞いたことがない。大体、理事長なんてなれるのか?高校生で?
「理事長になれるのかって?そりゃあモチロン、お金の力よ♡」
考えを読まれた。ぐあ、ていうか、お金で理事長になれちゃうのかよ。…大丈夫かな、あの学校。
「ま、私の事はどーでもいいのよ…。それより、翔クンに理事長として話があって来たの。」
急に真剣な顔つきになる鞠莉さん。…いや、というか、色々気になってしょうがないんですけど。
「浦女が女子高だって事はもう知ってるわよね?」
「ええ、まあ。さっき知りましたけどね。」
「そう。本来なら女子高に男子が入るなんて事はまずムリなんだけど…。この辺に、他に高校ってないのよ。1つも。この辺、人が少なくてね…。周りの学校もどんどん廃校になっていっちゃって…。男子高校生はこの辺には1人もいない。キミがココに来るって分かった時、かなり悩んだわ。でも、ココにしか来れる場所がないなら、ショーがないか、って、OKしちゃった♡」
「えええええ!?軽すぎません!?大丈夫なんですか!?」
「まあ?私立だし?私理事長だし?なんとでもなるわっ♡」
大丈夫か理事長。
「……でも、鞠莉さんが許可してくれてなかったら、俺、プータローだったんですね。 ありがとうございます。鞠莉さん。」
「礼には及ばないわぁ~♡そ・れ・よ・り!」
鞠莉さんが近ずいてきて、耳元でこそっと、
「今まで、彼女いなかったんでしょ?浦女でなら選び放題よ?ハーレムね♡」
「ちょっ…!」
「じゃ~ね~!バイビ~♡」
と、ヘリに戻って、飛び立って行ってしまった。
「行っちゃったね…」
「おう…」
ぽかん、とたたずむ俺と千歌ちゃん。
というか、それよりさ…
親父…俺の何をしゃべったんだよ…。
小原鞠莉、登場です。
鞠莉っぽさをだすのが難しい…。
翔を、なんとか浦女に入れることができました。
ちょっと強引な感じは許してください。
お次は、あの東京からの転校生が…!?
お楽しみに。