やはり猫が可愛いのは間違っていない。   作:如月の夢

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どうも、しずねは最かわっ☆です
今回は人が多すぎ。
初めて小文字のカタカナ使いましたよ……



猫の集会は

気分転換とは、単に気分を帰ることではない。

そう、本来なら明るい気分に転換するという意味である。

ちなみに、俺にとっての明るい気分とは、

小町とごろごろしているか、

小町の作った飯を食べている時か、

マッ缶を飲んでいる時である。

え?戸塚?あれはドキドキするから違うぞ。

 

 

つまり、何が言いたいかというと。

 

 

「受験シーズンにおける、ストレス解消及び気分転換のために、BBQを行うぞ!」

と、若返ったかのような平塚先生を見ているのは、何故か辛い。

本当、誰かもらってあげて……

 

 

「ではそうだな、男女3,3の六人組なんかでどうだ!」

ほらな?俺にとっての気分転換にならないだろ?

まぁ、こういう時は、人数が空いているグループに、

うわ、ヒキタニくんしかいねぇ最悪。

とか思われながらお情で参加するんですよね。

とそんなことを考えていると。

「はちまーん!」

天使が降臨した。

「どうした戸塚?」

「も、もしも、3人組決まってないなら、い、一緒にどう?」

「よし、そのまま結婚しよう……」

「も、もう!からかわないでよ!」

可愛い……は!いかん。

「あと1人はどうs「比企谷、」……なんだよ葉山、今は来るな、戸塚を拝んでいる。」

「はは、そんなことより、1人分枠余ってないか?」

「そんなことってなんだ、まぁ余ってるが、それが?」

「入れてくれないか?」

……は?

「は?」

あ、声に出ちゃったよ……

「いやー、それがさ。」

と言って後方を見る葉山。

つられて視線を動かすと、既に葉山を抜いたトップカースで3人組まれていた、ふむ、なるほど。

「なるほどね……ハブられたのか。」

「どうしてそんなに、嬉しそうにいうんだ…」

「当たり前だろ。」

「当たり前なのか、まぁいい。比企谷も、俺がいなかったら、グループメンバー足りなかっただろ?」

ニタァと笑ってみせる葉山、と言うか。

「普通に比企谷って呼んでるぞ?」

「まぁ、戸塚くんしか聞いていないし。」

「使い分けるとは、いい身分ですね。」

「まぁまぁ、八幡落ち着いて。」

「よし、落ち着いた。」

「早い!?」

いや、戸塚に言われたら、聞くべきだろ。

「だがなぁ、お前が入ると問題があるんだ。」

「「問題?」」

「葉山目当ての女子が来る、そんでメンバーの俺を見る、一瞬落胆し、ヒキタニくんの面倒を見る葉山くんカッコイイが始まる。あぁ、すごく面倒だ」

「「はは……」」

うん、決まっているよな。決定事項とでも言っていい。

「まぁ、極力俺は目立たないようn「ひーくん!」

突然の声に驚くも、この呼び方をする人間を、俺は一人しか知らないわけで……

「なんだよ前川、静かにしろ、目立つ」

「ご、ごめん、そのさ?女の子のグループって決まってる?」

「決まってねーけど?」

「なら一緒に行こうよ!」

「そういうのは葉山に言え、俺は知らん。」

「もちろんいいよ!」

「やった!」

嬉しそうですね、そんなに葉山と一緒がよかったのか。

後ろのよく知らん二人の女子も嬉しそうだ。

余計肩身狭くなったな……

 

 

 

 

「概ね、グループは出来たようだな。今回のBBQだが、飲み物と食器類は持参だ、各自持ってくるのもよし、話し合いでまとめるのもありだ。」

と、なると話し合いで決めるわけだが……

「どうする?」

やはり、こういう時に口火を着るのは葉山だ、いいぞそのままやれ、そして俺のは何もやらない。

「んー、そうだな」

前川は、少し考える素振りをしたあと。

「よし!食器類…紙皿、紙コップ、割り箸は私たちが用意するよ!」

と元気よく言ってみせた。

後ろ二人と、仲良くお買い物ですかね……

「だから、今週末、空けといてね。ひーくん!」

………………は?

「は?」

またもや、口に出しちまった……

「いや、なんで俺なんだよ、葉山といけよ。」

「え……ダメなの?」

そんなに、目をうるうるされても困る。

エ、マエカワサン、ホンキナノ?

ほら、取り巻きもなんかいってるし。

でも泣かれても困る。

「はぁ、分かったよ。」

「やった!」

なんで、今日一の笑顔なんですかね、勘違いするんだけど。

 

それから、少し経ち、SHRを終え、部室へ向かおうと立つと、ちょこちょこと近づいてくるもの、というか前川。

 

「ね、ねぇー、ひーくん」

「あ?」

「連絡先……」

「あー、ほらよ」

とスマホを放る。

慌ててキャッチする前川は、驚きながらも操作していくと、突然顔を伏せるが、そのまま操作を続け、

はい、と手渡してくる。

よく分からんが、少し不機嫌だ。

「どうした?」

「!……何でもないよ。それより、絶対返信はすること!分かった?」

「は、はい。」

そうして、連絡のやりとりは終わり、帰宅した。

後日連絡先を見られた時に、小町にニヤニヤされたのは別の話。

何故だ……

 

 

 

sideみく

ひーくんの連絡帳、殆ど女の子しかいなかった……

由比ヶ浜さん、雪ノ下さん、一色さん、それに川崎さん。

ひーくんって何者……

驚きと一緒によくわからない感情が湧いてくる。

すこしだけ、ムッとする気持ち。

なんでだろう。

まぁいいや!お買い物一緒に行って。

他になにかしようかな?

服は何にしようかな!メガネは必須でしょ?

んー、

あ!メガネ、ひーくんに掛けてみようかな。

 

 

 

その少しの興味が彼の立場を変えるものとは知らずにいた。




はい、ありがとうございました。
お付き合いありがとうございます。
みくにゃん、いいっすねぇ。
ぶっちゃけ、前川要素0に近いから、誰お前状態ですよね。
次回あたりは意識したい……

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