ラブライブ!サンシャイン!! ~平凡な高校生に訪れた奇跡~   作:syogo

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千歌により、翔の通う予定の高校が女子高と判明。
…さあ、どーなるのか、続きをどうぞ!


第3話 ~平凡な高校生の災難~

「‘浦の星女学院’、女子高だよ。」

「………はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

 

静かな静岡……いや、内浦に(けして狙ったわけではないと釈明しておく)、俺の声が響き渡った……ような気がした。

 

というか、ホントに響き渡ったんじゃねぇか、ってレベルの大声を出したと思う。

 

それくらい、驚いた。

 

…いや、だって、女子高だよ!?俺、男子高校生だよ!?共学なら問題ないけど、高校名にしっかり、‘女学院’って入ってるし、完全アウトじゃん!! …いや、待て。実は俺は女だったり?

と、上半身をまさぐる。うん。特に問題ない。下は……、うん。やめとこう。千歌ちゃんの前だ。

 

「……えーっと、この近辺に‘うらのほし’と名のつく高校はあったり…?」

「ないよ。大体、この辺には、浦女しか高校はないもん。」

「じ、じゃあ、そこに他に男子が通ってたりは…?」

「あるわけないじゃん!女子高だもん!」

 

ですよねー。

 

思いつく限りの事を聞いてみたが…、これは…。

まずい。非常にまずい。

と、うんうん唸る俺。…畜生、どれもこれも親父が………ん?親父?

そうだ!親父に聞けばいいんだ!現代には携帯という便利なものが(以下略。

 

「とりあえず親父にまた電話してみる。」

 

と、電話をかけてみる。 プルルルルルル…ガチャ。

 

「おい、親父!!どーいうこ…[…これから仕事の都合によりけっこうの間電話に出れません、用のある人はピー音のあとにメッセージどーぞ……。]」

「はぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」

 

なぜ出ない!?つい数分前には出たじゃねえかあの親父!?

もう一度電話する。 ……駄目だ、出ない。

 

「お父さん、どーかしたの…?」

 

千歌ちゃんが聞いてくる。どーしたもこーしたもないよ。やばいよあの親父。

 

「……電話に出ない。留守電になってる。電話に出れないらしい。」

「ええ!?どーすんの翔君!!これじゃ学校分かんないよ!?」

「…マジでどーしよう。」

「こ、こーなったら翔君を女装させて浦女に……」

 

千歌ちゃんがとんでもない事を言いだしている。いや、無理だろ。一発アウトだろそれ。

 

と、二人で困っていると……

 

 

 

バラバラバラバラ………

 

 

 

…ん?何の音だ? …ヘリ?

と、音のする上空を見上げると、一機のヘリが。

…って、ちょっと待て。…近づいてきてないか?

…近づいてきてるな。  って危ねぇ!!!

 

 

バラバラバラバラ……

…ん?空中で止まった…?

 

「な、なんなんだ一体…?」

「…あ!?このヘリ、小原家のやつだ!!」

 

千歌ちゃんは知っているらしい。

 

「…お、小原家?誰だそれ?」

 

俺が困惑していると、ヘリのハッチが急にオープン。

中から、金髪の女の子が見える。

あの人が小原家の人だろうか…?

…て、ちょっと待て。なんかジャンプしようとしてないか?

ておい!マジで飛び降りてきやがった!あぶねぇなおい。

 

「チャオ!」

「「チャオ!じゃねぇ(ないよ)!」」

 

二人同時にツッコむ。おお、シンクロしてきたな。

 

「Oh~!仲がいいのねお二人さん♡」

「あ、あなたはなんなんですか!?」

 

なんか、内浦に来てからハチャメチャだな。まだ3時間くらいしか経ってないけど。

 

「えーっと、榮倉翔クンって君で合ってるかなぁ?」

「は、はい。そうですけど…。なんで知ってるんですか!?」

「だって、君、浦女に転入してくる予定の子でしょ?知ってるわよ♡」

「いや、だって俺、あなたの事知らないですよ?」

 

ホントに誰だこの人。だって、こんなインパクト抜群な人、会ってたら絶対忘れないと思うもん。

 

「あ、sorry~!自己紹介がまだだったわね!私は、小原鞠莉よ♡浦女の3年生で、新学期からの浦女の理事長になったの♡気軽にマリー、って呼んでね♡」

「あ、榮倉翔です初めまし……ってええええ!?理事長!?」」

 

千歌ちゃんもビックリしてる。そりゃあそうだろう、だって高校生で理事長なんて聞いたことがない。大体、理事長なんてなれるのか?高校生で?

 

「理事長になれるのかって?そりゃあモチロン、お金の力よ♡」

 

考えを読まれた。ぐあ、ていうか、お金で理事長になれちゃうのかよ。…大丈夫かな、あの学校。

 

「ま、私の事はどーでもいいのよ…。それより、翔クンに理事長として話があって来たの。」

 

急に真剣な顔つきになる鞠莉さん。…いや、というか、色々気になってしょうがないんですけど。

 

「浦女が女子高だって事はもう知ってるわよね?」

「ええ、まあ。さっき知りましたけどね。」

「そう。本来なら女子高に男子が入るなんて事はまずムリなんだけど…。この辺に、他に高校ってないのよ。1つも。この辺、人が少なくてね…。周りの学校もどんどん廃校になっていっちゃって…。男子高校生はこの辺には1人もいない。キミがココに来るって分かった時、かなり悩んだわ。でも、ココにしか来れる場所がないなら、ショーがないか、って、OKしちゃった♡」

「えええええ!?軽すぎません!?大丈夫なんですか!?」

「まあ?私立だし?私理事長だし?なんとでもなるわっ♡」

 

大丈夫か理事長。

 

「……でも、鞠莉さんが許可してくれてなかったら、俺、プータローだったんですね。 ありがとうございます。鞠莉さん。」

「礼には及ばないわぁ~♡そ・れ・よ・り!」

 

鞠莉さんが近ずいてきて、耳元でこそっと、

 

「今まで、彼女いなかったんでしょ?浦女でなら選び放題よ?ハーレムね♡」

「ちょっ…!」

「じゃ~ね~!バイビ~♡」

 

と、ヘリに戻って、飛び立って行ってしまった。

 

「行っちゃったね…」

「おう…」

 

ぽかん、とたたずむ俺と千歌ちゃん。

というか、それよりさ…

 

 

親父…俺の何をしゃべったんだよ…。




小原鞠莉、登場です。
鞠莉っぽさをだすのが難しい…。

翔を、なんとか浦女に入れることができました。
ちょっと強引な感じは許してください。

お次は、あの東京からの転校生が…!?
お楽しみに。
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