やはり猫が可愛いのは間違っていない。   作:如月の夢

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どうも、不定期更新なんとかしろ
と自分でも思う作者
しずねは最かわっ☆です
今回はオリキャラが攻めますかね。


猫のアピールは

"食事"それは生きてく上で大切なものの一つである。

そんな、食事についてだが2つのパターンがある。

ひとつ目は、静かな食事。

人数の問題ではなく、黙々と食べる、と言うもの。

家庭によっては、食事中は、私語を禁止しているのかもしれない。

ふたつ目は、賑やかな食事。

家族間良く、全員が食卓に揃う家庭にあるパターンだ。

学生同士での食事などは基本こっちだろう。

ちなみに、俺は静かな方である。

小町とふたりきりで食うので、基本的に騒がしくはならない。

 

ともかく、毎度のことながら、序盤から意味がわからないことを言ったが、今回も、訳がある

結論から言おう。

 

BBQって、騒がしいし、俺何してればいいの?

 

今現在の状況を説明しよう。

既に全ての班の火はついている。

まぁ、平塚先生がワイルドにサラダ油をぶっかけて行くからなんだがな。

カッコイイけど、良い子は真似しないように。

 

そして、各班野菜を並べたりしている。

俺の班はというと、基本的に男子は見てろ、という態度でいる。

まぁ、葉山に女子力アピールするつもりなんだろう。

まぁ、もともと、働かない主義である俺にとっては、この上ない待遇なのだが。

食事にありつけないのは、さすがにきつい。

どうしようかと思っていたが、前川がいる事もあり、全く無いなんてことは無いだろう。

ないよな?……

 

 

天気がいい為、空を見ていれば大抵の時間は過ぎていく。

と思いたかったが、焼かれた野菜、肉などから漂う臭いに、空腹が刺激される。

どうなったものかと、女子の方を伺うと、どうやら出来てきたらしく、せっせと皿に盛っている。

そして、とことこ、なんて効果音が似合うかのように前川が来る。

「はい、ひーくんの分」

「いいのか?」

「なんで不思議がるのにゃ……」

その顔は完全に呆れてる顔ですね。

「まぁ、なんだ、ありがとう。」

例を言い、受け取ったものを食べる。

美味かった、嬉しかった。

きっと、そんな感情が入れ混ざったのだろう。

次の瞬間には、とんでもないことを口にしていた。

「うまい。毎朝作ってくれ。」

「にゃ!にゃにを言ってるの!?」

顔を真っ赤にさせて怒っている前川を見て、

俺なんかに言われても嫌だよな、と謝る俺。

何故か班のメンバー全員から、ため息をつかれた。

解せぬ。

 

 

そんな事をしながらも、着実に箸は進む。

皿が空になりそうな頃、何故かわからんが、前川の取り巻きが来た。

 

まぁ、戸塚の命令により、男3人で食っているため、恐らく葉山に用があるのだろう。

ただ、おかわりは欲しいため、前川に頼もうと席を立とうとする。

しかし、彼女は葉山でなく俺の方を見て、

「ディセi……ひ、比企谷さ…比企谷くん!」

と、顔を赤くさせながら、迫ってくる。

だせぇ、って言いかけなかったか?

メガネがダメなのか、俺がダメなのか……

俺ですねわかります。

「一回落ち着け、な?大丈夫か?」

「あ、あの、えっと、その」

「良いから、一旦深呼吸しろ、ほら、吸って、吐いて」

それに沿って、すーはー、と深呼吸する。

大分落ち着いたようだ。

「んで?何のようだ?」

「そ、その、食べ物の追加を……」

「え?」

え?……って先に口に出てるよ……

「め、迷惑だったのかな…」

 

 

突然だが、名前も知らない彼女、その容姿、見た目は小町に似ている。

具体的に言うと、髪の毛の長さ以外は基本似ている。

つまり、

 

 

「いや、そんなことは無い、ありがとうな。」

「/////」

気づいたら、小町対応スキルが暴発し、お礼を言いながら頭を撫でていた。

あ、社会的に終わった……

「でぃ、ディセイバーに、あ、頭撫でられてる。えへ、えへへ。」

彼女は顔を伏せたまま、ブツブツ言っている。

呪われてるんですよね、知ってますよ。

「す、すまん!あ、あの、アレがアレでだな」

と、理由になって無い事を繰り返す俺。

手を離した時に、あ、って寂しそうな顔をしたのは、気のせい。

「き、きちんと食べないと、ゆ、許さないから!責任取れぇえ!」

と、叫びながら前川たちのところへ戻っていく。

 

 

「葉山、俺は学校に行くのやめる」

「比企谷、早まるな、いろんな意味で」

「たはは…」

 

 

sideみく

ひーくんにおかわり持っていこうとしたところを、琴音ちゃんに見つかり、

「今度は私の番!」

と、勝手に持って言ってしまった。

私の仕事なのに……

 

そして、その数分後、私たちの元に戻ってきたのは、乙女がそんな顔をしていいのか?ってほどの、緩みきった顔であった。

「えへ、えへへ、うへへ」

と言いながら、頭を抑えている彼女。ダメだ気になる。

「琴音ちゃん、何かあったの?」

と理沙ちゃんが聞いてくれた、ナイス!

「えへ?聞いちゃう?前川殿も気になる?えへ」

「気になるに決まってるにゃ!」

「聞いて驚け!」

とない胸を張る琴音ちゃん

「あの、ディセイバー殿に頭を撫でて貰ったのだ!」

「「な、なんだって!」」

「って理沙ちゃんまで!?」

「ノリだよ、ノリ」

 

 

side八幡

多少の混乱はあったものの、無事片付けまで終わり、帰りのバスへ乗り込む。

先に乗った前川が、俺の隣ではない席に行ったので、帰りは1人かと思ったが、何故か前川がうかない顔をしていた気がする。

 

ひとりは楽だと思い、窓によさりかかり寝る体勢をとる。

そのまま睡魔に従い、眠りについた。

 

数分後、バスの揺れに伴い、ガラス窓に頭を打ち付け、目が覚める。

これ本当に痛いよな。

しかし、その痛みより気になることが。

隣に人の体温を感じる、戸塚、戸塚だな!

と振り返ってみると、あの小町に似ている女の子が抱き着いて寝ていた。

何でこんなに懐かれてんの……

とは言えまだ春先、前の人が窓を開けているためか、少し寒そうだ。

「しょうがねーな」

小町に似ているから、そう、妹に似ているから。

と訳の分からない言い訳をしながら、来ていた制服を被せる。

文句言われねーかな、大丈夫なはず、だよな?

にしてもこの風、気持ちいな…

気づいたら視界は暗転していた。

 

「ねぇ、ねぇ起きて。」

と肩を揺らされて目を覚ましてみれば、既に見慣れた町並みに変わっていた。

そろそろ着くのだろう。

大きく伸びをして、こった体を解していると、制服を貸していたことを思い出した。

「なぁ、俺の制h……」

よし、落ち着け、確かに俺は貸した、だから、こいつがどう扱おうと、破ったりしなければ問題ない。

そう、たとえ着ていたとしても……

「あ、これ?比企谷殿のだったな。」

「なんで着てんの……」

「い、嫌だったのか、そうだよな……」

「いや、妹に似てるから大丈夫だ」

「そんな理由、初めて聴いたぞ…まぁ、もう少しだけ貸してはくれまいか?」

「捨てんなよ?」

「私をなんだと持っている!?」

「しらん」

「そう言えば比企谷殿には名を言っていなかったな。」

「お、おう、」

なんだろう、薄々気付いていたが、知り合いに似たようなのが……

「我が名は水を司りし者、霧谷琴音!」

「あぁ、そういうのお腹いっぱいだわ」

「あう…」

「悪かった、泣くな?な?」

そう言って頭を撫でる。

「/////」

どうやら落ち着いたらしい、嫌がりはしないんだな。

 

 

そんな事をしながらも時間は進み、

学校に無事到着、解散も終えた。

何故か、もの寂しそうに制服を返してきた霧谷には首をかしげたが、ほかの班員はため息を付いていた。

え?俺が悪いの?

 

 

「たでーまー」

「おかえりー」

リビングにいたらしい小町が出てくる。

あぁ、本物最高、可愛い、可愛い。

「どしたのお兄ちゃん、キモいよ?」

「うっせ」

「はいはい、制服匂い着いちゃうから、早く貸して。」

「おう、すまねぇーな、小町さんや」

「それは言わない約束ですよ」

くだらないやり取りをしながら制服を渡す。

すると小町が突然

「女の臭いがする」

え、何小町さん、いつからヤンデレを?

「嗅いだことのない……」

何故だろう、まだまだ疲れる気がしてきた。

「お兄ちゃん、小町聞きたいことがあるなぁ」

二コォっと笑う妹は天使ではなく、小悪魔だった




キャラが安定しない……
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豆腐メンタルですが(死亡フラグ)

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